車の色 | ケセラセラとテイクイットイージー

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以前はヤフーブログで長い事記事更新を行っていました。
ほとんど準備をせずにいきなり引っ越しをいたしましたので、徐々に体裁を整えていく予定です。

皆さんはどの様な色の車をお持ちでしょうか?

 

じつは一週間ほど前、お付き合いのある運送会社で死亡事故を起こしてしまいました。

先日我が社の営業が伺った際に事故の詳細を聞いてきました。

 

事故内容は時間が夜の1時過ぎ、タイヤトラブルで路上に停車していたワゴン車、運転手がタイヤの様子を見ている所にトラックが突っ込み、車は大破、運転手は死亡、というものです。

 

くだんの運送会社は大手老舗の会社で、色々な事をキチンとしている会社です。

初耳でしたが、最近のタクシーには標準装備されつつある、事故時に前後15秒ほどの画像を自動的に記録する装置を搭載しておりました。

 

その画像を再生して分かった事があり、何回も見直しながらそこに居た人達の一致した意見は「こりゃー防ぎようがない、明らかに不可抗力だ」というものでした。

 

状況は

見通しの悪い曲がりくねった道路、時間は深夜1時過ぎ、街灯が無く道路は真っ暗、そこでタイヤのバーストした黒のワンボックス系ワゴン車が道の真ん中に通路を塞ぐように横向きに駐車、

気がついた時にはどうしようもない状態、でした。

 

もちろん車を運転する人には、あらゆる状況に対応するべく気を付けながら運転をする責任がありますので、トラック運転手の過失は免れる事は出来ません。

 

しかし私は、今回の事故の大きな要因の一つは車の色にある、と思います。

従って、亡くなった乗用車の運転手さんには非常に気の毒ではありますが、自業自得の部分は否めないと思うのです。

 

10年ほど前に私が会社の近くで実際に経験した事ですが、その時私は仕事の都合で早出をしていました。

季節は冬、時間は朝の4~5時頃です。

当然周りは真っ暗、住宅の点在する山道のような狭い道を走っていました。

私は時速にして20~30キロでゆっくりと走っていました。

周りには住宅があり、道も狭いので充分に前方を注意しつつ運転していました。

しかるにいきなり目の前にジョギングをしているお年寄りが、忽然と現れたのです。

接触はしませんでしたが、危うく轢きそうになりました。

彼は上下黒のジャージ、そして黒い靴に黒い帽子をかぶっていました。

良く「黒は見えにくいから、夜間は危ない」と言われていましたが、私は実体験として経験いたしました。

こういう時は、メッシュ素材で蛍光色のマーカーの付いた専用ベストを着用すべきです。

最低限のマナーとして、黒一色ではなく白のラインが入っているだけでもかなり違うと思います。

 

という訳で黒一色は非常に危険なのです。

今回の事故もまさにその典型的な例であると思います。

 

それは、実際に事故の統計データで、車の色が黒や紺の方が事故率が高い事からも分かります。

それは夜間のみでなく、昼間も同じなのです。

理由は、黒の様な濃い色は視覚効果で小さく見えます。

小さく見えるので、実際の距離より遠くにあるように感じてしまいます。

従って、距離の見込み違いで接触事故が起きてしまいます。

 

一時期車の色は白が大流行した時がありましたが、最近は黒が目立つようになりました。

我が社の若い人も黒の車に乗っています。

話を聞いてみると、どうやら黒い色が格好いいらしいのですが、今まで書いてきましたように、非常に危険が高いのです。

 

皆さんはカッコと安全、どちらを重視いたしますか?