社会生活において、
通変星の中でも特に大切となりますのは
財星の働きかと思っております。
財星というものは
金銭の象意で捉えてみますと、
命式の天干にのみ現れる場合は
本人の意思に関わらず金銭の出入りが
激しい傾向となります。
また星の配分にもよりますが、
財だけは透干されない方が
よいとも申せます。
財星が関係するものとして、
管理職や経営者の方から多い
ご相談内容の一つに、
“社内改革がうまく進まない”
というものがございます。
命式を拝見しますと
概して財星の働きが弱く、
印星や食傷が強く出ていることが
少なくありません。
印星は知識や教育の星であり、
また慈愛の星ともなりますので
社員への愛情は然り、
発想力に優れた食傷と交われば、
社内改革で環境改善を図ろうと
されるのは当然の流れかと思います。
しかしながら、
案自体は優れた内容であったとしても、
財星の象徴的な能力でもある
“物事の達成において何が必要か”
という視点がずれてしまえば、
目的に辿りつくまでに
時間を要することになるでしょう。
財星は物事を実現へと導く力です。
自分ひとりの力だけでは
達成できないことにおいては、
人を動かす力とも言えます。
それ故に、財星の「協力を得る力」は
不可欠となってまいります。
印星や食傷のみでは
机上の空論に陥りやすく、
食傷が財に流れることにより
財星の得意とする「人との交流」が生まれます。
即ち“コミュニケーション能力”が
発揮されるようになるのです。
そのようにして
コミュニケーションを通して相手を知り、
関わりを重ねることによってこそ、
次の一手へと繋げていくことができるのです。
財星の働きがなければ
発想は独りよがりになりやすく
たとえ食傷があれど、
緻密な分析力にも鈍さが見られる
やもしれません。
財星を補う方法のひとつに、
自分の財星となる星を持つ人物、
あるいは官星となる星をもつ人物の
協力を得るというものがございます。
さらに、人への関心を深めることも
大切な補い方のひとつとなります。
勿論、財星がないからといって、
誰もが同じ課題を抱えるわけではありません。
命式全体の星の配分によって事象は異なります。
ここで述べましたのは、
あくまで傾向としてのお話しとなります。
そして何より、
自分にない星というのは補うことができます。
これこそが立命とも言えるでしょう。
長文となりました。
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。