(昨年12月17日以来約1か月ぶりの雨模様)
朝の恒例ウォーキングだが、ここんところ誰とも出くわさない。
冬になって八ヶ岳南麓の人口が減っていることも一因だが、最大の理由は皆さんのウォーキングの出発時刻が同じ時間帯に集中していることにある、と睨んでいる。
夏場だと、
日の出と同時つまり朝5時頃からウォーキングに出発して帰ってから朝メシを食う方、
朝メシを食ってから7時頃出発しNHKの朝ドラまでに帰ってくる方、
朝ドラや羽鳥慎一モーニングショーを見ながらメシを食って8時過ぎに出発する方、
と、スタート時刻は千差万別。
ところがこれが冬になると、例えば1月15日のアメダス大泉の日の出時刻は6:55だからウォーキングの出発時刻はおしなべて朝7時以降となるわけだ。
「ウォーキング時間帯が重なれば誰かと出くわす確率も高くなるのでは」というのは失礼ながらシロウトさんというもの。
八ヶ岳南麓のウォーキングでは皆さん必ず北へ向かって歩き出す。つまりまずは登り道を進んで、疲れたところで引き返すわけだ。
そうなると同じような時間帯に皆さん一斉に北へ向かうわけだからすれ違う、ということがほとんど生じないのである。歩く速度など目クソ鼻クソ、いや大同小異だから追いつく、追い越すということもない。
しかも同じ道を行き来するのは退屈なので皆さん往路と復路は違う道にして回遊するのが普通だから、引き返した途中でばったり、ということもめったにないのである。
この日のウォーキング、私はいつものルートとは逆の南に向かって出発した。レストラン「カーティスクリーク」の跡地にできるというスイーツ店の様子を見に行くためである。
しばらく歩くと前方に北に向けて上がってくる人影が見えた。そろそろ挨拶しようとほどよい距離で顔を見ると、なんとブログ友にして飲みトモのAさんではないか。
「やや、こんなとこでお目にかかれるとは」
「お久しぶりです」
聞けばAさんは毎朝8000歩を目安にこの界隈を歩いていらっしゃるとのこと。
そんな二人がウォーキング中に出くわしたのはこれが初めて。やはり「八ヶ岳南麓ウォーキングの法則」は正しい。
「これからカーティスクリークのとこに出来るスイーツ店の様子を見に行こうと思って」
「・・・どうもスイーツ店じゃあないらしいですよ」
Cさんの話では意外なものが入居するらしい。
「それから、『丘の公園清里ゴルフコース友の会』はなくなるそうです」
「ギョギョ」
人当たりのいいAさんご夫妻には地元のいろんな情報が入ってくるらしい。「犬も歩けば棒に当たる」というが、私の場合は貴重な情報に当たったわけだ。
後日を約してその場でAさんとお別れした。
グッドバイマイラブ この赤道(あかみち)で
グッドバイマイラブ 歩いていきましょう
あなたは北へ私は南へ
ふり向いたら負けよ
下りは軽運動とも呼べない楽な行程である。
鼻歌まじりに旧カーティスクリークまで行ってみると、改装は終わって人も住んでいる様子だが、Aさんがおっしゃるようにどうもスイーツ店という感じではない。何が入ったのかは言わぬが花だろう。
家に帰るとAさんからメールが。
すっかり元気な様子なので快気祝いをやりましょう、とのこと。
やった~。
まさに瓢箪から駒、南方はやはり恵方なのである。
(まきば公園から金峰山方面の雲海 「まきばグルメ倶楽部」もきっとなくなるんだろう 2023年1月14日撮影)