ヤマトを見た | ケセラセラとテイクイットイージー

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以前はヤフーブログで長い事記事更新を行っていました。
ほとんど準備をせずにいきなり引っ越しをいたしましたので、徐々に体裁を整えていく予定です。

プライムのリストを見ていましたら、「スペースバトルシップ ヤマト」の看板が目に入りました。

私は50年前の本放送を見て以来のヤマトファンで、それ故に「マンガやアニメを実写化して成功した事が無い」という今までのセオリーから、見る事を拒んで来ました。

 

映画は2012年公開ですので、もう10年以上前の作品となります。

どうせ人気マンガを人気アイドルや人気俳優をキャスティングする「客寄せパンダ作品」だろう?という思いから、見るチャンスは幾度かあるものの、今まで見る事はしてきませんでした。

ヤマトは主人公がキムタクという鉄板ですから、なおさらそういう思いが募っています。

今回、怖いもの見たさ半分と一応ヤマトファンとして興味があるので、という事で、思い切って見る事としました。

 

さて実物を見た感想ですが・・・

現在のSFX技術の高さに驚きでした。

ヤマトの本放送は50年前で、当時ではアニメでしか表現出来ない映像が、コンピューターグラフィックスで見事に再現されています。

という事で、映像は良かった、映像はね。

モンモノのヤマトのテイストを残しつつも、何故か女性を中心とした一般受けを狙ったとしか思えない演出に、怒りを通り越してあきれ果ててしまいました。

ヤマトって、男臭いお話しなのです。

淡い恋愛ならまだしも、どっぷりと男女の絡みが入る余地はないはずなのです。

 

色々と細かい設定が変えられている事は、二時間という短い時間に全てを納めるためにしょうが無いとは思いますが、内容は有名俳優のオンパレードで客受けを狙ったとしか思えない感じで、生来のヤマトファンとしては到底受け入れられるモノではありません。

制作者は一体何を狙ったのでしょうか?

ヤマトという社会現象まで引き起こしたお話しに、キムタクという人気ナンバーワンを入れ込む事で、興行成績を狙ったとしか思えません。

今まで数々の人気マンガを実写化してコケた経緯を知らないはずは無いと思うのですが、全く意味が分かりません。

 

人によっては面白いのかもしれませんが、やはり「マンガやアニメの実写化で、碌なモノは無い」という結論に至った次第です。