過保護にすればするほど生物は弱くなる。 | RIVIED-ARTS STUDIOに棲むAIZENのなんか日々デスマーチ的なアレやコレや。

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ネタがある時は更新する余裕がなく、逆に更新する余裕がある時はネタがない……はい、まぁ、よくあるヤツです(笑)

『過保護にすればするほど生物は弱くなる』

今、"対策"として行われているたくさんの事を「必要だ」と思っている皆々様、どうかこういう事を無視しないでほしい。

 


実際、文明が発達すればするほど、人間は、「文明の力」によっていろんなものから身を守れるようになってきたが、その代償として、「生物としての強さ」がどんどん低下してきているのはほとんどの科学者も認めていることだ。

例えば、花粉症なんて昔はなかった。
若い人とお年寄りを比べても、若い人のほうが何かとデリケートで、耐性がないことが多い。
昔の人と今の人、医学や化学のサポートレベルを同じにして比較したら、昔の人のほうが圧倒的に健康で強いのは素人でも容易に想像できるだろう。
でも、今は医学や化学のサポートが充実してるから、結果、表面的には強くなったようにみえる。

が、それは、大きな錯覚だ。

文明が発達して、結果、過保護になることで、生物としての人類は、どんどんどんどん弱体化してる。

「別にいいじゃん、弱くなった分、文明がカヴァーしてくれるなら、別に問題ないじゃん」

と思う人もいるかもしれない。

だけど、自然災害などで一時的にでも文明の力から切り離された時は??

どんどん弱体化して、無菌室のような中でしか生活できなくなってしまったら??

けっして、非現実的なことではない。
十二分に起こりうる、というか、間違いなくいつかは起きることだ。

それに、そんな災害時や、遠い未来の話じゃなくとも、今現在の日常の中でも、どんなに科学が発達したって、それこそ完全無菌化したドームの中で生活するようなことにでもならない限り、科学の手が届かないシチュエーション、生物としての強さが大事になってくる場面は、たくさんたくさんある。

でも、だからといって、別に、文明を捨てて、完全に自然回帰すべきだと言うわけではない。

が、少なくとも、例え今後も科学を発達させていったとしても少しでも弱体化を抑えられるよう、できる範囲でできる限りの抵抗はしておいたほうがいいのは明白だろう。


にもかかわらず…。

今、行われてるたくさんの"対策"は、この弱体化を、すごい勢いで加速させることばかり。

「命は大事、命を守る」

その気持ちは否定しない。

だけど、『非常事態』という世間の空気に麻痺して、視野が狭くなっていないだろうか???
「コロナを撲滅する」ことに躍起になって、結果、より大きな害になっていないだろうか???


そもそも、ウイルスを生物はずっと共生関係でやってきた。
ウイルスと共にあることで、進化に必要な様々な遺伝情報を交換し、生物は進化してきた。

それを、多少なりとも死ぬ可能性があるからといって、躍起になって排除しようとし、しかも、そのためにやってることが人類そのものを弱体化させることだらけとあっては、これはもう、ただのヒステリー、エゴ、傲慢ではないか?????


病気になるときはなる。
死ぬときは死ぬ。
生きてるだけでたくさんのリスクがある。
可能な範囲で回避しようとするのはよいが、度を越して、必要以上に躍起になって、より大きな害を見て見ぬふりをして断行し続けるのは、僕は、ただの傲慢だと心から思う。


百万歩譲って、自分たちの世代はまだそれほど弱体化の影響を受けなかったとしよう。
が、これは確実に、子供の世代、孫の世代、子孫に大きなツケとして受け継がれていく。

今のやり方に否定的な人を、「自分がよければそれでいいのか」といって非難する人もいる。
たしかに、単に自分のためだけに、今のやり方に反対してる人もいないことはないだろう。
だけど、僕から言わせれば、逆に、今のやり方に肯定的に人に、「自分がよければそれでいいのか」と伝えたい。
自分が、自分の家族が、自分の周りの人のとりあえずの目先の命が守れれば、子孫に大きな害を残しても、大きなツケを払わせることになっても、それで本当にいいのかと。


国や公的機関の言う事に反対するのは、簡単ではないかもしれない。
純粋な人ほど、何かを守りたいと思う人ほど、優しい人ほど、もしかしたら、国の言う事、世間の多数派の言う事を信じてしまうのかもしれない。
だけど、本当に、それが、本当の意味で「守る」ことに繋がっているのか、「非常事態」という空気のせいでいろいろ麻痺してしまっていないか、広い視野で、今一度、ゆっくり考えてみてほしいと、そう願うばかりである(´_`。)