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今回は少林寺拳法の連続複数法形修練の注意点についてです。(反復練習については目的や方法をよく考える必要があります。)
この修練法は途中で何があっても止めずに続けて複数の法形を繰り返し行う修練法です。
最近よく行われている連続複数法形修練ですが、やってみての気付きとして、メリットやデメリットを考えてみます。
そもそも連続複数法形修練をする時には前提として、その法形が正しく出来ることが大切です。
何度も繰り返し行う以上、正しくできなければ、悪いクセを刷り込むことになります。
ではメリットとしては、
・身についている法形を乱取りで使うイメージを掴む練習になる。
・ストレス発散ができる。
またデメリットとしては、法形の並びじたいを刷り込むので、新たに悪いクセをつける可能性がある。
です。
連続複数法形修練は連続で行うとしても、1つ1つの法形の細かな動作、間合いを修正しながら行う事が必須で、
同じ事の繰り返しであれば、成長ではなく悪いクセをつける可能性が高くなってしまいます。
ビアノや他のスポーツでも、技術を見につける時には、まず悪いところを確実に何度も練習して直してから通して練習する事があるのは、悪いクセをつけない為なのです。
私が教えてもらった先生がたは、まずは正しい技のかけ方を学び、不確かなかけ方で回数を重ねる事の危険性を指摘していました。
一度ついたクセを直すのは非常に難しい事を忘れてはいけません。
単なる爽快感や、ストレス発散で反復修練はしてはいけません。
参考