(八ヶ岳南麓三分一湧水の近くにあるナーセリー「花の小道」のオーナー吉田さんにいただいた名刺(左下) この方は北杜市の囲碁チャンピオンだが肩書にはそんなことは載せていない(当たり前か))
定年生活で困ることの一つが名刺がないこと。
お店や現役の方から名刺をもらった時に返すものがないというのは中々不便なものである。
私の先輩に寄席通いが好きな洒脱な方がいらっしゃったが、この方定年後は、
「自由人 〇〇 ××夫」
という肩書の名刺を持ち歩いていた。
本人は洒落のつもりなのだろうが、これはちょっと痛々しくてマネをする気にはならない。私がNPO法人の理事就任の件に唯一惹かれる所は、
「NPO法人蕎麦碁会 理事」
という肩書の名刺がこさえられることである。
(チャンピオンを囲んでの飲み会 なんだかんだでこの人たち全員が名刺を持っている こういう時の
私の気分は石川啄木だ)
そうこうしているうちに、ブログに「Trip-Partner」なる会社からメッセージが入った。
はじめまして。 弊社はTrip-Partner(https://trip-partner.jp/ )という新しい旅行情報メディアを運営しております。 弊社はゆるふわ翁様のような内容に富んだ日本国内情報の記事を扱い、読者に読んで納得感あるメディアにしたいと思っています。是非ゆるふわ翁様に弊社のサイトでも記事を執筆頂きたいと思いまして、ご連絡差し上げました。報酬は1記事3000円~5000円を考えています。 もしご興味ありましたら範國(ノリクニ)宛(japan-director@trip-partner.jp)にメールを頂けますでしょうか? その際メールにブログのURLを記載頂ければ幸いです。 宜しくお願い致します。
(「内容に富んだ」だってさ。うふふ。ふふふ。)
う~む。これは新種の詐欺だろうか。契約すると、
「まずは登録一時金として50万円お支払い下さい」とか、
「弊社の『幸福の壷』を購入いただくと『永久不滅プレミアム会員』となれます」とか。
同社のサイトを見ると必ずしも詐欺ではないようだ。お世辞なのは重々分かっているが、「内容に富んだ」なんて言ってるし。フフフ。
報酬はともかくとして、私が惹かれるのは肩書である。
「ライター ゆるふわ」にするか、
「ライター(Trip-Partner社専属) ゆるふわ」とするか。ここは思案のしどころである。
定年退職から2年、ついに名刺をこさえる日がやってきそうだ。めでたし、めでたし。