BiSとは存在の異種格闘技戦である。 | BIGな気分で語らせろ!

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ビートたけしさん、北野武監督、たけし軍団、その他諸々について気が向いた時に。

2017年12月26日(火)。思い立ってしまったので、思い立ったが吉日、BiSのライブを渋谷ミルキーウェイへと観に行って参りました。

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初生BiSは超強烈で、MC無しの30分間、圧倒されっぱなしでした!


BiSのメンバーはそれぞれ個性がバラバラで、この人達が本当に同じグループなのか?という感じです。

しかし歌う事に人生を賭けているという点では、みんな同じスピリットを持っているのだとライブを観て感じました。そしてその魂の集合体がBiSなのだという事を思い知ったのでありました。


そしてライブを観て色々と感じたので、それぞれのメンバーの印象を下記に記します。また昭和プロレスみたいに、勝手にキャッチフレーズを付けてみました。ご一読頂けたらこれ幸いです。


プー・ルイさん“プー・ルイとはプー・ルイである”。プー・ルイの後にプー・ルイなし。プー・ルイさんはDEEP PURPLEファミリーで言う所のリッチー・ブラックモアなのか、昭和プロレスのアントニオ猪木なのか、たけし軍団のそのまんま東なのか、はたまた聖飢魔IIのデーモン閣下なのか。でもプー・ルイさんはプー・ルイさんなのだと思います。カリスマでした。


カミヤサキさん“美しき魂の狂想曲”。Livin' on the edge。カミヤさんもまたカリスマです。物凄いエネルギーを放つ歌とパフォーマンスに度肝を抜かれました。そして生き様を見せつけられて心が震えました。カミヤさんのいるBiSを見る事が出来て、本当に良かったです。


パン・ルナリーフィさん“逆説的正統派アイドル”。BiS唯一の(?)正統派アイドル的なルックスですが、BiSの中においては逆説的にその存在感が異彩を放っています。大人しそうな雰囲気からは想像も付かない、歌に込められた熱量に心臓を鷲掴みにされてしまいました。


ももらんどさん“Bitter Sweet ももらんど”。小柄でありながらも、その存在感はとても大きなものでした。ももらんどさんもまた大人しそうな雰囲気ですが、それでもオーディションを受けBiSに入り、活動を続けている事からは強い意志と決意が伝わってきます。可愛いさの中に熱さとカッコ良さがある、ほっともっとなそんな存在です。


ペリ・ウブさん“表情のパラレルワールド”。太陽の様な笑顔。そしてシリアスな曲で見せる、クールでミステリアスな表情。同じ人だとは思えない、その豊かなコントラストにやられてしまいました。その変幻自在っぷりは、女優さんの様でした。そして、どこまでも高く突き抜けて行く歌声にも心を撃ち抜かれました。


ゴ・ジーラさん“歌の酔拳甘く見てると痛い目に遭う!ブルース・リーの映画から飛び出して来た様な雰囲気が最高です。確実に戦闘力が高いであろうその佇まいとは裏腹な、脱力系の歌声も素敵です。そしてその歌声に、脱力こそが極意であるという格闘技の真髄を見ました。これぞまさに歌の酔拳です。

またBiSの存在自体が異種格闘技的である事に、ゴ・ジーラさんが気付かさせてくれました。ボクサーくずれの私としては要注目の存在です。


キカ・フロント・フロンタールさん“妖艶なる白き陽炎”。千の顔を持つ女。鈴木その子以来の美白アイドル。

その白塗りは日替わりであり、まさにその日その場でしか観られない陽炎(かげろう)の如くステージに現出します。美しきその姿は、夢か現か幻か…。

そして聖飢魔II信者としては、キカさんから絶対に目が離せません。インパクトの強い外見は中身が伴っていないとすぐに飽きられてしまいますが、キカさんにはその心配はありません。

ルックスに負けないワイルドで繊細な歌とパフォーマンス力を持つキカさんに、私は勝手に聖飢魔IIと同じ精神を感じております。応援しています。



…とこのようにバラバラの個性を持つBiSのメンバーですが、これこそが人間の多様性の面白さであると思います。プロレスや映画「仁義なき戦い」、「アウトレイジ」シリーズが何故面白いのかと言えば、そこに魑魅魍魎たる人間の業が凝縮されているからです。

それと同じ事をBiSからも感じます。アイドルの異種格闘技戦が一つのグループ内で行われている。そんな面白いグループが他にあるのか?いえ、ありません。

そしてBiSの次なるステップとなるライブが、相撲の聖地・両国国技館で行われるというのも何やら象徴的ではありませんか。(二千円ポッキリの天井桟敷席の券を買いましたので、観に行きます。)


モハメド・アリvsアントニオ猪木という、史上最大の異種格闘技戦が行われたのは日本武道館。

いつかその武道館でBiSのライブを観られる事を信じて、これからも応援して行きます。