本日は、神殺(しんさつ)について

お話しをさせていただきます。

 

時に、四柱推命を学んでおられる方より、

「命式の中に神殺がないのですが」

「命式に凶神があるのですが」

とのご質問を頂戴することがございます。

 

四柱推命における神殺と申しますのは、

命式における生日の干や支、

年支や月支から導く特殊星のことを申します。

 

主な神殺といえば、
日干から看る天乙貴人をはじめとする、
福星、天官、節度、太極、文昌、

天厨などの貴人や、
日貴、日徳、暗禄、学士、羊刃。
月支からは天徳合、月徳合、華蓋。
年支・日支から看ていくものとして、
駅馬、劫殺、亡神、咸池、囚獄などがあり、
他にもあらゆる種類の星がございます。

 

流派によって神殺を取り入れるかどうかは
大きく異なりまして、
神殺を一切看ない流派もあれば、
干支自座神殺のみを看る場合や、
重要な神殺のみを採用する流派など、
神殺に関しましては、鑑定士の見解による
看立てになるかと存じます。

 

かつては、神殺についても詳しく

拝見していた時期がございましたが、

感触としましては、後付け論的な吉凶の

判断に影響する恐れがあることから

現在では、軽く看る程度で留めております。

 

優に百種類を超す神殺につきましては、
多くの文献に神殺のもたらす吉凶が
示されておりますが、
あくまでも参照程度に留めておかれた方が
無難かと存じます。

 

けれども、神殺というものには

独特の気配がございまして、

神殺をご覧になる鑑定士様は多様に

経験されているかと存じますが、

お話しをさせていただく中において、

その方の纏っておられる気配からも

神殺の気配を感じ取ることが度々ございます。

 

神殺をあまり携えておられない方などは、
眼差しや佇まいに音がしないと申しますか、
纏っておられる気配に、静謐さや覚悟のような、
ある種の諦念感を感じ入ることがございます。
我が道を行くといった、
自らの力で道を切り開く鍛錬さをお持ちの

方が多いように思っております。

 

神殺が命式にどのような影響を
もたらすのかにつきましては、
一つの神殺をご説明するだけでも、
誤解を生じる内容になるやもしれません。

 

この場では

詳しく語ることは控えてまいりますが、

神殺がある、なしで命運の吉凶は決して

測ることはできません。

 

これは個人的な見解に過ぎませんが、

神殺というものは、

その方の命運にもたらす吉凶のみを

判断するためのものではなく、

神殺の星によって、ご先祖との関りや、

今生での生き方や対人関係にもたらす

影響などを測る上での、

あくまでも参考要素として捉えております。

 

古書の中には、
吉凶をはっきりと明示した神殺が
何百と記されており、
中には恐ろしい内容もございますが、
先進医療の現代におきましては、
特に病気等に関する神殺については、
当てはまらないことがほとんどです。

 

ここで記しましたように、

神殺は、多少なりともその方の雰囲気や

空気感に漂うものがあると申しましたが、

あくまでも気配の話しに過ぎず、

神殺がもたらす影響の深度という前提において、

一鑑定士の推測の領域での話でございます。

 

鑑定におきましては神殺を看ますが、
相談者様に神殺についてのご説明は
申し上げておりません。
あくまでも、命式を拝見する上での

付随的な要素として拝見させて

いただいております。

 

個人的な見解となり恐縮ではございますが、
ご参考にしていただけましたら幸いです。

 

ここまでお読みいただき、

ありがとうございました。