「しあわせが、つらい」 | 〜 ただの人 もりもりの成長記録 〜


 

家族写真が飾ってあるリビングに

優しい陽の光が差し込んでいる



早朝から掃除をしていた、らしい

彼は眠気に耐えきれず

夢のなかにおちていった



そんな彼の横に

わんちゃんがコテっと、座る。



台所から

とんとん、とん、と

音を奏でているのは彼のお母さん



「はじめまして」



そして

ご飯をみんなで食べる

わんちゃんも一緒に。

 




此処は、別世界、ですか。

 

 

私が喉から手が出るほど

手に入れたかった

 

 

「お家」「両親」「家族」が

そこには、あった。

 

 

と、同時に

彼は当たり前のように

それらに包まれ

守られて育ってきたことに

妬みを感じてしまった。

 

 

目に映るものが全てでは無い



ないものねだりだと

分かっていながらも

彼の家が、家族が



【 暖かくて

 いいなあ 】と



感じてしまったことが

 

 

悲しくて

悲しくて

悲しくて



たまらなく



辛かった。



家族を怪物のように思い

直視できない私とは

別次元の人のように感じてしまい

彼との関係を捨て

その場から逃げ出したくなった。

 

 



それからも

幾度となく彼の家にお邪魔しては

夕飯をご馳走してもらうのだけれど

未だに夕飯前になると泣いてしまう



その度、私にとって

「家族」や「愛」というものは

求めすぎていた期間が長くて

根深い問題なんだ、と再認識する。



でもあの時、

ここで逃げ出すのは違う

幸せを自ら手放すことになる、と



今までは同じ境遇の人を

求めてはしってきたけれど



私には幸せを味わうこと

慣れることが必要なんだ、と



そう思って

関係をきらなかった私



わたしゃぁ、えらいぜ。



彼が

「家族でご飯食べに行くんだ」

「明日家族旅行なんだ」

サラリと口にする言葉に

たまにモヤモヤした感情が

溢れてしまうけれど



それでも

私を知りたいから

私を好きだから、と



【わかろうとする心】を持って

話を聞いてくれる彼がいるから



信じること、自分の思いを

打ち明けることができるようになった。



安心して

自分をさらけ出すことができるって

なんて、なんて

幸せなことなんだろう



求めながらも

私には到底

訪れることのないと思っていた



私の思い描いていた未来が

もう、此処にはある。



彼の隣で



長年にわたって

心の中で

絡まりに絡まった糸を



ゆっくり ゆっくり

解いていけたらいいな



そう思ったのでしたまる







👉👉👉


文末に載せるのもなんですが


「不登校の子供の

キモチわかりますか?」お話会

無事に成功しました〜(7/28)


ふふふ、楽しかった。

皆様ありがとうございました。



(古屋サマンサさんの

ブログに飛びます)



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