冒頭から私事で恐縮ですが、
二月、三月は毎年のことながら
仕事の多忙さに加えまして、
諸々のトラブルと
体調不良に見舞われております。
四柱推命的に申しますと、
この時期は、私の命式における“冲”の作用が
極めて強くなる季節であり、
加えて空亡も重なることから
学生時代より意識しながら
この時期を迎えてまいりました。
空亡については諸説ございますが、
滴天髄、窮通宝鑑、滴天髄徴義など、
四柱推命の原書とされる書物には
空亡という理論の記載はございません。
これらの書物は、注釈書も含めまして、
私自身も読み進めてまいりましたが、
空亡について明示された記述を見つける
ことはできませんでした。
では、四柱推命における空亡はどこから
来たのかと申しますと、
三命通会系の理論であると言われております。
このことからも、四柱推命で空亡を採用しない
流派が多様に存在するのでございます。
では、私はと申しますと、現時点では、
空亡は軽く看るにとどめております。
命式の中に空亡がある場合は、
空亡となる支と冲や合、方合や会局となる
支が命式内に存在する場合や、
もしくは、歳年や大運とそれらの事象が
起きる時は解空となり、
空亡の影響は無しとみなしております。
原書に記載されていない空亡を、
なぜ不採用にしないかと申しますと、
前回の記事でも申し上げましたが
私自身の経験からも、また鑑定を通じて、
空亡の影響を受ける方と、受けない方が
いらっしゃるという実感があるためです。
また、空亡には
真空と半空という考え方もございます。
陽干の人は、
陽支となる支が真空で陰支は半空となり、
陰干の人は、陰支が真空となり、
陽支が半空となる理論でございます。
文字通りの事象となりますが、
実際、解空の要素がない私の命式において、
真空となる時というのは
まさに“真の空亡”と呼べる運気に見舞われます。
しかしながら、これらの事象には、
運気の解毒とでも申しましょうか、
空亡に対する免疫を携えずに、
この世に生まれた意味があるのではないかと
感じております。
敢えて、この時期は修行と申しますか、
必要があっての厄落としと受け止めております。
世間では凶とされることであったとしても
凶を受け入れることにおいて、
魂が真に望むモノがもたらされる
のでございます。
形而上学的な話しとなり恐縮ですが、
これらの考えは空亡とは切り離すことが
できない概念であると思っております。
ゆえに、このような概念は古来より
あらゆる書物に刻まれ、
数千年の時を経た現代においても
生き続けているのだと思います。
そして四柱推命というものは、
学びを深めるほどに
人生の歩みと時の長さとが比例し、
情熱を傾けるほどに
答えが深淵の世界にあると感じております。
ゆえに、四柱推命の鑑定には、
それぞれの鑑定士様だけが導き出せる答えと
理論というものが存在するのでございます。
長くなりました。
本日もありがとうございました。