キュービクルの丸ごと取り替え工事の竣工検査


深夜の工事だったので停電操作を終え、工事着手して数時間


現場の工事責任者さんから連絡があり、「ZCTに高圧ケーブルが入らない」とのこと


引き込みの高圧ケーブルは既設の電力ケーブルをそのまま使用予定


もともと撤去したキュービクルのZCTは母線貫通型だったのだが、新設で用意したものが


ケーブル貫通型


既存のケーブル使うんだからケーブル貫通型は入らないよなぁ・・・


急遽「分割型ZCT」を手配して(偶然事業所にあったもの)代用


なんとか完成したのだが


その後、耐圧試験を終えて、受電LBS引き外し用の地絡継電器の試験でトラブルが


補助電源を投入しテストボタンをしても動作しない


いろいろと確認をし、ちゃんと電源が印加されていることも確認したが動作しない


そこで継電器をソケットから外して、ピン端子に直接電源を入れてみると


動作!


これはと思い、ZCTからの線、KとLラインを外して試験すると


動作!


ZCTの結線を確認すると


制御線の接続は間違いなかったのだけど、分割型ZCTの噛み合わせ接続部に取り付ける短絡片の場所がおかしい


K,L制御線の引き出し側の端子で短絡がかかっている


正規な位置にもどし(反対側)、再試験


無事動作


地絡継電器のテストボタンの回路は完全に独立して継電器単体で完結しているものだとおもっていたのだけど


どうもそうじゃないらしい


ZCT側の回路条件によっては動作しなくなることもあるようだ


通常のZCTであればまったく気にしなくてよい間違いなんだけど


分割型のZCTを使用する場合は注意が必要だね

日曜日の工事立会の準備で検相器を探してたら新品がでてきた


しかしよくみると、定格が200~400V


ちょっとまてよ・・・


いつも使ってるやつを見ると


定格100~400V


う~ん


これは堕とし穴だ


つまりこの200~400VのやつだとVT二次、つまりVTT等での検相には使えない


もちろん、VCTのチェックターミナルでもそうだ


普通の3φトランスの二次側での検相なら問題なく使えるんだけどね


気づいて良かったわ~

ZPCとかZPDとか色々と言い方があるけど


零相電圧(以下Vo)を検出するアレ


とりあえずコンデンサタイプのやつ


どういう原理なの?


ちょっと調べると「コンデンサ分圧型」っていう言葉がでてくる


そもそもVoって


6kV級配電線においては基本非接地系統になるので対地電圧は線間電圧の1/√3


よく聞く数字だ


線間電圧は6,600Vなのでつまり、3,810V


Voは、各相の対地電圧のベクトル和を1/3にしたもの


分かりやすい例だと


R相が完全に地絡した場合の対地電圧ベクトルは、もちろんR相は0V


S相はR-S線間電圧と同じになって6,600V


T相はT-R線間電圧と同じになって6,600V


S相とR相の対地電圧は60°の位相差を持つことになる


これのベクトル和は、三角関数使って計算すると、約11,432V


これの1/3がVoだから


11,432÷3=3,810V


つまり、1相が完全地絡するとVoは3,810Vになるわけだ


完全地絡よりひどい地絡はないから結局最大で3,810Vってことだね


よくVo5%制定なんてなってるけど、それはこの完全地絡時の3,810Vにおいて5%ってこと


だから約190.5Vで動作するっとこと


ちょっと話がそれたけど・・・


この対地電圧をコンデンサ分圧を利用して扱いやすい電圧に変換してDGRとかへ入力してやってるのが零相検出器(以下全てコンデンサ分圧型)ってことになるのかな


むずかしいことはよくわかんないので簡単に


まず零相検出器の内部構成は


コンデンサをY結線にした部分があって、その中性点にあたる部分を検出用コンデンサを介して接地したもの


となる


このY結線の部分と検出用コンデンサの部分において対地電圧を一定の比率で分圧してやろうというのが本筋


地絡時の電圧の多くをY結線部分で負担するような分圧比になると思うので継電器に入力される部分の検出電圧は小さな電圧に制御されるというわけだ


考えた人はかしこいね