「アリを踏むのが怖くて歩けない」 | 〜 ただの人 もりもりの成長記録 〜

 

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*私の頭の中と一冊の本


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正義のヒーローに倒される

悪役にも

 

 

その人の帰りを今かいまか と、

心待ちにしている人がいるであろう

 

 

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某アニメ

可愛い女の子がプリチーに変身して戦うのだ

 

 


その可愛い変身衣装に

戦うかっこいい姿に

憧れたものであった。

 

 

大好きなキャラの文房具を

学校には持っていき



夜は大好きなキャラの

パジャマで眠りについた

 

 

私も大好きな彼女に

なったようで幸せであった。

 

 

しかし、いつだったか

倒される悪役がかわいそう

 

 

だって、

悪役にも家族っているんじゃないの?

と、思ったことがあった。

 

 

 


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正義のヒーローと称される彼女は、

母親が呼ぶ自分の名前で眠りから目を覚ます

 

 

一階に降りれば

母の作ったご飯が食卓を彩り



時間になると友達が迎えにくる

そんな日常から始まる

 

 

その中で悪さをする悪役と出会い、

倒すのだ。

 

 

正義の仲間と力を合わせて。

 

 

彼女にも平凡な日常がある

 

 

ソレならば悪役にだって(以下彼と称す)

彼女と同様に平凡な日常がある、

あったはずだ。

 

 

「悪いことをしたら倒される

だから悪いことはしちゃダメなんだよ」

 

 

ソレを不思議と疑いもしなかった

当たり前だと思っていた。

 

 

でも、



倒された悪役にも

帰りを待つ人がいるかもしれない



愛する人がいるかもしれない

 

 

正義と称して

誰かを守るために起こした彼女の行動は



勇気ある行動と褒め称え 

感謝する人が多いだろう

 

 

現に彼女たちが住む街は

平和になったのだから

 

 

しかし、彼の取り残された家族

愛するものはどうなるのだろうか

 

 

平和と言えるか

いや、いえないであろう

 

 

愛するものを奪われた悲しみは

もっと深い憎しみに変わり

いつしか彼女を、

彼女の愛するものを襲うかもしれない。

 

 

彼に行動を起こさせる引き金となったのは

道端のおっちゃんの何気ない一言かもしれない

 

 

そんな一言で行動起こすような

彼自身が悪いという人もいれば

 

 

そんな気性の荒い子に

育てた彼の親が悪いという人もいるだろう

 

 

誰が悪いではなく環境が悪いのではないか

 

 

いや、親を育てたさらにその親が

悪いではないか、と。

 

 

彼が一体どんな悪さをしたのか

その問題も

「原因」探しも大切ではあると思うが、

 

 

原因追求をし始めたら

どこまでも終わりは無い

 

 

何故なら理由があれども

行動全てが「結果」であるから。

 

 

彼を「悪者」と見るには

明らかに判断材料が少な過ぎたかもしれない

 

 

そして一体前提

何を持って「悪」か「善」か判断するのだろう。

 

 

倒してもらった街の人は彼女に感謝し

倒された彼の家族は

彼女に感謝なんかしない

 

 

 

今、どの立場で

その出来事を見ているかによって

善か悪かの判断はされる

 

 

 

つまり物事を見ているその人の観測次第

立ち位置で、どっちにも転がる

 


 

喜びは 悲しみと

感謝は 憎しみと

 


 

いつもすぐそばにあるんじゃ無いか。

 

 


 

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「ヒーロー」の数だけ「悪」が必要じゃないか。

 

 

「悪」が世界を悪くしているんじゃない。

 

 

「ヒーロー」のために、

世界は今日も混乱している必要があるのさ。

 

 

正しさを持つことは悪いことではない

ただ正しさは別の正しさと絶対にぶつかる

 

 

さらに正しいとは

たったひとつしか信じない

という宣言なので他の無限の選択肢を

潰すことにもなる

 

 

 

 

以上カラー文【悪魔とのおしゃべり/著・さとうみつろう】より抜粋 。この本との出会いに感謝します。



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何でもいい 

何か一つのものに囚われることなかれ

 

 

自分の正義を他者に押し付けることなかれ

 

 

相反する意見を拒絶するなかれ

 

 

心はいつでも自由なものであれ

 

 

いつでも

 

 

自由なものでありたい

 

 

溢れかえる情報の中で何を信じる

その目に何を映して生きていく

 


 

私の目に映る

単なるこの風景さえも

 

 

隣で眠るあなたには

悲しく、残酷なものに映るのかもしれない

この世界の中で








 

 


 

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ーー「幸せになりたい」



と、心から願っていた。

 

 

 

嫌われる私 帰りたいと思う家はない

どこにも居場所はない

 

 

激痛がいつ襲ってくるかわからない

一人旅に出ることもできない

私はここにい続けることしかできないのだ。

 

 

他人を変えるより自分の見方を変える?

 

 

ふざけるな

 

 

そんな余裕がないから困っているのだ。

 

 

 

見方を変えたところで

薬も効かず



救急車の番号を押そうとしている



この現状が何か変わるか

 

 

激痛が



和らぐと思うか。ーー

 

 


 

 

あの頃すでに誰に聞くでもなく

「観測者効果」を

取り入れようとしていたのかもしれない。

 

 

疑いながらも。

 

 

どうにかこうにか逃れられない現実から

少しでも目を背けたくて

 

 

結果として

それはうまくいかずに終わってしまったが

 

 

随分と長い月日が経った今、

そんな出来事があったと思い出す。

 

 

ああ、14歳の私よ

すごいことに気づき始めていたのだね。

 

 

「いつか幸せになれる」そんな言葉さえ

信じなかった14歳の私よ

 

 

頑張って日々、生き抜いていた。

 

 

よく生き続けてくれていた。



ありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

 

激痛から逃れたいがために

日々、生きることを捨てたいと

思い続ける日が多過ぎた私は

 

 

死とは開放されるものである



と、思い込んでいた。

 

 

自分が死んで

取り残される人たちの人生など

どう考えても自分の問題より

ちっぽけなものである

と、思ってしまっていた。

 

 

 

ああ、

人の死が

これほど悲しいものだなんて

 

 


悲しい

 

 

あなたの歌が、

あなたの素敵なダンスが

私に元気を与えてくれていました。

 

 

ありがとうございます。

心からご冥福をお祈りします。

 

 

 

 

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朝目が覚めた私の目には

どんな世界が待っているだろうか

 

 

目が覚めた私は

 

 

不幸せか

 

 

幸せか

 

 

 

それは意識をどちらへと向けるかにより

自分の中で決定されるものだ。

 

 

 

私は叫ぶぞ

 

 

私は幸せであると

 

 

泣きながらも叫んでやる

 

 

幸せである、と。

 

 

 

恥ずかしいのなら

あなたの分まで叫んであげる

 

 

 

 

幸せな日々よ さあ、おやすみ

 

 

目が覚めてまた会いましょう

 

 

幸せな日よ

 

 

 

 

(Fight for your heartを聞きながら...)