ホームカラオケついに復活する | 八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

 

 ニンテンドーWIIの代替機として昨年(2023年)6月にニンテンドースイッチを買ったのはいいが、その後長らくカラオケを楽しむことはなかった。

 原因はスイッチの仕組みがよく理解できないことにつきる。5つのパーツに分かれているのだが、その役割の違いやら着脱の仕方が分からない。

 

「一度娘と一緒に見てみましょう」

 助け舟を出してくれたのは「ゴルフはしないが反省だけは欠かさない」という我が反省会メンバーの常連Aさん。

 

 我が家に来るなり、挨拶もそこそこにお嬢さんは組み立て作業にとりかかった。

 

(娘の作業をじっと見守る父 競輪場ですっからかんになったおじさんのようなAさん)

 

 野次馬でかけつけた反省会メンバーBさん、Cさんが見つめる中、およそ30分でカラオケの画面が立ち上がった。

 

(「ヨ、久しぶり」大向こうから声がかかった)

 

 てきぱきてきぱき、お嬢さんの周囲だけ時間の流れが違うようだ。

 スマホのアプリ設定(←スマホから曲を予約できる)から課金までぜ~んぶお嬢さん任せである。

「てきぱきてきぱき、課金方法はどうしますか」

「クレジットカードでお願いします」

「では、ここにカード番号を入力してください」

「それもお願いします。はい、これ」

「・・・。利用券どうしますか。3時間、1日、1か月、90日間があります」

「5000日がいいんですが」

「・・・。じゃあ90日にしておきます」

「でもなあ、90日経ったらなあ、できなくなっちゃうしなあ」

「安心してください。その時は私がまた伺います」

 

 あ~ありがたや、飲みトモのお嬢さん。

 

 その後「どれどれちょっとテストしてみよう」とAさんがこけら落としに「ロビンソン」を歌ったのはシャクにさわったが、高齢者4人の飲みにお嬢さんもちょっとだけ加わってくれて楽しい時間を過ごした。

「大学では何を専攻していたんですか」

「技術です」

「あ~、それで技術に強いんだ」

「いえ、びじゅつです。美術」

 現代の若者は理科系であれ文科系であれ、この程度のことは簡単にできるらしい。

 

 その後お嬢さんにお礼に蓬莱の豚まん4個(←知人が大阪の娘さんから送ってもらったものをお裾分けでもらい、それを横流し)を差し上げて、残りの4人はウダウダと酒を飲み続けた。皆さん歌いたいオーラムンムンだが、今宵はおあずけ。

 

 翌日は朝からカラオケ操作に没頭した。

 スイッチの操作には不慣れではあるが、中身は以前のカラオケJOYSOUNDと同じだからそれほど難しくはない。

 まずはかつての「ゆるふわさん」に代わり、新たなアバター「ゆるさん」をこしらえた。

 

 

(リアルだが得体のしれない「カラオケ画面モード」より)

 

(ゆるさんが歌うこっちのモードの方が楽しめる あまり似てないけど)

 

 スイッチ版カラオケは実に快適である。

 曲の始まりには臨場感あふれる拍手が入るようになり、音質もWiiよりよくなった。採点機能も充実した(私は使わないが)。ニンテンドーWiiが発売されたのが2007年、スイッチは2017年、10年間の技術進歩のなせる業だろう。

 

 長かったトンネルを抜け、光に満ちた地上へ。私の啓蟄だ。

 

 心配事がひとつだけ。

 ニンテンドーはスイッチの後継機を2025年に出すとのこと。

 そうなるとスイッチのカラオケサービスが終了するのはおそらく2032年頃。私は75歳の後期高齢者になっていて、5000日のカウントダウンも残りあと1800日。

 

 その頃まだ存命でカラオケを楽しむ気力体力が残っているとしたら、新しいゲーム機のセッティングを誰にお願いすればいいのだろう。