経験ゼロから人気セラピスト養成するスクール、リバーアイランド代表の川島貴幸です。
ご訪問いただきまして、ありがとうございます。
関節は曲げたり伸ばしたりして運動しています。
関節を曲げることを屈曲と言い、収縮させると関節が屈曲する筋肉を屈筋と言います。
反対に、関節を伸ばすことを伸展と言い、収縮させると関節が伸展する筋肉を伸筋と、一般的に言われています。
ですから、関節を曲げる時には屈筋、関節を伸ばす時には伸筋を使うと思いがちです。
実際にそのように使うことも多いのですが、非常に疲れやすい使い方でもあります。
本来、筋肉は全く使わないか、使い過ぎるかで硬く縮むものです。
収縮とは縮めることですから、縮めてばかりいてはいけないというイメージは湧きやすいでしょうか。
歩く時に、膝(太もも)を高く挙げて歩こうとか、踵から地面に着いて、つま先で蹴るようにして歩くと言います。
これは屈筋を収縮させる使い方で、股関節や膝関節を屈曲する使い方です。
僕たちは地球に住んでいる限り、引力の影響を受けています。
引力の影響を受け重力が働くので、物質は地面に近付こうとします。
ですから、立っている状態から関節を屈曲するのであれば、体重さえ掛ければ勝手に股関節も膝関節も屈曲します。
屈筋を収縮させて関節を屈曲させる必要はないということですね。
そして屈曲した関節を伸展する時にも、伸筋を積極的に収縮する必要はありません。
曲がった関節を伸ばす時、風船が膨らむように屈筋が拡張すれば、関節は伸びるんですね。
しかも、その方が圧倒的に力を出すことが出来ます。
股関節の伸展は大腰筋が拡張すれば良くて、背中側の伸筋を収縮させる必要はありません。
伸筋を収縮させると踵重心になってしまい、不安定になってしまいます。
膝関節を伸ばす際にもハムストリングスを拡張させれば、下向きの力が掛かり、地面を強く押すことが出来ます。
しかし、大腿四頭筋を収縮させると前方への力が掛かり、地面を強く押すことは出来ません。
地面を強く押すことで、身体を支え、推進力を生み出します。
地面を強く押すには、伸筋の収縮では不可能であり、屈筋の拡張が大切です。
膝を高く挙げる必要も、地面をつま先で蹴る必要もないんですね。
屈筋を拡張させて、地面を強く押すことが出来れば、楽に身体を支えることが出来て、楽に歩くことが出来ます。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
経験ゼロから人気セラピストを養成するスクール、リバーアイランド代表の川島貴幸でした。
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