先ごろ、四柱推命を学んでおられる方より、

「年柱は、その人の第一印象を現わして

いるのですよね」

とのご質問をいただきました。

 

冒頭から言い訳がましく恐縮ですが、

私自身、独自の鑑定スタイルが身に

ついておりますことに加え、

日常的に鑑定を行っていないこともあり、

最新の解釈や鑑定法の動向を十分に追えて

いないのが正直なところでございます。

 

先のご質問にお答えいたしますが、
私が学びました時分は、
年柱を“第一印象”と読むとの定義は

あまり見聞きしたことがないように

記憶しております。

 

年柱というのは、

歳徳神が支配する柱となり
運命の興敗を司り、

運命の根となるものです。
 

人物であれば、ご先祖や親、

曾祖父や祖父母を意味します。

また、柱に現れる人物と自身との関係性、
二十歳頃までの環境や過ごし方、
人の気質や性情を表しております。

 

また、社会運を看るにも重要な柱となります。

社会で、どのような方と縁ができるのか、

同時に、社会における自身の在り方など、

社会における自身の立ち位置を読んでまいります。

 

ですから、年柱というのは、

他者からみた印象を定義するものではなく、

あくまでも、主観的な行動や言動が

現れる柱であるとの教えを受けておりました。

 

もっとも、人が他者に抱く

第一印象というものは、
その人の無意識的な振る舞いや言動によって
形づくられることが少なくありません。
 

そう考えますと、年柱をその人の

“第一印象”として捉えるのは、

言い得て妙と申しますか、

非常にセンスのある占定だと
遅ればせながら感心したのでした。

 

その人の立ち居振る舞いや言動を

看る柱なのですから、

当然、第一印象とするのは

何ら不思議なことではございません。

 

私が学びました頃は、

SNSはじめ、オンライン学習なども

ない時代でございましたので、
大半が教室や師のご自宅へ通って
学ぶというのが主流でございました。

 

ですから、流派における

理論体系や定義が脈々と受け継がれやすい

環境にあったように思います。

 

要するに、新しい知識や価値観と

いうものが生まれにくい環境でもあり、

反対に、外的影響がないために、

流派の教えを純度高く踏襲しやすい
環境でもございました。

 

私の感覚で申しますと、

情報インフラが発達して以降

あらゆるデータが更新と改革の中にあり、

すでに人間の頭脳だけでは

追い付かない時代となっております。

 

四柱推命につきましても

理論を崩すことなく、

より発想豊かに誰もが自由に

学べる時代になったのだなぁと

あらためて感心をしております。

 

古き時代にあって、今は薄れつつあるもの。

かつては存在せず、

新たに創造された価値観や解釈。

 

今も昔もかわらず受け継がれて

いるものの一つとして、

温故知新こそが鑑定のもっとも大切な

核となるのではと感じております。


見解ばかりで恐縮です。
 

私見ではございますが
ご参考になりましたら幸いです。
 

本日もありがとうございました。