怒って後悔?怒らなくて後悔?

 

あなたは、どちらが多いですか。考えてみたことがありますか?

 

 

こんばんは。

先ほど知人とzoomでやりとりをしていました。日没が早い北海道、途中から暗闇の中でしゃべり続け、眼鏡だけが異様に光っていた、あやしいりたです(笑)

 

 

私は、圧倒的に「怒らなくて後悔」するタイプです。

ですから、アンガーマネジメントを学ぶ前は、「言えなくてもやもや」「我慢して一人でイライラ」がとても多かったです。

 

今では少しましにはなったのですが、それでもやっぱり「ああもう少しちゃんと言えばよかった」と思うことがあります。

 

 

先月のことですが、私、約束の時間からおよそ2時間、待たされました。

待つのは苦手ではないのですが、さすがに2時間は、長かったです。

 

あなたは、どのくらいなら、にこにこと穏やかな気持ちのまま、待つことができますか?

 

 

その日。

午前10時に約束をしておりました。

遠方からの来客ということもあり、その約束を優先的に考えて、ほかに入っていた予定はずらしたりキャンセルしたりして、時間枠を確保していました。

 

ところが、約束の時間になっても現れません。

少し、もう少し…と待つうちに、30分。

遠方ならそのくらいは誤差よね…と思ったものの、約束をしたのがずいぶん前でしたから、万が一を考えて、相手方の事務所へ電話を入れました。

すると事務所の方では把握していなかったようで、

「あらっ、まだ着いていませんか?」

「Aさんに連絡をとっていただくことは可能でしょうか」

「はい、電話してみますねー」

というやりとりに。

 

さらに40分。Aさんご本人からも、事務所からも連絡がきません。

再度、事務所に電話。

 

「さきほどAさんに連絡をしていただくようにお願いしたのですが…」

「あっ、えーとですね、かけてみたんですけど電話に出なくて…」

 

ここで、軽くイラッとした私。

(これだけ待たせているのに、連絡つかなかったらその旨だけでも、連絡しないのか?)

↑私の心の声、つまり「べき」です。

 

「もう一度、連絡をしてみていただけますか?何かトラブルがあったのかと心配しております。

来られそうなら、何時頃到着するかも知りたいので、折り返しのお電話をいただきたいのですが」

 

と伝えました。

さらに30分。やっぱりどちらからも電話がきません。

 

事務所へ三度目の電話。

(落ち着いて電話できるようになったのは、本当にアンガーマネジメントのおかげです!)

 

「連絡はついていますか?何時頃お越しになるか知りたいのですが…」

「ああ!あのですね、もう少しで着くと言っていましたよ!」

 

なんだかうれしそうに返事を返されました。

(いや、だから、時間知りたいから折り返し電話ほしいってお願いしたじゃないの)

↑またもや心の声

 

 

それから10分ほどして、担当のAさん、ようやく到着。

 

約束の時間から、1時間50分。あと10分でお昼休みですよ。

 

なんのために方々に許可をとってまで予定のやりくりをしたのか…。

 

Aさんご本人もさすがに悪いとは思っていたらしく、かなりの平謝りで。

話し合いながらの予算の調整が難しく時間がかかったと、事情を説明していましたけれども。

 

早く済ませたかったのと、

私との約束のあとに、さらに1件約束があるということがわかったのと、

Aさんが、頭真っ白のかなりのご年配の方でしたのとで…。

 

 

こんなに時間がかかるのなら、途中で一度ご連絡いただきたかったですムキー

 

 

って…。

 

言えなかった~~~~~えーん!!

 

相手が謝っているのに、責められているように思われないかな?

 

それよりも、早く話し合い進めないと、この後の人に同じ思いをさせてしまうかも?

 

といろいろ考えがちらつき…。

タイミングを逸してしまいました…泣

 

こういうの言い出すの、苦手なタイプです。

普段から意思表示を意識的にしておかないとなぁ、と思いました。

日常的にできていない人が、いざというときに急に初対面の人相手に、意見を言える訳がありません。

 

同じような悩みをお持ちの方!

 

私もまだまだ修業中です!

ぜひ、普段から、意見や気持ちを形にして伝えることを、意識してみましょう!

 

私も日々の実践で、うまくいったことやいかなかったこと、また綴りたいと思います!ウインク

 

言葉通りの感情を表現する

 

こんにちは。

冷凍庫が半開きでアイスがどろどろ、りたです。

(溶けてるアイスも好きですけどね!と負け惜しみてへぺろ

 

「怒れない」ことで悩んでいる人は、意外に多いようです。

 

以前、私が話したことがある中学生の女の子も言っていました。

 

怒り方がわからない

 

と。

 

その女の子は、部活で後輩に、ダメなときにはきちんと注意をしたいけど、

 

 

・笑顔で言ってしまう。

・「~した方がいいかも」と言葉をにごしてしまう。

・怖い先輩と思われたくない。

と言っていました。

 

有名なのでご存じかもしれませんが、

メラビアンの法則

というのがあります。

 

コミュニケーションにおいて「表情」「話し方」「言葉」の3つの間に矛盾があるとき、相手がどれを優先してメッセージとして受け取るか、というものですが、この3つのうち、

「表情」と「話し方」が90%以上を占めるのだそうです。

 

つまり、怒っていても

(嫌な人だと思われたくないから)笑顔で言う

とか

(言い切りだと強い感じがするからなんとなく)語尾に「~かも」などあいまいな表現をつける

とか

(相手に嫌な思いをさせるのが怖いから)できたらでいいの、気にしないでなどと思ってもいないことを付け足す

 

のようなことがあると、本当に言いたいことはあまり伝わっていないですよ~ということです。

 

もちろん、怒り方にもその人の個性というか、持ち味がありますから、

無理して怖い顔をしなければならないということではありません。

 

でも少なくとも、「真剣に話をしている」ことは伝わるようにしたくありませんか?

 

であれば、笑顔はやめて、真剣な顔で、相手の目をしっかり見て言ってみましょう。

なぜそれを言うのか、理由も伝えられると、相手も「ただ言われた感」になりません。

 

 

急には無理~!という方は、

まず、日頃の生活の中で、「表情」「話し方」「言葉」が一致する感情表現を心がけてみましょう。

 

ごはんおいしかった。

映画おもしろかった。

また行きたいな。

手伝ってくれてありがとう。

 

自分にとって、比較的表現しやすい感情からやってみると良いですよ。

案外、日常の些細なことでも、「あれっ?矛盾してる!?」という瞬間があるかもしれませんよ。

(私はありました。それはもう…)

 

まずこの後、一度だけでもトライしてみてくださいルンルン

 

「怒りで後悔しない」と聞くと…?

 

みなさんは、どんなイメージをもつでしょうか。

「怒らないようにする」

「穏やかに過ごせるようになる」

そんな風に思われる方が多いでしょう。そして

「でもそうは言ってもねぇ…」

となっていないでしょうか。

実はこれ、アンガーマネジメントに対する誤解があるからなんです。

 

こんにちは。

 

大好物の魚が安くてご満悦、りたです。

 

 

昨日記事を書いたあと、いろいろなブログを拝見していました。その中にいくつか、

 

あれ?これはアンガーマネジメントを誤解しているかな?

 

と思われるものがありました。

 

 

・世の中ではアンガーマネジメントが流行しているけど、「それは怒った方がいい」と思うことも多々あります

・日々忙しく、何度言っても聞かない人を目の前にしてアンガーマネジメントだなんて言って抑えるのは無理です

 

学ぶ前は、私も同じようなことを思っていました。

それは、

 

アンガーマネジメントは怒りを抑えること

 

と思い込んでいたからです。

でも、違います。アンガーマネジメントとは、

 

怒る必要のあることは上手に怒れ、

怒る必要のないことは怒らなくて済む

ように自分で線引きができるようになる

ための、心理トレーニング

なのです。

 

アンガーマネジメントは、1970年代にアメリカで生まれたと言われています。

その頃のアメリカは、怒るといえば直情的な怒り方をする人が多く、「しっかりコントロールして抑える」方に意識をおいた指導がされたようです。

 

かたや、日本。

我慢する人が多いと思います。

私も思うところあっても、どちらかというと、上手に表現するのが苦手です。(今はましになりましたが…)

ですから、日本におけるアンガーマネジメントは、怒るべきときにちゃんと「適切な方法で」怒れる人になることを目指すもの、と思っていただいた方がいいかもしれません。

 

日本には

怒ることは悪いこと

という誤解がそもそも根強いです。

私も、怒っちゃだめだと言われて育ちました。

だけど、問題なのは、怒っていることではなく

自分の本当の気持ちがわからず、抑え込んだり伝え方を誤って人間関係を壊してしまうことです。

 

最近では、怒れない人のために書かれた本や、

適切な表現で相手に気持ちを伝えるための本が出版されています。

 

「アンガーマネジメント」

「アサーティブコミュニケーション」

 

というようなキーワードで検索してみると、たくさん見つかります。

 

言葉だけ聞いて、よくわからないけど「アンガーマネジメントって怒りを抑え込むコトでしょ?良くない良くない」と思っているのであれば、まずは本から知識を得たり、体験講座、入門講座などに参加してみてくださいね。