家族を亡くしたときに言われる言葉で「魂は永遠に死なない」というありきたりの慰めがある。
それは真実かもしれないと私は思ってる。
しかし、真実だとしても慰めにはならない。
魂が生きていようが、その人と二度と会話でなきないのが寂しく辛いわけだし、証明できない、言ってる本人もほんとうかどうかわからない言葉を口にされても、まったく説得力がない。
また、困難ばかりの人生にたいしてあなたの魂は高尚だからあえて困難な人生を選んだとか、乗り越えられるから神様が与えたとか、何を根拠に言うのだろう。
本当にこちらの気持ちを思ってくれるなら、辛い気持ちを否定せずに寄り添って欲しい。それができないなら黙っていて欲しい。
だから私は姉に「生きるのがたいへん、生きるのがしんどい」と言われても何にもこたえられない。
立場は違えど私も生きるのがしんどいので、何も言わずに私もその言葉に苦しいほど共感するだけ。
AD