長生きの秘訣 どうやらそれは食い意地らしい | 八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(丘の公園清里ゴルフコースより北岳、甲斐駒ヶ岳を望む)

 

 この日のゴルフの相方は私の交友関係で最高齢を誇る御年84歳のAさん。

 

 朝7:40にスタートして10時には昼メシ休憩とあいなった。

「まだ腹減ってないよ。こんな時間に食えないよ~」とブツクサ言いながら、ツマミバイキングの肉じゃがやらサラダやらをやっつけたAさんはさらに冷麺をペロリと平らげた。

 

  

(撮影協力はいつもお世話になっているジャニスさん)

 

(すごい勢いで冷麺を平らげていく様子はまさにケダモノ プレー中よりさらにパワーアップしているから恐ろしい)

 

(私は定番のアゴ出汁つけ麺 残念ながらケダモノ度はAさんより劣る)

 

 すべった転んだしながら私は45・52の97、Aさんは54・53の107でホールアウト。年齢を考えればAさんの方がお上手なのは明らかだ。

 

 ひと風呂浴びてからAさんをご自宅に送り届けた。

「たまには飲みいこうよ」

「いいですね~。いっそ今夜『心粋』に行きましょうか」

「そうしよう。じゃあ1700に家まで迎えにいってあげる(←Aさんは帰りは歩き、翌朝散歩がてらクルマをとりにいくのがルーティン)」

 

 84歳ということはよく考えてみると私が生まれた時にAさんはもう17歳だったことになる。そんな大先輩がクルマで迎えに来てくれるというのだから有難い限り。

 

 開店と同時にAさんご夫妻と「心粋」へ。

 

 

(つきだし代わりにまずは鉄板焼餃子から)

 

 「似たもの夫婦」というが、お二人ともよく飲み、よく食い、よく笑う。

 串入れに放り込まれていく焼き鳥の串の本数が半端ではない。

 

 3時間ほど飲んで食ってしゃべり散らかしたところでお開きに。今宵のシメは心粋の新メニューカレーうどん。

「2人前頼んで3人で分けましょうか」

「いや、オレはもう食わないから」

 

(ブツブツと沸騰しているのでいきなり食うのは極めて危険な食い物)

 

 どれどれ、とホンの少し味見してその後はおとなしくしていたAさんだが、ふと見ると奥様と私が与太話をしている間隙をついて小鉢に大量のうどんを移しているではないか。

「あ、この野郎勝手に食ってやがる!」

「いや、ゆるふわさんがあんまり旨そうに食うからさ、つられちゃったんだよ~」

 奥様によると「食わない食わない」といいながら周囲の目を盗んでガツガツ食うのはAさんのいつもの手口らしい。あなおそろし。

 

 「人は食欲があるうちは大丈夫」というが、この分ではAさんが健康裡に米寿を迎え、そして白寿を迎えるのはそう難しいことではなさそうだ。

 

(食い意地の殿堂)