(横谷温泉旅館 創業1925年)
3か月ぶりに大泉囲碁部の集まりがあった。久々の対局とあって皆さんとてもうれしそうだ。
席上Aさんが発した、
「今蓼科の横谷温泉旅館が半額なんだよ」の一言に温泉好きのメンバーが食いついた。なにせ普段は対局しながら酒を飲むという機会がない(クルマの運転が必須のため)うえに、ここの所自粛生活が続き、皆さん娯楽に飢え切っていたのである。
横谷温泉旅館は1925年(大正12年)創業の老舗で、3年前に宿泊した「渋辰野館」とは御射鹿池を挟んでほぼ対称の位置にある(渋辰野館の記事は → ここ )。
(泉質は二酸化炭素泉
鉄分が豊富で入浴するだけでレバ刺し一皿分の鉄分が肌から吸収されるという)
「何が何でも行く」という5人をコアメンバーとしてさっそく宿の手配をした。幹事は当然ながら最年少の
(といっても63歳だけど)私である。
宿泊日は夏休み前の平日7月13日。料金は二食付き1万4000円のところが半額の7000円。
メンバーの知人に偶々この半額プランを利用した方がいらっしゃって、その方によるとメシは大層期待外れだったというが、この値段では文句はいえまい。コアメンバーの皆さんも「メシ食いに行くわけじゃないからね」と全く気にしていない様子である。
万事せっかちな私はさっそく「合宿のしおり」をこさえた。
私は生来この手のことが好きで、しかも現役時代は幹事業に関しては辣腕を発揮して「焼け太りのゆるふわ」として有名な存在だったのである。
幹事業のウマみは会費をたくさん集めて自分の好きなモノを勝手気ままに飲み食いすることに尽きるが、その分会費以上の満足をメンバーにもたらさなくてはならない。
とりあえず今回の会費は1万5000円とした。この位余分に集めておけば、七賢「風凛美山」、「TAOシラー」(駒園ヴィンヤード)をはじめ、ひまわり市場の鮭缶、サバ缶、笹かまぼこ、わさび漬け、それからチーズやパンもいろいろ買えるはずだ。高齢者ばかりだからビーフジャーキーやタコ燻はやめておいたほうがよいだろう。
「焼酎が飲みたい」?
「カニかまが欲しい」?
自腹で買いなさいっての。
(しおりの表紙は昨年の陣谷温泉合宿時の写真を流用)
合宿まであと二週間。
興奮で寝不足が続きそうな予感がする。