先日、長らく会うことが叶わなかったAさんと、

久方ぶりにお会いしました。

ある分野におきまして、

パイオニア的存在であるAさんですが、
この十年ほど、心身の変化に伴いまして
対外的な活動は控えておられました。

私が師について四柱推命を学んでいた頃より、
Aさんの命式を拝見しておりましたので、
四柱推命の鑑定には覚えがあるAさんも
ご自身の今後が気になるご様子です。

 

 

丑〇

 

大運

庚辛壬

申酉戌


日干丁のお生まれ。
巳の月令を得て、天干にはさらに火が並び

命式全体は一見すると熱を多く帯びています。

ただし、地支に巳酉丑金局が成り立ち、
他柱天干に水行も見られますので、

火力はほどよく抑えられています。

大運は庚申、辛酉、壬戌と流れ、

西方秋金運から北方冬水運へと節木運を経て

現在の癸亥に至っています。


Aさん曰く、壬戌の大運は心身の
不調に悩まされた十年であったと
申しておりますように、
丁にとっての干合(壬)は忌む五行です。

よほどに強火の命式であれば、
甲の助けとして壬を使える場合がありますが、
丁にとっての壬というものは

本来の自身の力を発揮しづらく、

気力の浮き沈みを抱きやすい時期でもあります。

以前に、私自身の経験からも綴りましたが、
晦気殺(かいきさつ)には複雑さがあります。
大運との干合―その実際

加えて、大運とは酉戌の害となり

ホルモンバランスの崩れも見られました。

そのため、干合が解かれたとはいえ、

大運・癸亥の強烈な水は官殺となるため

Aさんへの影響を案じておりましたが、

Aさんのお話しによりますと、
昨年より、人との交流が増えているとのこと。

さらに、遠出をする気力が戻ったとのことで、
見るからにお元気なご様子です。
 

実際にお会いしたAさんは、

以前の彼女の活力が戻ったと申しますか、
覇気のある、なんとも躍動的なオーラを

纏っておられます。

まるで内側から湧き出るエネルギーが、

再び流れ始めたかのようです。

 

どうやら大運・癸亥は

彼女に官殺の消化を促したとともに、

十二運は“胎”となり改革改変、

良い意味での刺激をもたらしたようなのです。
 

誰しもが大運の第七運と月柱とは

天戦地冲になりますが、
Aさんの命式における第七運・癸亥は、

月柱の巳と冲になり、
巳を金局から解放いたします。
さらに、大運の水で生気を得た歳運の甲乙が

丁の灯をしっかりと支えていることも

要因であったかと思います。

一概には申せませんが、
Aさんのように社会活動が大きく
世間への影響力が高い方においては、
大運や歳運の運気と、
その方のバイオリズムが顕著に重なる事例を
数多く拝見してまいりました。

けれども、人生が大運の流れの中に

おいてのみ存在しうるものであるならば、
人間の選択や意思というものに、
私たちは、意味を見いだせなくなるでしょう。

人はただ、巡りくる季節を受け入れ、
自らの知恵と経験を積み重ねて
四季を生ききることにおいて、
人としての性(さが)を全うしていくのだと、
命式に向き合うたびに

その思いが静かに湧いてまいります。

 

来年より丙午、そして再来年は丁未と
火の歳運が巡る中において、
さらに火の力を得たAさんが、
まさに太陽のような輝きで全国を飛び回る
お姿が目に浮かぶようです。

四柱推命は本当に面白いねぇと、
二人して命式を眺めながら、
今後の展開にも華を咲かせたのでした。

Aさんのご活動を、

心より、心より応援いたしております。
 

本日も長文となり申し訳ございません。
最後までお読みいただき、
感謝申し上げます。