風が哭く | 雲と空

雲と空

ことばと風景 - そして ― 私

  

   風が哭く 大声で哭く

   過ぎていく季節の残影振り向かざらめ

 

     陽は真上にあって

     風はつめたい

 

     大通りに

     人影はまばらだ

 

     トラックは

     満杯の瓦礫を積んで

     通過していく

 

     街路樹は

     楽しげに そよぐ

 

     永遠の安らぎとは

     このようなもの だろうか