この日は、別荘にて。
まだ昨年12/16です。(^_^;)
ブルーベリーも、紅葉するんですよね。
リゾット&鶏に合わせて、そろそろ飲みきってしまわないと、という
こちらを。
ピュリニー・モンラッシェ1級レ・カイユレ2009
イヴ・ボワイエ・マルトノ
3本購入した3本目。
1本目は、2016年1月(記事は、2016/1/28付)
2本目は、2021年4月(記事は、2021/4/6付)
に開けました。
いずれも、同じ生産者のムルソー1級ペリエール2009と同時に
開けています。
1本目のときは、カイユレは酸が強めかな?という香りで、パイナップル、
柑橘系。
しかし、飲んでみると思いのほか、甘みが広がってかなり外交的。
その後は、酸は最後までバランスよかったんですが、やや果実味の密度が
落ちていって、全体的に輪郭がぼやけ気味になりました。
美味しいんですが、やや集中度不足、という感じ。
ペリエールは、凜としたミネラルを感じる香り。
飲んでみると、ムルッとはしていないものの、品のある甘いマロンの
果実味があります。
力強く、爆発的に広がろうとするその果実味が、酸とミネラルによる
統制とせめぎ合う緊張感が、まさに大当たりのペリエール。
そして、最初から最後まで、美しいミネラルが全体を引き締めて
気品と集中力・緊張感のある味わいを保ち続けました。
酸・マロンな甘み・ミネラル感のバランスがよく、貴婦人を思わせる
品格のある味わい。
単体で飲めば、どちらも間違いなく美味しいんですが、比べて飲むと
ペリエールに軍配が上がりました。
5年経っての2本目は、どちらも、予想よりも酸化が進んでいて、
早くも下り坂に入りつつある印象。
とくにカイユレは、果実がやせ気味で酸が立っていました。
他方、ペリエールは、マロンの甘みが生きていました。
1.5時間ほど経つと、何とかそれぞれ持ち直してきて、むしろ
カイユレのほうが甘い果実味が湧いてきて美味しくなりました♪
ただ、どちらのボトルも、熟成の進み方が早いなぁ、という感想を
持ちました。
そして今回の3本目。
もうヘタっているかも、という懸念もありましたが、完熟のパイナップル、
白桃の果実味と、カラメルの甘みもほどよく溶け込んで、余韻はすっきり
ミネラリー。
ピークから、下りに入った直後くらいかな?という味わいで、余韻の
ミネラルは、十分に1級ワインの品の良さがあります。
チーズたっぷりのリゾットとも、好相性♪
期待値が低かったこともありますが、とっても楽しめるボトルでした。
ヽ(^0^)ノ
そういえば、前回アップした男塾ワイン会(12/14)の帰り道、
ほたるまちでラバーダックを見かけました。
http://www.hetgallery.com/rubber-duck-project2023-osaka.html
なんとも不思議な光景。σ(^◇^;)