後半の演目に入ります
『四千両小判梅葉』
菊五郎さんの富蔵
梅玉さんの富十郎
2人で御金造破りをして四千両盗み出す
ごくアッサリと描いてます
話の主眼は牢屋事情実録らしい
作者は黙阿弥だけれど
興行主である千歳座代表の田村成義は
養父が牢屋同心で本人も見習いを6年勤めたそう
この経験を生かした企画を立てたらしい
「皆んな知りたい塀の中シリーズ」
みたいな事かな
他にも捕まって江戸へ移送される道中
妻子と舅との涙の別れ
とか
とかエピソードはあれど
残った印象は圧巻の牢屋シーン
何が面白い訳でもないけど
へぇぇと興味深く拝見しました
「地獄の沙汰も金次第」という台詞は
この舞台から来たのね〜
『扇獅子』
踊りの素養がないし
唄や三味線も分かりません
でも梅玉さんはいつまでも若々しい
鳶姿がお似合いだわ
調べたら70歳ですって
うわー
見習いたい
今月の昼の部は
江戸歌舞伎の始まりから明治まで
さながら歌舞伎博物館の様相
貴重な勉強になりました