あけましておめでとうございます。
最近ようやく人間の心を手に入れた俣野亜以己から紹介いただきました鬼頭広夢です。
11月の末に引退して約1ヶ月経ちますが、米田監督の車のナンバーだけは鮮明に覚えています。
いきなりですが、みなさんは
「自分って必要なくね」
って思ったことないですか?
僕は大学2回時に、プロを諦め就活を始めた時期に感じた。
正直1年の頃には心のどこかでプロになれないって思ってたかもしれないけど、就活を始め、
「プロになるためにサッカーをしていた自分」から
「組織の一員としてサッカーをする自分」に変わった瞬間にこの感情を強く抱いた。
この感情を持った最初は、
「俺が辞めても戦力が落ちるわけでもないし、明日から組織が回らなくなるわけでもないし、辞めても何も変わらないな」
このままサッカー部を続けても意味ないし辞めようかなとも思った。
でも、大学サッカーを続ける意味について考える機会をきっかけに
組織のために全力で働きかける先輩の姿を思い出し
組織のために行動する同期の姿を目の当たりにし
「このまま必要とされないまま終わっていいん。せっかく大学までサッカーしてきたのになにしてんねん。」
って強く思った。
自分の存在価値を見出すためになにができるのか。組織で必要とされるためにはどうしたらいいのか考えた。
そこから、部署で新しい案を提案し行動した。
悩んでそうな後輩に積極的に声をかけた。
カテゴリーの雰囲気が悪いときは和むような発言をした。
特に4回になってCのキャプテンをしてからは、個人としてどのような存在価値を見出せるのか。Cチームが組織全体で存在価値を見出すためにはどうするべきなのか考えた。
結果的に、組織全体に大きな影響を与えることはできなかった。
でも、この経験を通して存在価値を見出すためになにか行動すれば、少しでも組織を活性化させることができるんじゃないかと感じた。
そして、周りからも信頼され必要とされるような存在になれるんじゃないかなとも感じた。
当然チームの第一線に立ってプレーで貢献することが第一だけど、120人以上いる組織で活動していればそれが叶わない選手が多い。
だからこそ、そういった選手はプレーはもちろん、プレー以外の面で何かできることを見つけて行動することが大事だと思う。
何かできることを見つけて行動すれば、同時に自分らしさを見つけることもできると思う。
そうやって自分らしさを発揮しながら行動することが、結果的にその人の存在価値に繋がるとも思う。
大規模な組織の中で自ら行動を起こしたり発言したりすることは容易なことではない。
特に下のカテゴリーの選手達は劣等感を感じたり、勝手にアウェイ感を感じて行動するのに勇気がいると思う。
自分もそうだった。
でも絶対にどんな行動でも受け入れてくれる人がいる。
実際に自分には受け入れてくれる同期がいた。
同期だけでなく受け入れてくれる先輩や後輩がいた。
本当に大好きな同期がいたから充実した4年間になった。
こんな経験は当たり前のように試合に出れた中学や高校ではできなかった。
サッカースキル、人間力共に高い集団にいたからこそ経験できた。
心の底からサッカーを続けてよかった。
サッカーを通じていろんな経験をさせてくれた両親ありがとう
夢を叶えることが出来なかった悔しさと
サッカー人生で得た経験を活かして社会で活躍して恩返しします!
サッカーを通じて出会えた全ての人に感謝します。
明日は相手の意表を突く切り返しとオービスを光らせることが得意なあの男の激アツブログです!!