大阪府枚方市教育委員会 PTAがなくなった学校2校への対応 その1 | 義勇兵のブログ

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城陽市のPTA、保護者会の改革に取り組んでいます。
高校時代に芦原会館で空手を学び、武道・武術の研究がライフワークになりました。
趣味の少林寺拳法、ガンプラ、読書他色々なことを書いていきます。

 


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今回は大阪府の枚方市教育委員会の定例会で話題となった、PTAがなくなった学校の話題についてです。

(令和5年4月25日枚方市教育委員会第4回定例会)


ご存知の方もおられるとおもいますが、

・枚方市立殿山第二小学校のPTA

  令和5年3月31日解散

  校長からの要望もあり「殿ニフリー保護者  会」について検討されている。 

・枚方市立さだ東小学校のPTA 

       令和5年3月31日からPTA会費が無くなり次第解散


となっています。


城陽市でも様々なPTA関係のトラブルがあり、PTAの解散を求める声があることからご紹介します。






(抜粋)

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報告いたしますのは、教育委員会の権限に属する事務といたしまして、特に緊急を要すると認 められましたため、教育長が臨時に代理したもので、教育長に委任する事務等に関する規則第3 条第3項の規定により教育委員会に報告し、ご承認をお願いするものでございます。 議案書81ページをご覧ください。


報告は、ページ中段に記載の「2. 臨時代理事項」に記載のとおりでございます。 議案書82ページをご覧ください。


臨時代理第45号、枚方市学校運営協議会規則の一部改正について、ご説明いたします。


本件は、教育長に委任する事務等に関する規則第3条第2項の規定により、令和5年3月31日 付で教育長が臨時代理したものでございます。


議案書84ページの新旧対照表をご覧ください。


このたびの規則改正は、第4条第2号における委員につきまして、昨今の情勢等に鑑みまして、 PTAからの推薦に加え、PTAがない学校においては、当該学校の校長が推薦することを可能にする ものです。


議案書83ページにお戻りください。


附則としましては、本規則は令和5年4月1日から施行するものでございます。 以上、簡単ではございますが、臨時代理第45号の説明とさせていただきます。


以上、報告第15号、臨時代理事項の報告について、よろしくご審議の上、ご承認いただきます ようお願いいたします。


○尾川教育長 これから質疑に入ります。質疑はございませんか。谷元委員。 ○谷元委員今、説明していただいたんですけども、新のほうで(2) のところにPTAがない対象 学校とありますが、PTAがなくなった学校があるようですけども、その経緯やPTA活動が担ってい


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た活動を今後学校がどのようにされるお考えなのか。委員会が把握されていることを教えてくだ さい。


また、今回の改正により、PTAがない対象学校にあっては、当該対象学校の校長が推薦する当 該対象学校に在籍する児童の保護者となりましたが、具体的に今後どのようにされるのかお聞き


したいと思います。


○尾川教育長 井手内教育指導課長。 ○井手内教育指導課長過日、岩谷副教育長と当該校へ訪問し、校長より経緯の聞き取りを行いま した。当該校のPTAがなくなった経緯につきましては、PTAでは、仕事や子育てを行いながらPTA 活動へ参加することへの負担感による役員の担い手不足などの課題があり、保護者へのアンケー ト結果等も踏まえて、PTAの解散について、令和4年度のPTA総会にて決定されたとのことです。


これまでPTAが担っていただいていた活動につきましては、子どもたちの登下校の見守り及び 運動会や参観日など学校行事でのお手伝いなどがあります。学校長としては、子どもたちの安 全・安心な学校生活を守っていくためにも、学校と保護者と地域の方々とのつながりは大事にし ていかなければならないと考えており、できることを、できるときに、できる人が活動をしてい ただくというコンセプトで、学校より、適時、保護者への協力依頼を行っていくとのことです。


また、今後の保護者の活動におけるコミュニティ・スクールへの関わりについても検討してい きたいとのことでした。


PTAがなくなった学校においては、今後新たな保護者会の立ち上げなども検討されていると聞 いているところです。今回の規則改正に伴う保護者の推薦は令和6年度の委員の選任から適用さ れるところですが、その推薦に当たっては、こうした保護者会との連携も踏まえながら、学校運 営において保護者の皆さんの意見が適切に反映されるようなものとなるように校長にも指導助言してまいります。


○尾川教育長谷元委員。


○谷元委員 ありがとうございました。


PTA活動が廃止されるということは保護者同士のつながりも少なくなり、学校教育活動への理 解や意識も薄れるのではないかと危惧するところです。コロナ禍でPTA活動も以前に比べ活動を 減らしてきていると聞いています。共働きの家庭や母子家庭、父子家庭も増える中、保護者の 方々に学校教育への理解を深めてもらうため、様々なご協力をPTAにお願いしてきた経緯があり ます。また、PTAは家庭、地域、学校を結ぶかけ橋としての役割も担っていただいております。


学校運営協議会、いわゆるコミュニティ・スクールについて、学習指導要領では「これからの


時代に求められる教育を実現していくために、よりよい学校教育を通してよりよい社会をつくる という理念を、学校、家庭、地域の関係者が幅広く共有し、社会に開かれた教育課程の実現を目 指していくことが重要である。」と示されています。学校が保護者や地域住民等、お互いの情報 や課題を共有し、未来を生きる子どもたちのためにという共通の目標、ビジョンを持ち、地域の 知恵や活力を学校づくりに生かすことができるよう、教育委員会の支援を今後もよろしくお願い いたします。


○尾川教育長 ありがとうございます。


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そのほか、質問等ございますでしょうか。


ちょっと私のほうからも追加で。もう少しPTAの現況について確認しておきたいんですけども、 今、説明がありましたPTAがなくなった学校というのが、まずはどこなのか。あるいは、なくな る可能性がある学校があるのか。その辺りを説明してもらいたいのと、それから、今PTA協議会 でどんな議論が行われているのかとか、PTAの現状について分かる範囲でいいんですけど、説明 お願いします。北田学校支援課長。


○北田学校支援課長 まず、PTAが解散された学校でございますが、殿山第二小学校と蹉跎東小学 校でございます。 殿山第二小学校のPTAに関しては、令和5年3月31日をもって解散をされています。蹉跎東小学校のPTAにつきましては、令和5年3月31日で活動自体は終了ということで活動はもう行って いないということですけれども、PTAの会費が残っているということで、今後、会費を消費した 時点で完全に解散すると聞いております。


まず、殿山第二小学校につきましては、この間校長先生と情報共有をする中で、先ほど井手内 課長のほうからもありましたけれども、PTAが解散することで、児童の登下校の見守り、あとは 学校行事における保護者の手伝いなどでの影響が考えられるということで、校長先生としまして は、保護者の組織が完全になくならないように、できる人が、できる活動を、できる日に行って もらうことで、保護者の活動を継続してほしいと考えておられます。


先日、4月22日には、保護者へPTAの解散の報告をされています。報告後、保護者会の立ち上 げについても、「殿二フリー保護者会」 というような仮称ではあるみたいですけれども、保護者 会の立ち上げについての提案をされています。報告会への参加は27人ということでは聞いており ますけれども、その中で行事等に協力していただいた保護者がけがをされた場合の保険について も、これまではPTA独自で加入されていたんですけれども、それがなくなりますので、保険加入 についての提案はされています。


保護者のほうからは、保護者会の立ち上げについては少し時間をかけて考えていくことや、役 員をつくるとかではなくて、具体的な協力内容について学校からの呼びかけがあれば保護者間で も声かけをしながら協力を、当然のことながら協力は行っていくといったご意見をいただいてい るとのことです。


また、4月10日ですね。学校の始業における登校班での見守りにつきましても、4月7日に学 校よりミルメールで子どもたちの安全安心のために登校班への付き添い協力等をお願いしたとこ ろ、各地域で保護者同士で声かけをしていただいて、多くの保護者の協力をいただいたというこ とで、今後も引き続き保護者に対して登下校の見守りについても学校より呼びかけを行っていく ということは聞いております。


また、蹉跎東小学校のPTAにつきましても、同様の課題がございますけれども、児童の登下校 の見守りにつきましては保護者へ継続的に協力依頼を学校より行っていくことであったり、学校 行事等における保護者の協力依頼については、現時点で保護者の活動中のけが等の保険対応がな いことをお知らせをした上で、安全な作業などをなるべく協力依頼していこうかなといったとこ ろは校長先生から聞いています。


(抜粋ここまで)


続きます。