昨日アップした、ジャドのペリエール1983に続いて、
弘屋さんの在庫からいただいたのが、こちら。
リュショット・シャンベルタン1983
ジョルジュ・ミュニュレ
この時代のエチケット、リバーはけっこう好みです。(^^;ゞ
このワイン、とにかくスタートから、香りが素晴らしく華やか。
トーンの高い赤果実が舞い上がっていて、周囲はもう、
薄く透明感のある花びらが舞う、赤いお花畑です。
飲んでみると、さほど濃密な果実味はなく、意外と余韻は短め
ですが、滑らかながらしっかりしたタンニンも感じられて、
まだまだ保ちそう。
華やかな赤い果実味は、時間とともに密度を増していって、
1時間ほどして酸が出始める頃には、余韻も心地よく長くなって
いきました。
ジュヴレらしい土っぽさ・鉄っぽさもありますが、華やかさと
ともに余韻にミネラルも強く感じられて、この作り手らしい、
本当にエレガントなワイン。
先のジャドのペリエール1983は「超」大当たりワインでしたが、
こちらも大当たり。
いや~、贔屓のヴィンテージで大当たりが続くと、ハッピーです
ねぇ。
実は手元に、この銘柄の同じ1983のマグナムボトルがあるん
ですが、今回の印象からすると、おそらくヘタレてはいないはず。
開けるのが楽しみになってきました♪
さて、赤も空いて、〆にもう1杯、なにか飲みたくなって、
こちらのグラスワインをいただいてみました。
サヴィニー・レ・ボーヌ1級ラ・ドミノード1985
ブリュノ・クレール
1971年に、クレール・ダユを創設したジョセフ・クレール(ブリュノ・
クレールの祖父)が死去。
その後、1978年に相続問題が表面化。
1985年には、ついにドメーヌが分裂し、多くの畑がルイ・ジャド等に
売却され、1986年にクレール・ダユの流れを受け継ぐドメーヌとして
正式にドメーヌ・ブリュノ・クレールが現体制でスタート、という経緯に
なるようです。
このラ・ドミノードという畑も、クレール・ダユからブリュノ・クレール
に移行した畑で、1.7haを所有し、うち1ha強は1902年植え付け
なのだとか(2008年時点での情報)。
ちなみに、ドミノードは、レ・ジャロンの二つの古区画の一つで、上の方が
オー・ジャロン、下の方がドミノード・ジャロン(今回の畑)のようです。
グラスで1杯いただいただけですし、正直、サヴィニーというACは
リバーにはさほど馴染みがないので、サヴィニーらしいのか否かは
よく分かりません。
が、クロ・サン・ジャック1972、クロ・ド・ベーズ1980、ミュジニーや
ボンヌ・マールの1979に共通する、フィネスあふれる優しい味わいは
このサヴィニーからもはっきりと感じ取れました。
その意味では、サヴィニーのワインというより、クレール・ダユの系譜に
連なるワイン、と言った方がいいかも。
↑のドメーヌの歴史に思いを馳せつつ、しみじみと〆のグラスワインを
楽しませていただきました。
この日も、弘屋さんに感謝♪
業務連絡・・・Pさん、以前聞いた価格は、やっぱり間違っていた
ようです。(^^;ゞ