定年退職の記念品はなにがいい? | 八ヶ岳ゆるふわ日記

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八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(大相撲春場所横綱照ノ富士は腰痛のため途中休場 

引退が旦夕に迫る中、はたして照ノ富士は師匠の伊勢ヶ濱親方が定年(=65歳 以降も5年間に限り協会嘱託として年寄株を保有できるが部屋持ち親方にはなれない)を迎える再来年までに年寄株を手に入れられるのだろうか)

 

 この3月末に全国100万人のサラリーマン諸氏が定年退職(+雇用延長終了)を迎える。

 長いことお勤めごくろうさまでした。

 定年からもうすぐ満6年になる私だが、朝のニュースで「中央線運転見合わせ」なんてのを見るといまだに胸が疼く。立ち往生した電車の中にはトイレを我慢して苦悶する同胞が少なからずいるに違いないのだ。

 

 そんな中のお一人ゴルフ友のAさんが晴れて定年退職を迎えることになった。

「3月末で定年退職です」

「長いことお疲れさまでした。60歳になられたのですね」

「いえ、65歳です」

 八ヶ岳南麓住民は概して若く見えるのだがAさんもその一人。パッと見にはせいぜい50代半ばにしか見えない。

 

 お祝いの記念品をお渡ししたいが、なにがいいだろう。

 会社の同僚一同で渡す記念品と違って個人で渡す場合には予算的な制約もあるし、お返しだなんだ気を遣わせない金額としては3000円前後で選ぶのがよいだろう。

 また、こういう時は自分のカネで買うことがなさそうなものを贈るのがよい。実用的ではあるがちょっと贅沢なもの、使い道がものすごく限定されているもの等々。

 

 男性の場合「もらいたくないもの」の筆頭が花である。はっきり言ってこれは有難迷惑だ。

(定年前に「花は受け取りません」宣言をしたっけ)

 

 酒とか酒器も定年退職祝いの定番だが、一応酒断ちをしているAさんに贈るのはいささか塩梅が悪い。他の食い物は「記念品」的なテイストが薄くてイマイチだ。

 

 そうなるとAさんの唯一の(かどうか分からないが)趣味であるゴルフ関連グッズがよいだろう。ところがいざ探してみると、適当な品はそうそう見つからない。

 ポロシャツなんかは値が嵩むし、趣味に合うかどうかリスクがある。

 距離を測る望遠鏡は喜んでもらえそうだが予算をはるかにオーバーしてしまう。

 ボールはだめ。どうせすぐ失くすんだから彼奴にはロストボールで十分。

 

 う~む。

 結局ゴルフグッズで選ぶのは断念した。

 そうだ、と思いついたのはAさんが好きなブランドから適当な品を選ぶこと。

 たしか PEARLY GATES のなんかを持ってたはず、というので調べてみるとよさそうなものがみつかった。

 

  ゴルフ模様のパンツである。値段はちょうど3000円。 

 

 

(パンツとしては高いが贈り物としては適当な値段)

 

 Aさんがこれを穿いてラウンドするところを想像するとちょっと笑えるが、普段使いにしなくても勝負パンツ(まあ入院の時とかだな)にしてもらえればよい。

 

 お渡しするのは定年退職1日前、3月最後の土曜日。

 パンツを受け取ったAさんがどんな顔をするか、今から楽しみだ。