この時期は年間通してオフシーズンといってもいい時期で


この間久しぶりに竣工試験でOCR試験をした


もうなんか緊張感がなくなっちゃって


なんも考えずにテスト端子にプラグ突っ込んで電流流しちゃったわけですが


一応電流計の切り替えスイッチは切っておいたんですが


甘かった・・・


電流流したら、なんか頭の上のほうでジジジジジジジジジジ


って音が


ん?と思って電流下げると音が止まる


また流すと


ジジジジジジジ


んん??


えぇ、電力量計の円盤がジジジジいってました・・・


電圧はかけてないから回ったりはしないですけどね


最近はデジタル計測器も増えてきてたりするから


テスト端子から電流流すときはほんと気をつけなきゃ危ないよね


テスト端子から電流ながすときは、計装関係にぶら下がってるものをよく確認しよう


やばいとおもったら継電器の入力を離線してダイレクトに流す!


めんどくさいと思っても


ね。

特別高圧用受電設備の引き込み口には必ずといっていいほどついているもの


VD


電圧検出用の機器ですね


先日の耐圧試験のときのこと


試験電圧は28,750V


10分間の試験電圧印可後に、試験器操作者が電圧を降圧した瞬間


ドーーーーン!!


突然受電用遮断器の52Rが開放


少々おどろきましたが・・・


よくよく調べてみると、回路構成のため制御電源を活かしたまま耐圧試験をしていたので


受電用のVDが活きていた模様(耐圧前の処置で外してもらったりすることもあるのですが)


印可していた電圧がなくなったので、VDの不足電圧で受電用遮断器が解列されてしまったようです


う~ん


知っていればなんということはないですが、知らないとちょっと焦りますよね・・・

耐圧試験の処置としては変圧器等の二次側短絡アースなどいろいろとありますが


リアクトルの一次二次のバイパス処置


こんな処置もいままで深く考えずにやってたりしましたが、ちょっと掘り下げて考えてみた


わたしが先輩から習ってた理由としては


6%リアクトルによる端子電圧の上昇によって耐圧試験電圧よりも高い電圧がコンデンサにかかってしまうのを防ぐため


と聞いていました


ほぅほぅ


難しいことはわからんけども、ちょっと計算してみた


まず6%リアクトルについて


コンデンサに対して6%リアクトルを直列接続するということは、その特性上、逆位相の電流となるので、それぞれの機器容量的にも相反している


全体を1とすると、コンデンサ容量の6%分をさっぴいた部分


1-0.06のコンデンサと、その容量の6%分リアクトルから構成されることになる


つまり、100kvar相当の設備群を作ろうとすると


0.94×コンデンサ容量=100kvar


コンデンサ容量=100kvar×1/0.94=106.38kvar


リアクトル容量=106.38kvar×0.06=6.38kvar


容量的に相反しているので


合成した設備容量は、106.38kvar-6.38kvar=100kvar


比率も、1:0.06 ぴったり


ややめんどくさい計算の仕方だけど、JIS規格での考え方はこうらしい



今度は電圧について考えてみる


設備群の容量が100kvarだから、この部分の電流は


100kvar÷6,600V÷√3=8.75A


コンデンサとリアクトルの容量からそれぞれのインピーダンスを求めてみる


まずリアクトルから


6.38kvar=√3・I・I・XL


XL=6.38×1000/√3×8.75A×8.75A=48.11Ω


つぎコンデンサ


106.38kvar=√3・I・I・Xc


Xc=106.38×1000/√3×8.75A×8.75A=802.22Ω


それぞれの分担電圧は


まずリアクトル


48.11Ω×8.75A=420.96V


つぎコンデンサ


802.22Ω×8.75A=7,020V


というわけで、以前のブログに書いたけど、直列リアクトルはコンデンサの端子電圧を突き上げてしまう効果があるのがわかる


実はこの数字


ながながと書いたけど、6,600V×1/1-0.06 で求められちゃうんですよね



さて、ではこれが耐圧試験時にどのくらい影響してくるのか?


まず、前提としてわすれちゃいけないのが


このケースの場合、定格電流が流れて初めて7,020Vという電圧になるということ


耐圧試験時に、定格電流ほどの電流が流れるのか?


いいえ、流れません


その機器における静電容量分の充電電流しか流れませんね


仮にここで10mAの充電電流がコンデンサ設備から流れたとして


定格電流の実に1/875


少ないね~


つまり、1/1-0.06 という影響の1/875しか影響してこないということ


計算すると


1/1-0.06=1.0638倍


1+(0.0638/875)倍


つまり、1.0000729倍になるわけだ


耐圧試験電圧は10,350Vだから


10,350V×1.0000729=10,350.755V


わずか0.755Vの影響


コンデンサ容量がおっきくなって、充電電流が増えればまた影響度合いも変わってくるけど、これはもはや無視しても差し支えないんじゃないだろうか