(蕪(かぶら)の桜並木から甲斐駒ヶ岳を望む)
昨年6月にようやく定年退職を迎えたブログ友にして飲みトモの nobu さん。
せっかく桜に囲まれた別荘をお持ちだというのにお気の毒にこれまで桜をロクに見たことがなかったそうな。
そんなわけで一緒に桜の穴場巡りをしましょう、ということにあいなった。
運転手はキミだ お客は僕だ
バスというより こりゃタクシーだ
出発進行~
nobuさんの運転でまず向かったのは谷戸城址(標高850m)である。
谷戸城は甲斐源氏の祖源清光(逸見清光)が12世紀に築城したもので、その後甲斐武田家の本拠が若神子(須玉)、躑躅ヶ崎(甲府)に移転する過程で16世紀には廃城となったらしい。
今でも残る土塁の周辺には400本のソメイヨシノ、枝垂れ桜が咲いている。
(今が満開 枝垂れ桜の下には花見客がちらほら)
ここの桜のよいところはヒト気が少ないこと、八ヶ岳がきれいに見えること、それから「ひまわり市場」に近いので食い物の調達が楽チンなこと。
(運転しない方はビールをどうぞ)
(北に八ヶ岳を望む)
続いて向かったのは北の杜カントリーの隣 蕪(かぶら)の桜並木(標高750m)。
ここは nobu さんの別荘から徒歩圏なのだが、わざわざクルマを飛ばして遠路私を迎えにきてくださった。
ああ、ありがたやブログ友。
(50本のソメイヨシノが道路沿い(私有地)に並んでいる)
ここのよいところはヒト気が少ないことと、富士山、八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳をバックに桜を撮影できる絶好のロケーションにあることだ。ただしこの日は前日に地元のテレビで紹介されたとのことで、クルマが10台ほど並んでいた。
(八ヶ岳を望む 13歳のラブちゃん(名前忘れた)もお花見中)
蕪は標高が比較的低いこともあっておりからの南風に物狂おしいほどの花吹雪だった。
この様子ではおそらくここ数日で葉桜になってしまうから、花見に行くなら今日(=ブログ投稿日)、明日が最後のチャンスになりそうだ。
(しづ心なく花のちるらむ)
花見を終えればあとは「花よりだんご」、二人は「パノラマの湯」でひと風呂浴び(←nobuさんだけ)、私のいきつけ「心粋」へ。
nobuさんとはこれまで何回も酒をご一緒させていただいているが、八ヶ岳南麓で飲むのは初めてのこと。
(この後二人がどこに泊まったかは言わぬが花)
桜巡りと旨い酒。
楽しい1日となった。