「サーキットの狼」連載終了後、同じ池沢さとし作で今度はバイクの漫画が始まりました。
主人公はヤマハのRZ350というバイクに乗り、ライダースーツのつなぎの背中に青い流星の画が描いてあることから伝説の街道レーサー「青い流れ星」と呼ばれています。
このRZ350というマシンは当時ナナハンキラーと呼ばれていた恐ろしく速いバイクでした。
ストーリーはサーキットの狼と同じように公道で様々なモンスターバイクとバトルをする、というものです。
これも色々なライバルが様々な世界中のモンスターバイクに乗って登場いたします。
当時暴走族が全盛の頃で、公道で非合法のバイクレースをするという内容がよろしくない、という指導を受けたのでしょう。
せっかく盛り上がったお話がいきなり打ち切られました。
ラストシーンは峠でレースをしている彼らの前に警察の一斉取り締まりが現れ、みんなでそこに突っ込んでいく、というものでした。
おそらくサーキットの狼と同じようにライバル達との様々なやりとりの中で主人公は成長していき、本格的なレーサーになり、最後は世界チャンピオンになる。
という予定だったのでしょうが、残念ですね。
同時期に「ふたり鷹」というバイクレースの漫画もありました。
こちらはそれほど派手な内容で無かった為か大学のバイクレース部から始まり最後は世界チャンピオンになる所まできちんと続いていましたね。
バイクと言えば「バリ伝」これを忘れてはいけません。
いやいや、止まらなくなるので「グン」の話は別の機会にあしましょう。