私は自分の労力をとても大切にする。

怠け者なので、めったに労力なんか使わないからだ。

このにゃん様が時間をかけ、お頭を悩ませ、手を動かしたことは、1ppmも無駄にはしたくないのである。

あれから半年あまり。

制作前↑( https://ameblo.jp/rkrkdul/entry-12257889764.html )

制作前↓( https://ameblo.jp/rkrkdul/entry-12261082702.html )

忘れ去られたUSBマイクロSDカード・リーダーライターの中の選りすぐりの写真たち。

私はせっせと、フォトブックに載せる順番を決めてみた。

まー、最後の方はどうでもよくなってきて、適当だったが、だがだが、しかし、

私はそれに労力を費やしたのだやった

週末だと、写真屋さんも来店客が多いかもしれない。

じっくりと時間をかけるタイプのフォトグラファー:にゃんは、納得のいくレイアウトをするため、

平日に『夏休み』という休暇を取得した。

張り切って8時に起床。

ゴミゴミ透明を出して、ご飯を食べ、いざ出陣。

「じゃ、りんちゃん、半年越しのフォトブック、頼みに行ってくるからね。

ちょっと、時間かかるかもしれないけど、いいものに仕上げてくるから」

まんまるい目で見上げる愛猫ネコ

「っとぉ、忘れちゃいけないusb、usb!」

そして。

いったいどのくらいの間、私はそこに立ち尽くしていたのだろう。

写真屋さんのガラスの引き戸には張り紙があった。

~移転のお知らせ~

ここからだと、地下鉄で2駅ほどの所へ移転したという。

ガラスに顔を近づけて中を窺うと、夜逃げしたかように、もぬけの殻。

やっと私は自身のフォトブック縁の無さを受け入れたガックリ

ただ帰るのもアレなんで、スーパーで秋刀魚を1尾買った。

あまりに早い帰宅に驚く愛猫ネコおっきいびっくり3

「りんちゃん!!」

私は嫌がるフォトブックモデルに抱きついた。

 

 

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