(ネタバレ含みます)
「ALL YOU NEED is PUNK and LOVE」、HUMAX渋谷での上映千秋楽へ行って参りました(BiSHの舞台挨拶有り!)。
やはりこれは最低の破廉恥映画であり最高の純愛映画でした。
今日改めて突き刺さった場面を。
映画の中でエリザベス宮地監督が、リンリンさんに「パンクとは?」と質問します。
そしてそれに対するリンリンさんの答えは「死ぬ寸前に自分から向かって行く…」でした。至極名言、金言中の金言とはまさにこの事です。
リンリンさんの発言は言霊となり、ガッツ石松の“幻の右”の如く、私の心を見事打ち抜いてくれました。
そして星が瞬く夜に瞬く間も無くKOされてしまった私の視界にもまた、満天の星が瞬いていたのです。
朦朧とする意識の中「だから自分はBiSHにこんなにも惹きつけられるのだ…!」と覚醒し、目から鱗、上からマリコが落ちたのでした(古い)。
閑話休題。
BiSHの物語は現代のあしたのジョーです。
「ほんの一瞬にせよ、まぶしいほど真っ赤に燃えあがるんだ。そして後には真っ白な灰だけが残る。燃えかすなんか残りやしない…。真っ白な灰だけだ。」
これは矢吹丈の台詞です。そしてこれは自分がBiSHに抱くイメージそのものでもあります。
そして自分も己が携わるものに対して、こういう気概で向かって行きたいなと改めて思った次第であります。
以下、舞台挨拶の備忘録です。
映画の感想を求められたハシヤスメ・アツコさんは「映画は普通。宮地監督の事も好きではない」と言っておられました。しかしこれは、プロレスで言う所のアングルでしょう。(アングル=世間的にはヤラセと言われている。但し全てがヤラセとは限らない。そして、それについてとやかく言うのは野暮ってもん。)
リンリンさんは「大人(宮地監督)と珍しく仲良くなれて嬉しかった」。
そしてHUMAX渋谷でのレイトショーの動員記録を塗り替えた事を記念して(⁉︎)、アイナ・ジ・エンドさんが仰向けになった宮地監督に馬乗りになるという画期的な儀式が行われました。
その時にリンリンさんが「宮地さん、勃っちゃうよ」とマイクを通さず言った事をメンバーにバラされ、「マイクがないから言ったのに…」と笑っていました。
そして最後にBiSHが会場から出て行く時に、アイナ・ジ・エンドさんが客席に向かって「ありがとうございました!」と生声で言ってくれました。
私の視界には、再び星が瞬いたのでした。
今日の日記はこれにてThe End!!