地酒、焼酎、ワインが好きな大阪 茨木の酒屋社長Blog

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全国各地で個性を発揮する地酒、焼酎、ワインを追い求めて全国を駆け巡る。差別化するために中小の飲食店と連携し強烈なお酒や食材を提案し、飲食店に対して総合的なサポート体制を目指す。




サッポロのワインの試飲会でヒルトンホテルに来ております。

ゴルフをする私にとって、なんとなんとサッポロさんが
扱うアメリカのベリンジャー BERINGER というワイナリーが
PGAツアーのオフィシャルワインだと判明しました。

食いつくほどテイスティングもしてみると美味いんです。
これ飲んだらゴルフもうまくなるような気がします(笑)

弊社でも扱おうと早速伝えました。
PGAゴルフ好きの方には必飲ですね!

私は、ひそかにPGAツアーのオフィシャル帽子を
買う予定で…

他のブースも見ると、その前に会場がパンパンで
移動が大変です。

兵庫県の明石にある茨木酒造さんに行ってきました。

大阪の茨木でなく、明石の茨木さんです(笑)
創業江戸末期の嘉永元年1848年に創業した酒蔵です。

場所は山陽電車の山陽魚住駅から歩いて3分ほど。
JRでは魚住駅から徒歩15分です。




このあたりは、銘酒場所の灘より方角的に西になります。
だから、西灘と言われてます。

昔は、西灘には60蔵ほどあったそうですが、現在は8蔵だそうです。

15年ほど前までは桶売りで大手酒造会社に7割ほど
出荷されていましたが、息子さんが会社にもどったときから
特定名称酒のみになります。

私共の先々代は、こういった酒蔵さんに三輪車乗り付けて
タンクではなく桶から分けてもらい、徳利なんかにつめて
場合によっては、風呂で湯煎して販売してたんでしょうか。




主要銘柄は来楽です。

孔子の論語
「朋(とも)有り、遠方より来たる、また楽しみからずや」から
由来してます。

人生の楽しみは友と酒をかわすことであるといった意味です。

また、左右対称の二文字なので、
縁起が良く裏から見ても同じなので
裏表がないともいいます。



入口入ると、デーンとした酒蔵のなかにコミュニティスペースが。

昔は倉庫だったそうで、現在はここで1日3000円での
有料貸出スペースになっています。

ライブとか、展示会とかで地域の憩いの場として開放されています。



昨年、栄えある金賞を受賞されて、
杜氏の東京農大出身の幹人さんも
大きく自信となって数々のお酒をリリースされています。

私は、来楽さんのように、ひとつの銘柄に絞って
販売されている酒蔵さんが大好きです。

シンプルでいい。

もちろん、純米や本醸造や純米吟醸、季節商品はありますよ。




蔵の中を見学させてもらいました。

とその前に、酒米を発見!

黒い皿のなかの画像上のコメが玄米。
下が、なんと精米して9%のコメです。

小さい!コメの芯の芯ていう感じです。
精米所泣かせの酒米ですね(笑)

100時間ほどかかるようですから…

このコメでつくったお酒も時期がくれば
リリースさせるので楽しみですね。

なんとも贅沢なお酒です。




麹室です。

この室は、幹人さんの力作です。冷蔵コンテナを室に改造して
自分で建てたそうです。

一から建築するよりコスト面が抑えられて、しかも断熱も
入ってるので空調管理がしやすいですね。



昔は、2階が麹室だったようで現在は室をタンクの横に設置して
作業動線が断然アップ。

サーマルタンクも設置され、年々、設備にも充実が増しています。



そして、この横に今年入れ替えた圧搾機。

ちょうど見学の時に、醪を絞ってできた板状の酒粕を
取り出す作業でした。




普通の酒粕はこの搾りの圧力が高いため割に固めですが、
来楽さんの酒粕は、圧を調整しているのですこしやわらかく
調理しやすいと評判です。

蔵人も若手の方二人が大手の企業から酒蔵に
飛び込んできたそうです。

少しお話させてもらいましたが、誠実な方で仕事に
一生懸命励んでられました。

まだまだ仕込中だったので、
あんまり邪魔せず蔵を後にしてきました!

これで兵庫県、明石の地酒が酒専の仲間になってくれました。
感謝です。




連休前の夜中に茨木の中尾酒造さんにお邪魔しました。

仕込みの見学と、お手伝い。

中尾さんは、一人で仕込みをされています。

一人で仕込みをするには、それなりの作業の効率化が必要です。

そんなことも含めて、どうやって一人でやっているのか?

を勉強させてもらいに行ってきました。

今回の仕込みは春先に出荷する「見山」というお酒。

私も酒造りをお手伝いしたんで、味の方はいいはずです(笑)

次はスタッフと一緒に行こうかな。寒さ対策は万全にです!