「ああ東京に戻ってきたんだな~」と実感するもののひとつが暑さである。
6月8日、東京(アメダス練馬)の気温は32.9℃まで上昇した。これはひょっとすると6月の気温としては過去最高じゃないの、と一瞬喜んだ(←新記録というのはどんなものでも心躍るものである)のだが、残念ながら観測史上第9位であった。過去最高記録は2018年6月25日の34.8℃、6月はまだ20日以上残っているから新記録更新も大いにありそうだ。
今朝も午前5時には既に20℃を超えた。
暑くなる前に、と思って散歩に出かけたが東京の太陽は八ヶ岳南麓の太陽と違って容赦がない。
(朝日は生者にも死者にも等しく降り注ぐ)
よろばうようにして家に帰って調べてみると、1977年(=私が多感な20歳のころ)には14.9℃だった東京(アメダス練馬)の年間平均気温はそれから10年後には15℃を超え、さらに10年を経た1997年には16℃を超えた。2018年以降は3年連続して16.6℃、16.1℃、16.4℃とコンスタントに平均気温が16℃を超えているから、東京がより暑くなっているのは疑いのない事実である。
もっとも八ヶ岳南麓も1977年に10.6℃だった年間平均気温が2020年には12.3℃まで上昇しているから、温暖化はなにも東京に限った話ではない。
そういえば八ヶ岳南麓に居を構えたのもそもそも東京の暑さに辟易したせいだったっけ、と改めて思い出した。
東京に戻ってきてわずか2日、早くも八ヶ岳南麓が恋しくなっている。
(そらも少しずつ移動して直射日光を器用に避けている)