食欲の春到来 | 八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(春の訪れを告げるふきのとう)

 

 食欲の春である。

 昨年の秋から八ヶ岳南麓の某フレンチレストランに行ってみたかったのだが、コロナで店が一時休業となってしまった。もうそろそろと思い今回改めてネットで調べてみるとHPそのものがなくなっていて、どうやらそのまま廃業してしまったらしい。

 

 こんな時「じゃあイタリアンにするか」とはならないから摩訶不思議、何故か胃袋は「フレンチ縛り」になってしまう。

 そういえば「愛と胃袋」も長いこと行ってないな、というのでネットで調べてみてオッたまげた。

 なんといつの間にやらランチが15,730円(税サ込)になっている。これはことによると八ヶ岳南麓で一番高い店「八ヶ岳えさき」(19,800円同上)に次ぐ二番目に高いランチではないだろうか。 

(愛と胃袋に行ったのはもう3年も前 その間に店は変貌していったらしい)

 

 いくら「フレンチ縛り」といってもこれでは手が出ない。

 ネットで調べてみると、我が家からクルマで30分ほどの南アルプス市にわりと評判のいいフレンチ Chef de France というのがあるというので囲碁トモのAさんご夫妻とさっそく出かけてみた。 

 

(11:30開店と同時にお客さんが群がる 高齢の方も多い)

 

(広い室内にはテーブル席が20ほど この規模だと料理が中々出てこなさそう)

 

 ランチは、

Aコース(税込1200円 アミューズ、メイン(本日は鯛のポワレ)、パン、コーヒー又は紅茶)

から、

スペシャルコース(税込6600円 アミューズ、オードブル、ポタージュ、オマール海老、シャーベット、牛ヒレステーキ、パン、デザート、コーヒー又は紅茶)

まで、9種類。

 

 我々はセミコース(税込2750円 オードブル、ポタージュ、魚又は牛肉、パン、デザート、コーヒー)

と、フルコース(税込3520円 セミコースの魚と肉が両方ついている)を選んでそれぞれシェアすることに。

 各人が牛ヒレステーキを楽しみつつ、鯛のポワレも少し味見できる、という建てつけである。

 

 ところがギッチョン、オーダー時に見習いシェフが飛んできた。

 「すみません、今日は非常に混んでおりまして。牛ヒレはあと3人分しか残っておりません」

 とりあえずセミコースのひとつを鯛にした。

 

(前菜 何故か和風のらっきょが添えられている)

 

(セミコースの鯛のポワレ 真鯛ではなさそうだがものすごいボリューム フルコースの場合もう少し少量になる) 

 

(フルコースの牛ヒレステーキ セミコースだともう少し量が多くなる)

 

 (デザートの量もすごい)

 

 う~む。

 これだけのボリュームでこの味、この値段。人気店となるのもむべなるかな。

 

 そしてここの名物がイチゴパフェである。

 我々はとてもとても食えないが、おそるべきことに隣席のおばあちゃん4人組はそろって巨大なパフェをペロリとやっつけていた。

 

(同店HPより パフェ付きの別コースがある)

 

 人生100年時代、お年寄りのパワーは底なしらしい。

 梵天丸もかくありたい、そんな気持ちでレストランを後にした。