中小企業、小規模事業者の経営者には、資金繰りが仕事の大部分を
占めるといった状況に陥る人も少なくはありません。
しかし、資金繰りは必要なものですが、できるならば資金のことを
気にせず事業活動に打ち込みたいものです。
ただでさえ、昨今の景気の悪化は我々中小企業にとっては本当に
頭の痛いところです。
めまぐるしく変わるマーケットに加えて、売上を維持するための
新しいビジネスは?と考えて周りを見渡しても、初期費用1000万以上の
ビジネスパッケージや莫大な設備費用をかけないと始まらない話だけが
ゴロゴロしているように大変危惧します。
我々から言わせれば、もちろん既存事業の順調な推移や回復が
望まれる所ですがなかなかそればかりに頼っていても回復が
追いつかない場合も多々見受けられます。
しかし、新しいビジネスを展開するにしても1000万以上の投資を
かけてスタートするビジネスがはたしていいのか?と問われたら
今の時代ハッキリと「NO」と言いたいものです。
中小企業の新規事業に対する注意点はズバリ小資本で始めることを
前提とすることです。
修行して独立する場合は別として新規に事業を始めるなら単純に
時間やノウハウがなければ少資本で成功ノウハウを習得することを
おすすめします。
つまり
・成功ビジネスのノウハウを習得する。
・店舗や設備の初期投資を極力抑える(居抜きなど)。
・明確なコンセプトを打ち出す。
よく新規事業の失敗するパターンとして多額の初期費用をかけて
負担になるのはもちろんですが、そもそも新規のビジネスを
目利きする際、事業内容や立地ありき責任者ありきになってしまい
その軸ぶれが新しい事業の足かせとなり思うような売上が
達成できない場合があります。
その経緯の場合、なかなか問題点をクリアしても本来の
売上目標に到達するには相当の時間を費やしてしまうでしょう。
ましてや、赤字の累積となれば即経営の屋台骨を揺らすことにも
なりかねません。その場合のリスク回避にも小資本が有効です。
そういう意味では、新規の事業をする際の注意は十二分にマーケットを
検証するということです。
新規事業を考えてる方、悩んでられる方はどうぞ事業を開始する前に
お気軽に相談してください。