未成の広浜鉄道今福線跡を往く① 《下府駅・下府廃寺跡》 【島根県浜田市】 | OUTDOOR 番外地!

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2021年1月8日(土)、9日(日)の記録です。

21回程度の連載となりますので、興味のない方はスルーしてくださいw

 

広浜(こうひん)鉄道今福線とは、広島と浜田を結ぶ陰陽連絡鉄道として建設が開始された浜田市側のことだが、戦争による物資供給で工事がストップし、未成のまま廃線になった路線である。

計画ではこれまた廃線になってしまった三段峡駅までを結ぶものだったそうです。

廃路線跡には多くの遺構が残され、浜田市もそれを観光に生かせないかと努力しているが、私にとってはありがたいことに観光地化どころか、ほとんど人を見かけないまま保たれているのを嬉しく思っております。

 

今福線は旧線と新線がありまして、もちろん旧線から建設されましたが、戦争により建設中止となったのは旧線です。

 

以下、浜田市ホームページより引用させていただきました。

今福線は広島と浜田を結ぶ広浜鉄道の島根県側のルートとして昭和8年、旧国鉄山陰本線の下府駅から石見今福駅までが着工されました。しかし、工事がほぼ完成した昭和15年、太平洋戦争のため中断されました。

戦後、今福線旧線とは別に浜田駅を起点とする今福線新線として工事が再開されましたが、昭和55年、国鉄の慢性的赤字経営の影響により、工事が中止されました。その後、工事を引き継ぐ事業者も現れず未成線として終わり「幻の広浜鉄道」と呼ばれるようになりました。

現在、下府駅から旭町駅跡地間にはトンネル、橋梁、橋脚等の遺構が残っています。一部の鉄道敷地は道路に転用され使われています。また、平成20年には、「今福線コンクリートアーチ橋群」が公益社団法人土木学会から選奨土木遺産の認定を受けました。

 

 

では参りましょう~~

 

その起点はJR下府(しもこう)駅

建設が中断された旧線は、戦中と思われますが自然災害のため分断され、戦後は新線建設に切り替わったようです。

その新線は起点が浜田駅。

両線は途中で合流し、また分かれて進んでいきます。

新線は昭和55年まで建設が進みましたが、国鉄再建法により工事がストップし、そのまま未成線となったようです。

新旧両線いずれも未成線という、そんな興味深い広浜鉄道今福線跡ですが、起点の下府駅からご紹介しましょう。

 

駅はホームが2面、線路は2線ございまして、地下道で浜田方面ホームに向かいます。

 

この2枚、いずれも松江方を見ていますが、ホームの右側の草むらが、今福線が出発する予定だった、「幻の3番線」と言われているところです。

 

下府駅からしばらくは道路に転用されており、緩やかなカーブを描きながら、先へ進んでおります。

 

しばらく走りますと、右手にまたまた廃物件が・・・

下府廃寺跡

 

こちらに建物があったのでしょう。

 

向かいにも神社がありますが、関係があるのかどうかはわかりません。

 

現地には案内看板がありますので・・・

ということだそうですw

 

 

では最初の遺構、上府第一トンネルへと向かいます。

 

つづく・・・

 

 

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