今日聞いた話


昨日高圧ケーブルの耐圧試験に行ったところ、端末処理の済んでいないケーブルの耐圧をすることになった


そこで外装シースを剥き、遮蔽層を剥き、半導電層を剥き


あらわになった架橋ポリエチレンを段剥きして心線を出してから耐圧をかけたところ


耐圧前2000MΩあった絶縁が、耐圧後には1000MΩに・・・


現場の施工業者の責任者から言わせると架橋ポリを鉛筆削りせずに段剥きしたのが悪いと言われ


そんな馬鹿なといいながら端末を切り落とし、処理の最後に架橋ポリを鉛筆削りして(この時架橋ポリのまわりをウェスで掃除した)再度耐圧したところ


2000MΩに・・・


難しいことはよく分からないけど、いろいろと検討した結果落ち着いた結果は


架橋ポリエチレンの層の表面に塗ってある糊状の物質がくせ者


この物質の絶縁性が低く、耐圧試験により痕跡の残らないほどの微妙な表面リークを起こし、20cmくらい剥いた遮蔽層間に道を造ったことで絶縁値が低下したのだろう


あとで知ったのだが大体ケーブルの端末処理剤などには、外装を剥離した後に架橋ポリに付着しているものを落とす溶剤が付属品としてついていることが多いのだという


今回のケースだと確かに鉛筆削りをすることで問題の物質の付着していない部分が多く生じることになるわけだが、実際には鉛筆削りをする前に架橋ポリを綺麗にウェスで拭いたことが一番の改善要因だろう


端末処理の済んでいないケーブルに耐圧をかけるケースはめったにないんだけど、こういう施工面から学ぶこともあるんだと痛感しました。

本日の竣工試験


発電機~52G間のケーブルだけかと思ってたら


どうも発電機も耐圧をかけるとかいう話しに


出荷試験を見せてもらうと、14、200Vで1分間の充電電流のデータが確認できたので、10、350Vに直すと約200mAかなぁなんて話をしながら耐圧試験に突入


2kのリアクトルを入れて試験回路を組んだんだけど、スタート直後からどうも充電電流の数値がおかしい


試験を一旦中断して調べると、リアクトルのLとEの接続が逆になってました・・・


完全なヒューマンエラーだね、リアクトル分の電流がメーターを通らないような接続になってました・・・


さて、それはともかく


出荷試験データの14,200Vで1分間というのが気になって調べてみた


どうもJECの2130という規格のもの


14,200Vっていうのはどうも、定格電圧×2+1,000V


つまり


6,600×2+1,000V=14,200V


ってことみたい


メーカーの出荷試験はだいたいJEC規格が多いけど、大体技術基準で決められた規定電圧よりも少し高い電圧で1分間っていうのがほとんどだね


ちなみに今回の発電機の充電電流は600kWで200mAくらいでした、参考までに

GVTの三次、オープンデルタのとこに挟まってる制限抵抗ってなんのためにあるの~?


ということなんですが


簡単に言えば、オープンデルタの回路で検出するのは地絡電圧Vo


それを入力としてつながれる継電器はDGRやOVGなんかだろうね


継電器のインピーダンスは小さいからそのまんま繋ぐと結構な電流が流れちゃう


だから制限抵抗を並列に入れて分流してやろうと


電圧モノの継電器だから分流したって問題ないしね


もっと言えば


制限抵抗でオープンデルタの回路を閉じてやることで第3高調波対策にもなるみたい


高調波はΔ結線内を循環する性質があるみたいだ


あとは、DGRの位相特性を安定させる効果とか


それを説明してるベクトル図が載った技術資料が会社にあったんだけど


まぁそれは


難しいことはよくわからん!


たぶんつまりそういうことだ