まもなく節入りを迎えるにあたり、

日本では衆議院選挙、

世界ではオリンピック開催目前ともなり、

まさに丙午の運気の幕開けといった

様相を呈しております。

 

昨年末より、高市氏をはじめ、

日干己となる著名人らの報道を

目にする機会が増えてまいりました。

 

元来、日干が土となる方は、

不用意に本音を語らないと申しますか

敢えて核心的な言葉を飲み込む場合がございます。

天干の通変星によりましては、

外交的でオープンな人物像に映ったとしても、
内面では密かに沈黙を温存している

場合が少なくありません。

 

火土同根の法則に従えば、
日干が火、あるいは土となる方は、

命式の如何にかかわらず、
本年は本音を隠しづらい一年となります。

 

命式全体が強火となる方は、

衝動的にもなりやすく、

焦燥感や燃え尽き症候群のような感覚を

味わいやすくなります。

また豆炭、練炭となる土の方は、
火加減の調整が必要となります。

 

そして本年、

日干が乙となる方は傷官現象が顕在化

している方もいらっしゃることでしょう。

 

壬癸

酉戌丑

 

 

(大運)丙寅

 

一例として、
大運が丙寅へと巡り始めた頃を境に、
ヘッドハンティングで転職を繰り返して

いる女性の命式をご紹介いたします。

 

高い営業力と企画力で実績を積み上げ、

非常に優秀な営業成績を収めてきた方です。

顧客からの信頼は厚く、

目上からも可愛がられるお人柄でありました。

 

ですが社内の人間関係においては

気苦労が絶えず、常に一匹狼的な

スタンスを崩さなかったため、

部下との関係において常に何かしらの

問題を抱えていました。

そして、ついに部下への責務を巡って

トラブルが発生し、

丙の傷官月に退職へと至ります。

 

このトラブルは巳年に発生しております。
命式は金局を結び、

精神的圧迫を受けるとともに、

大運の寅と巳で害が成立することから、

刑害ありて困苦争斗となります。

しかし金局の作用により結果として

争斗とはならず、退職という選択によって

事なきを得た次第です。

 

四柱推命や算命学などの命術においては、

歳運や大運によって、あらかじめ

示される運気の流れが存在します。

 

命に刻まれた事象において、

凶を経験する宿命の者は

必ずや凶に始まり、

凶で終焉を迎えるのかと、

避けられぬ運命であるのかと問われれば、
否であると申し上げます。

 

この方は仕事において傷官を消化しました。
しかし、その象意については、

女命であれば夫や恋人との関係において、

男名であれば、子供のことにおいて、

傷官を体現するのは

あくまでも本人の意思に委ねられています。

宿命と運命は異るのです。


通変星から看ましても、

官殺混雑となる命式のため、

もともと仕事上においては安定しない

傾向がございます。

身を強めることが前提ではありますが、

官殺混雑においては、

食傷は救いの星ともなり得るのです。

 

傷官と偏官が干合する命式において、

この方に必要な殺印化は、

部下に信頼される、部下を育成し導き、

その成長を見守ることにありました。

 

新天地では、

培われた実績とノウハウをもって、

他者への貢献と育成に励まれることにおいて、

運勢は安定いたします。

 

他者の命を育み慈しむことで

すなわち殺印化することにおいて、

命に輝きをおびるのです。

 

食傷が旺じていないため、

部下の気持ちを汲み取ることに
難しさを感じる場面もあるかもしれません。

殺印化をもって、自己本位を手放し、

他者を省みるという視点に立つことにおいて、

この方の運勢をより明るく開いてくことに

繋がるでしょう。

 

先人の残した思想の数々に、

宿命や運命における困難辛苦の中にこそ、

天命や使命を見出すことができるとの

考えがございます。

 

立命の概念というものは、

人は生涯において、

人を通してのみ己を知り得る、
という教えであると受け止めております。

 

運命学を通して、

実社会の中で学び続ける日々でございます。

 

長くなりました。

本日もありがとうございました。