「怒りで後悔しない」と聞くと…?
みなさんは、どんなイメージをもつでしょうか。
「怒らないようにする」
「穏やかに過ごせるようになる」
そんな風に思われる方が多いでしょう。そして
「でもそうは言ってもねぇ…」
となっていないでしょうか。
実はこれ、アンガーマネジメントに対する誤解があるからなんです。
こんにちは。
大好物の魚が安くてご満悦、りたです。
昨日記事を書いたあと、いろいろなブログを拝見していました。その中にいくつか、
あれ?これはアンガーマネジメントを誤解しているかな?
と思われるものがありました。
・世の中ではアンガーマネジメントが流行しているけど、「それは怒った方がいい」と思うことも多々あります。
・日々忙しく、何度言っても聞かない人を目の前にしてアンガーマネジメントだなんて言って抑えるのは無理です。
学ぶ前は、私も同じようなことを思っていました。
それは、
アンガーマネジメントは怒りを抑えること
と思い込んでいたからです。
でも、違います。アンガーマネジメントとは、
怒る必要のあることは上手に怒れ、
怒る必要のないことは怒らなくて済む
ように自分で線引きができるようになる
ための、心理トレーニング
なのです。
アンガーマネジメントは、1970年代にアメリカで生まれたと言われています。
その頃のアメリカは、怒るといえば直情的な怒り方をする人が多く、「しっかりコントロールして抑える」方に意識をおいた指導がされたようです。
かたや、日本。
我慢する人が多いと思います。
私も思うところあっても、どちらかというと、上手に表現するのが苦手です。(今はましになりましたが…)
ですから、日本におけるアンガーマネジメントは、怒るべきときにちゃんと「適切な方法で」怒れる人になることを目指すもの、と思っていただいた方がいいかもしれません。
日本には
怒ることは悪いこと
という誤解がそもそも根強いです。
私も、怒っちゃだめだと言われて育ちました。
だけど、問題なのは、怒っていることではなく
自分の本当の気持ちがわからず、抑え込んだり伝え方を誤って人間関係を壊してしまうことです。
最近では、怒れない人のために書かれた本や、
適切な表現で相手に気持ちを伝えるための本が出版されています。
「アンガーマネジメント」
「アサーティブコミュニケーション」
というようなキーワードで検索してみると、たくさん見つかります。
言葉だけ聞いて、よくわからないけど「アンガーマネジメントって怒りを抑え込むコトでしょ?良くない良くない」と思っているのであれば、まずは本から知識を得たり、体験講座、入門講座などに参加してみてくださいね。