「馬咲心(バサラ)ホースガーデン」行ってみよう! | 八ヶ岳ゆるふわ日記

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八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(9月25日朝6時の気温は9.5℃ もう冬だよこりゃ)

 

 八ヶ岳南麓大泉の地に新たに開業する「馬咲心(バサラ)ホースガーデン」のオープンセレモニーに行ってきた。

 

 開場は正午ちょうど。

 この時間の出処進退は難しい。

 私の推測では散歩トモのAさん含め近隣住民で無料招待券をもらった方が100人、ガーデン関係者が200人、無料招待券はもらっていないが物見高い住民(私だ)がどれどれとばかり100人、都合400人が会場に集まることになる。

 おそらくこれらの殆どの方は腹を減らしてキッチンカーのカレーやらイタリアンに殺到するはずだ。仮にそれぞれ200人ずつ行列ができたとして一人あたり30秒で食い物が出てきたとしても

待ち時間は最大2時間になってしまう。

 

 こんな阿鼻叫喚にまきこまれるのは愚の骨頂。

 行列が短くなるであろう1300頃に行ってみよう、と決めたのだが、「売り切れになったらどうするんじゃい」という新たな不安が脳裏をよぎり、結局1230という中途半端な時間に会場を訪れた。

 

(雨が降り出しそうなちょっとあやしい雲行き)

 

 予想と違って広い会場にはお客さんがちらほら。

 待ち時間ゼロでお目当てのジビエカレー(900円)を食うことができた。

 

(店長(というのだろうか)の厚意で大盛りに 須玉産鹿肉がたっぷり)

 

(キッチンカー専業で店舗は持っていないよし またどこかで食いたいものだ)

 

 ラウンジを覗くとアルコールを販売していた。

 さっそく「赤しそのモヒート」というヤツを注文した。

 

(まあ見た目どおりのイロモノだな)

 

 ラウンジも簡素な造りでレストランという感じではない。

「乗馬も観光客も」路線の小淵沢「トレカバロ」なんかと違って、どうやらここは純粋な乗馬クラブを志向しているらしい。

 

 そうこうするうちに散歩トモAさんとそのご一行に出くわした。

「皆さんお目当てはカレーですか」 

「いや、家で食べてきた」

 う~む、そういう人が多いのか。

 

 これも目をつけていたどら焼きを3個買って6人で分けて食うことに。

 

(こちらも無店舗の喫茶「夜明け」 バスケットの中に・・・)

 

   

(手作りの巨大どら焼きが)

 

 どら焼きを食いながらベンチに座って雑談開始。

 こうなると乗馬クラブもクソもなく、ただの老人クラブの集まりだ。

「しかしこれカネ払って入場する人いるのかね」

「そうですねえ(オレだよ、オレ)」

 

(喉が渇いたのでコーヒーを こちらも普段は豆売りだけやっているとのこと)

 

 やがてこの日の出し物のトップ、タヒチアンダンスが始まると陽だまりの猫と化していたAさんたちの目はやおら煌煌と輝きだしてステージに釘付けとなった。

 

(雲が異空間への入り口のような妖しい雰囲気を醸している)

 

 ズンドコドンドンズンドコドンドン・・・

 激しいダンスと野太いビートが私を異世界へと誘う。いつしか法悦とともに天に召されていくかのような幻覚に襲われた。

 

(こんな感じ ラファエロ「キリストの変容」(1520)バチカン美術館蔵)

 

 ふと我に帰ると舞台はすでに終わっていた。

 ご一行はよだれを垂らしながら恍惚境をさまよっている様子。

 せっかくだからダンサーの方にお願いして記念写真撮りましょう、ということに。こういう雑用は当然ながら最年少の私の役割だ。

 

(皆さんのうれしそうな表情をお見せしたいところ ダンサーの方は普段は茅野でスクールをやっているとのこと)

 

 入場料1000円はともかく、ジビエカレーを食い、Aさんとそのお仲間との交流も楽しんで「日々是好日」となった午後であった。