八ヶ岳周遊ぶらり旅 | 八ヶ岳ゆるふわ日記

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八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

 8月21日9:00、八ヶ岳周遊の旅を開始した。天候は残念ながら薄曇り。

ルートは、

 大泉

 ↓(33km)

 松原湖

 ↓(17km)

 白駒池

 ↓(23km)

 御射鹿池(みしゃかいけ)

 ↓(3km)

 渋辰野館

 ↓(19km)

 放浪美術館

 ↓(31km)

 平山郁夫シルクロード美術館

 ↓(6km)

 大泉

ぐるり130kmの行程である。

 

 

 スタートから30分ほどで、岡山氏がトイレに行きたい、ソフトクリームが食いたい、とグズり始めた。60を過ぎて幼児化が進行しているようだ。やむを得ず野辺山滝沢牧場で、よいこたちにまじってソフトクリーム購入。

 

(ここのソフトクリーム 思いのほか旨い)

 
 松原湖はパスして、白駒池へ。天候は回復してきたが、八ヶ岳は全く見えない。それでも林道好きの岡山氏はドライブを楽しんでくれている。

(10時をちょっと回った位だが続々と観光客が)

(池に向かう小径の周囲はコケでおおわれている)

 

 当初は白駒池を一周する予定であったが、連日の雨で道がぬかるんでいるので、池のほとりに出て

すぐ引き返し、メルヘン街道(国道299号)を一路蓼科へ向かう。

(メルヘン街道最高地点麦草峠 国道全体でも渋峠(横手山の近く)の次に高いそうだ)

 

 白駒池を過ぎると、全くといっていいほどクルマがいない。順調なドライブが続き、このままではずいぶん早く宿についてしまうので、翌日の予定であった茅野「放浪美術館」に行くことにした。

(ここの様子は次回紹介します)

 

 15時、メルヘン街道から渋温泉へ向かう道に入ると、由緒ありそうな豆腐屋が目に入った。

「千年豆腐」という。夕食前のビールのつまみに、「あおばた豆腐(300円)」を1丁購入した。

(ものすごい重量  晩メシが進まなくなった)

 

 温泉に向かうお客さんがしょっちゅう買い求めるのだろう、おかみさんがここで食べるか、持っていくか

と聞くので、宿で食う、と答えると塩と箸をつけてくれた。

 悪ノリした私が、冗談で、

「やっぱり冷や奴にはショウガでしょ。ショウガ、ショウガ」と騒ぐと、いかにも優しそうなおかみさんは奥でしばらくゴソゴソして、

「ごめんね、今ショウガはないわ~」とずいぶん恐縮されてしまった。ホントに申し訳ない話だ。

 

(やさしいご夫婦 看板だけじゃさびしいので店の前に立て、とこれまた強要)

 

 続いて「御射鹿池(みしゃかいけ)」へ。いろいろな記事でよく目にするが、まあなんということもない

ため池である。周囲の散策もできないので、他の観光客の皆さんも写真を撮ってそそくさと引き上げる。

 

 

 15:30、本日の宿「渋・辰野館」に到着した。周囲に硫黄の匂いが漂っている。童心に戻った我々は

「おまえ、屁こいたな~」と極めてクラシックな冗談をかわしながらチェックインした。

(古びた造作 玄関で放屁し、あわてて空気を入れ替える岡山氏)

 

 この宿には浴場が3つあり、そのうちの2つが薬湯(硫黄泉)である。

(露店風呂)

 

(「信玄の湯」というメイン薬湯(奥)手前は冷水)

 

 晩メシ、朝メシともまあ普通であるが、湯は素晴らしいので日帰りで利用するのがベストのように思う。

それはともかく、終日のんびりして長旅の疲れを癒した岡山氏と私は、ウダウダと10年ぶりの旧交を温めたのであった。

(朝の風景 地獄谷温泉のサルは有名だが、ここのサルも入浴するようだ)