八ヶ岳南麓の囲碁トモ4人で以前もお世話になった日本秘湯の会会員「赤石温泉」でミニ合宿をすることになった。同温泉まではおよそ50km、一般道でも一時間ほどの旅程である。
今回は他にお客さんがいないということもあって、対局部屋、食事部屋、寝室×2と都合4部屋が用意されていた。至れり尽くせり、である。
(内湯 単純酸性冷鉱泉 露天風呂は夏場の土日のみやっている)
ここは風呂もいいが、心のこもった食事がなんともうれしい。
(鯉の洗い、馬刺し、マスの塩焼き、野菜天ぷらといったところがメインの食事 質量とも十分)
これが「山梨グリーンゾーン宿泊割」で一泊二食で5500円(私を除く)、そのうえ一人一人に県内で使える商品券2000円分がプレゼントされる(同上)のだから有難い話である。
(1枚分けてもらった 有効期間は切れているがまだ使える由)
プレゼントはこれだけではなかった。
帰りがけにご主人からプレゼントを受け取った。作詞作曲ご主人、唄ご主人という自作CDである。
ジャケットの写真が若い。ひょっとして息子さんだろうか。
「あ、それは若い頃の写真です」
女将さんも美しい方だが、ご主人も中々ハンサムである。
(武田節を含め全10曲入り)
秘湯の灯(歌・作詞・作曲ご主人、編曲羽野誠司)
はなやいだ都会の話 聞くたびに
いっそ止めよかこの家業
子供の頃から手伝って のどまで出かかるその言葉
両親(おや)の背中を見るたびに 言えず飲みこみ皿を拭く
今じゃせがれがヨ~
同じ年齢(とし)
縁あって嫁いですぐに 若女将
身を粉に働き 愚痴言わず
子供の行事もままならず かけてやりたいねぎらいも
すまぬ気持ちにうち消され せめて肩もむわび心
今じゃ娘がヨ~
肩たたく
苦労しがいの この家業
秘湯の灯ヨ~
消さぬよう
秘湯の宿は12月1日から冬季休業になる。来年のオープンは3月21日。
どうかお元気で。
再会を約して宿を後にした。