(なんじゃこりゃ~ 答は一番下に)
朝のウォーキングでは夜と比べていろいろなものを見かける(当たり前だ)。この日八ヶ岳南麓大泉の地で旧大泉村時代の古い看板を見つけた。なんじゃ、こりゃ~。
(大泉村が北杜市になったのは2004年 この看板は18年以上前のものということになる)
「大泉村」と記されたものに出くわしたのはこれまで「中止の滝」の立て看板と谷戸城址の駐車場(南側)の看板位だから、「ほくと」のお宝マンホールよりもレアといえばレアである。
「新生活運動」っていったいなんだろう。
家に帰って調べてみると同運動は1955年に時の鳩山一郎首相の提唱で始まったもので、例えば、
冠婚葬祭の際に包むカネを減らそう、
「お返しはなし」にしよう、
など、旧来の生活習慣全般を改善する国民運動らしい。
鳩山元総理といえば「日ソ共同宣言」がその功績としてあまりにも有名だが、意外と地味なこともやっていたわけだ。
1956年、この国民運動を推進するため、総理府(現内閣府)主管の新たな公益法人「新生活運動協会」が設立された。
ここまではありがちな話だが、オッたまげたことにこの法人、1982年に「あしたの日本を創る協会」と名称を改め、さらに2010年には公益財団法人に鞍替えして現在も存続しているのである。
この協会、生い立ちがよかったせいか今でも20なん億円だかの財産を保有していて、地域活動の助成なども手掛けているようだが、「あしたの・・・」のハッシュタグ引用数はゼロ、それほど活動が認知されているとも思えないのである。
同協会代表理事、事務局長は内閣府の天下り、極論すれば彼らを食わせるためだけに存続している、といったら言い過ぎか。
規制にしろ外郭団体にしろ、戦後77年の間に我が国にはもはや意義を失ったヘドロのようなものが溜まりに溜まっている。
「20××年になったらこの規制はとりあえず消滅する」という、いわゆる「サンセット条項」を各種法令に加えるだけでヘドロはかなり減るはず。
岸田さんもここいらで「ヘドロ浄化運動」を大々的に推進してくれたらいいのだが。
(まきば公園のひつじ君 何故顔だけ黒いのか)
(遠くだとこんな感じ)






