久々の「PASSLABO」の動画になります。
公立高校(高松高校)から東大理科二類に現役合格したPASSLABOの宇佐美さんの「物理」「化学」の勉強法になります。
細かな勉強法というよりは「物理」と「化学」の全体像についてです。
「物理」に関しては、「量」よりも「質」だと言っています。
問題をたくさん解くよりは、良問を深く考えることが重要だと言っています。
「独学で物理・化学を勉強するときの落とし穴」の中で何度か言及されていますが、「物理」は目に見えない現象について考えます。
非常に「抽象的」な世界です。
「抽象的」な現象を理解するために「具体的」な問題を解きます。
学校で配られた『セミナー』や『エクセル』レベルでは”公式”を使い答えを出すことができます。
しかし、『重要問題集』になると、そこに壁があります。
ここで”徹底分析”し、深く考えます。
「抽象 → 具体」「具体 → 抽象」という流れがとても重要になります。
理解するとは、この「具体 → 抽象」という流れです。
「抽象的」な概念・考え方を「具体的」な問題を解くことにより確認します。
そして「具体的」な問題を解くことにより、もう一度「抽象」化します。
「抽象」化されているので、他の問題にも応用できるのです。
「具体的」なままだと、「数学の解法暗記は無駄?」で言うところの”第一段階”や”第二段階”のレベルです。
今回の紹介動画の中でも、「何となく解く」「公式を当てはめるだけ」「他と関連付けて理解できている」などのレベルが紹介されています。
「数学の解法暗記」を例に上げていますが、どの勉強でも同じです。「数学の解法暗記は無駄?」をもう一度 見直して下さい。
また、「2024年 武田塾参考書ルート 物理編」の「MARCH・地方国公立レベル」で取り上げられている『大学入試 わかっていそうで、わかっていない 物理の質問 91』は「物理」特有の考え方・概念について解説しています。
「数学」でいうところの『入門問題精講』に近いものがあるように感じています。
「物理」も「数学」と同じように、単に参考書を読むだけではなく、例題を手を動かしながら・考えながら解くことが重要です。手を動かす。考える。です。
そして、「「どういうことですか?」と「なぜですか?」」に書いたように、勉強しながら「何でかな?」や「どういうことかな?」と疑問に思うことがとても大切です。
その疑問に対する答えを勉強していくのです。
普通であれば、このような疑問が出てくるはずです。
高校3年間では時間が短いので先生に聞くなりして、疑問を解消していきます。
この努力がとても大切だと思っています。
おそらく、今の大学は基礎知識があることを前提に「何でかな?」「どういうことかな?」と疑問に思い、それについて自らの力で調べ・考え抜ける学生を求めていると考えています。
学校で配られる『セミナー』や『エクセル』など、公式を使うだけで解ける問題、公式を覚えるための問題から『重要問題集』のように深く考える問題・・・ここに壁がありますが、ここで考え抜くことにより理解し、他の問題にも応用が効くというのが宇佐美流です。
深く考えるのには「時間」が必要です。
ここでも早めに勉強することの大切さを感じさせられます。
「化学」に関しては、基礎的部分は「先取り」が可能だと言っています。
「2024年 武田塾参考書ルート 化学編」や「独学で物理・化学を勉強するときの落とし穴」で言われているように、「化学」は”覚える(暗記)”と”考える(理解)”のバランスがとても重要になります。
「覚える」ことに関しては「先取り」が可能です。
「理論」「無機」「有機」と3分野ありますが、「2024年 武田塾参考書ルート 化学編」の勉強法も参考にして下さい。
3つの分野を各分野ごとに攻略する段階や”暗記”を行う段階など細かく分けて勉強していくようにカリキュラムが作られています。
”暗記”したり”計算”したり、「無機」であれば”陽イオン分析”や「有機」であれば”構造決定”などこれまでの単元の復習ができるという位置づけで勉強ができれば良いと考えています。
今回の紹介動画のタイトルにあるように「全体像」が重要です。
そして「センター試験の過去問」を利用するという提言も参考になります。
ぼくは「数学」も一旦の単元が終わった後に「センター試験の過去問」を利用するのが良いと思っています。
今回の紹介動画の「化学」の中でも言及がありますが、高3の夏休みに1週間程度「化学」の”構造決定”の勉強に費やして欲しとあります。
高3になれば、志望大学受験を意識した、「理科」や「社会」や「国語」など、二次試験対策や共通テスト対策、私大対策などに時間を割かなければなりません。
そのためにも高2の間(1月くらいまで)に「英語」や「数学」はある程度の目処がついていないとこれらの勉強をする時間がありません。
以前紹介した武田塾の「国公立理系志望者の高3夏休み」や「高3の2学期地獄説」、「国公立理系志望は高校3年から受験勉強は遅すぎる」、「高3で地獄を見る数学」のように高3の1年間は非常に大変な1年間になります。
高3の夏休みが「過去問演習」に使えるのか、それとも入試レベルの一歩手前なのかにもよりますが、いずれにしても「過去問演習+復習」の時間がどれくらい確保できるのかが受験を左右すると思っています。
最大の関門は「数学」だと思うようになりました。
そして「数学」をクリアできる見通しがたっても「物理」「化学」も大変です。
この辺りが理系・文系の分かれ道になります。
大学受験は「逆算」です。
あらかじめ「数学」や「物理」や「化学」をどのように勉強していくかが重要になります。
「あらかじめ」です。
公立中学・公立高校コースなら高1・4月の段階で残り3年(36か月)ありません。
ここの時点から、あらたに「数学ⅠA」「数学ⅡB」「数学ⅢB」「物理基礎」「物理」「化学基礎」「化学」を学習します。これらを受験レベルまで引き上げる必要があります。
そして、もう一つ大切なことは、ここに「英語」が登場しないことです。
「英語」は当たり前のように高2の2学期まで、あるいは高2の夏休みまでにある程度 終わっておく必要があります。
世の中には中・高の6年間で大学受験を考えている人たちがいます。
公立中学・公立高校の人たちも「学校の勉強」ではなく「大学受験勉強」を行う必要があります。
また、偏差値帯は別にして中高一貫校に通う生徒は、その有利性を活かす必要があります。
どんな人でも初学でいきなりできる人などあまりいないはずです。
粘り強く勉強していく必要があります。
「数学」も大変ですが、「物理」「化学」も大変です。
全体像を把握し、「逆算」して受験勉強を行う必要があります。
「時間」がとても大切です。
紹介動画:PASSLABO
■物理・化学の勉強法・スケジュール(全体像)を徹底解説!■
受験生に向けて「物理」「化学」の勉強法とスケジュールを1年間の全体像としてお話したいと思います。
「理科」に関しては伝えたいことがたくさんありますので、ギュッと凝縮してお伝えしたいと思います。
「理科」は美味しい科目です。
高得点で安定しやすい科目です。
「数学」と違って。「数学」はどうしても波があります。
僕は受験で「理科」に救われました。
もちろん公立高校でカリキュラムは遅かったんですが、自分で考えることがすごく多くて、東大の本番で「物理」「化学」共に7割 取れていました。
そんなときに振り返って思えば、伝えたいことが満載です。
それは、ただの勉強法・・・「○月の勉強法」・・・ではなくて、全体像を伝えたいと思っています。
「物理」「化学」・・・これからの1年間で、どういう単元があるのかだけではなく、どういう勉強をしたら・・・必ずどこで壁が来るのかとか、壁が来たらどういう形で進めるのか・・・
「化学」だったら特に今の時期(2021/3/31配信動画)に伝えたいのは「先取り」です。独学でできる「先取り」というのが「化学」は多いです。だからこそ、○月までにこのレベルまではという明確な基準を設けています。
だから、その話をしたと思っています。
ただ、「化学」に関しては、基礎は独学ができやすいですが、応用の演習にかなり時間が必要です。
「理科」は全体像を見た上で、みなさんのこれからの進捗・・・自分はこのレベルなのでこういうことをもっと勉強しようとか・・・「先取り」が重要だから、他の科目と比較しながら○月までにこれぐらい終わらせよう・・・という明確な基準の作成をして欲しいです。
「理科」に関しては伝えたいことがたくさんありますので、ギュッと凝縮してお伝えします。
(板書)
受験生向け:「物理」「化学」の勉強法・スケジュール(全体像)
【物理】・・・徹底分析 が重要な科目
→ 公式だけだと必ず壁が来る
・力学 :運動方程式 → 力学的エネルギー保存則
導出の流れ
グラフから何が分かるのか?
運動量が保存されるのはどういう時?
⇒ 各問題を解いたときに 人に説明できるか を
⇒ 分からない単元(テーマ)は 定義 に戻る
→ その後は 類題 で演習を
・熱力学:
・波動 :
・電磁気:← 現役生と浪人生で最も差がつく(特に交流回路)
【化学】・・・基礎は暗記や計算がメイン ← ここはあまり差がつかない(先取りが重要)
→ 必ず定期的にcheck! ⇒ センター過去問 を利用!
(7月までが理想)
<理論>酸・塩基、酸化還元、熱化学、電池電気分解、
気体、溶液、化学平衡、結晶格子など
<無機>典型元素、遷移元素、気体製法、沈殿、陽イオン分析・・・
<有機>脂肪族、芳香族、構造決定、高分子化合物・・・
→ 応用の演習には時間を要する
[物理の壁を越える方法]
まずは「物理」。
どういう科目か?と言うと・・・点数がメチャメチャ低い人とメチャメチャ高い人に分かれる科目だと思っています。つまり、何が言いたいかと言うと・・・「物理」を理解している人は「問題をたくさん解かないと・・・」というよりは、「ある程度 考えた問題」があれば、大学入試の問題なら合格点を取れると思っています。
つまり「量」ではないと思っています・・・ある程度のところまでいくと・・・。
では、何が大切か?というと・・・”徹底分析”が重要な科目だと思っています。
少し抽象的な話だと思われるんですが・・・
そもそも”徹底分析”とは何か?
簡単に言うと「量より質」です。
その「質」というところを考えないと・・・ただ「量」をこなしていっても・・・必ず壁が来るんです・・・超えられない・・・。
これは僕も気持ちがわかるのが・・・地方の高校生って「物理は何を今 勉強していますか?」と質問すると『セミナー』とか『エクセル』とか、そういった教材を勉強しています。その次はというと『重要問題集』・・・これ学校で配られます。ぼくもそうでした。
どういうことが起きるか?というと・・・
『セミナー』や『エクセル』の問題は”公式暗記”・・・これを上手く使えばできるものが多い・・・
ただし、『セミナー』の発展例題とか重要問になると・・・”公式暗記”だけだと太刀打ちできない問題がかなり増えてくる。
そうなったときにどうなんだ?・・・解ける問題と解けない問題が出てくるし・・・ちょっと設定が変わった瞬間にガラリと落としてしまう・・・”怖い科目”なんですよ・・・つまり・・・
「公式暗記でできますよ」「解法暗記でいいじゃん」・・・確かにそういう”解法”は「数学」よりは少ないですよ・・・ただ、そこをやっぱり徹底的に深掘りしないと・・・少しでも甘くなると・・・結果 得点が落ちてしまう・・・
だから、逆に僕は・・・「量」は大事ですよ・・・だた「質」というところで壁を経験したので、今回は説明したいと思います。
[物理の勉強法]
例えば、”力学”・・・”力学”は全ての「物理」という単元の中でも、大事な位置を占めます。
”定義”もそうですし、”法則”もそうですし、そして”問題演習”もそう・・・
例えば、”力学”・・・”運動方程式”を説明できますか?・・・
”運動方程式 ” F = ma ありますよね?
あれから””力学的エネルギー保存則”というのを導出できますか?と言われたときに・・・関連性が無いものとして覚えてしまっている・・・みんなは・・・”運動方程式”は”運動方程式”・・・1つ1つの公式がだただたある・・・存在しているだけで・・・関連性が見いだせない人が多いですね・・・本当に僕もすごく思っていて・・・こういうところを・・・深くちゃっんと知らないと・・・ということだったりとか・・・
あと、「グラフから何が分かるのか?」・・・というところで・・・これは”力学”だけではなくて・・・”熱力学”でも・・・”電磁気”にも関連してくるのですが・・・
グラフはよくありますよね・・・点と点を結んだものとかではなくて・・・「グラフの面積はこの場合、何を意味しているのか?」・・・そういう話だったりとか・・・あとは「運動量が保存されるときは、そもそもどういうときですか?」・・・脳死で「運動量保存則っぽい」という何となくでやると・・・ちょっとでも設定が変わると崩れる・・・という人は本当に多いです。
これっていつ気付くか?というと・・・”公式暗記”の段階よりは・・・”公式暗記”よりも少し難しい問題・・・『重要問題集』の問題とかを解いたときに初めて気付く。
だからこそ、まず伝えたいのは・・・「物理」に関しては・・・本当に気付くのが早めの方がいいかなと思っています。
”公式暗記”だけで・・・基礎的な簡単な問題を解いて満足して・・・「物理、得意だよ」という人は・・・早めに『重要問題集』などで壁にぶち当たって欲しいです。
自分の苦手というか・・・曖昧な箇所が分かるはずです。
問題を解いたときにオススメすることは・・・やっぱり、人に説明できるか?・・・っていうのが本当に大事な科目なんだなと思いました。
ただの”公式”を何となく使えば、というようりも・・・どういうときに”公式”を使うのか?・・・例えば、それが複合体になったとき・・・複合体になったときにも、これって使えるよね・・・とか・・・そういうのは、やっぱり・・・(人に)教えられるか、説明できるかどうかだと思います。
そこで、少しでも曖昧なところがあったら・・・やっぱり、まずわからない単元だけでもいいので・・・”定義”に戻った方がいい・・・
簡単な問題に戻るより・・・まず、教科書はあれなんですが・・・例えば『物理のエッセンス』や『物理 基礎問題精講』とか・・・色々と持っていると思いますが・・・ちゃんとしっかりと”定義”が明確化されたものですね・・・「”運動方程式”とはこれです・・・使い方はこれです・・・」っていうようりも・・・どういうときに使うのか・・・しっかりと掲載されたものをまずは見返して欲しいと思います。
そのあとは、それを踏まえた上で・・・苦手問題の類題で演習をした方がいいと思います。これは少し応用の話です・・・
だから改めて、「物理」は”公式暗記”・・・つまり『セミナー』の例題レベル・・・基本的なレベルだと・・・覚えれば解ける・・・ただ、それは「物理」じゃない・・・ただの当てはめです。
ちょっと変わったときに必ず壁が来るからこそ・・・考えることが重要です。
それは誰かに言われたからではなく・・・自分で何が足りないないのか?・・・何が分かっていないのか?というのを解答解説をしっかり見て・・・分析して・・・どこが説明できないかを・・・とことん突き詰めることが重要かなと思っています。
だからこそ、「壁が来る」までは「量」でもいいが、「壁が来た」ら「質」です。
ただ今の時期(3月)は時間があると思うので・・・「先取り」はもちろんしても良いが・・・”力学”だけは今の時期からこういう問題も解いて欲しいと思っています。
[物理の勉強サイクル]
”熱力学”・”波動”と同じようなものが続きますが・・・”電磁気”ですね・・・”電磁気”の交流回路は現役と浪人でかなり差がつきます・・・ひとえに演習不足です・・・だから何が起こるかというと・・・交流回路・・・「カリキュラムでやりました」と言っても”公式暗記”までなんですよ・・・やっぱり、どうしても・・・
「物理」において大事なのは・・・そういう応用的な問題で深く考えて・・・わからないところを基礎に戻って・・・そして、また応用に戻る・・・
少し難しい問題を解いて、何が分からないのかを振り返る・・・という徹底分析の作業が「物理」が得意になる唯一の道かなと思うので・・・そう考えると早いうちに壁にぶち当たる・・・『セミナー』レベルとかでは早めに・・・
[化学の勉強の流れ]
「化学」に行きましょう。
「化学」に関して「物理」と違うところがあって・・・「物理」は本当に”定義”・”原理”みたいなところがかなり大事・・・特に応用問題が大事ですが・・・「化学」はそういうのもありますが・・・ありますが基礎の独学が進みやすいと思うのですよ
暗記するところは暗記する・・・計算とかも方法はあるし・・・やっぱりここは差がつかないです。
つまり、逆に言うと・・・独学でどんどん先取りできるところだと思う。
だからこそ、やっぱり・・・「化学」は特に先取りというのを決めた方がいいと思います。
定期的にチェックと書いてありますが・・・どういうことか?・・・一番大事なので一番最後に解説します。
まずは「化学」の全体像と「理論」「無機」「有機」・・・3つのテーマに分かれています・・・
[化学:理論について]
「理論」とはどういうものかと言うと・・・全ての基礎になるもの・・・ですが・・・実際、入試本番で一番 ムズいのは「理論」なんです・・・基礎という代わりに・・・普通に入試問題バリバリムズい・・・
ただ「理論」・・・ムズいからやらなくていいというわけではなく・・・一旦は走りきることが大事かなと思います。走りきるとは「理論」だけではなく「無機」も「有機」もです。
[化学:無機について]
「無機」はどういうものかと言うと・・・ある意味「理論」の復習になります。
典型元素・遷移元素・気体の製法・・・とかあるんですけど・・・この反応・・・酸化還元でやったやつだ・・・とか・・・あっ弱酸遊離反応だから・・・こうこうこうだ・・・とか・・・「無機」は本当に「理論」の復習になる。
暗記が多いところもあるが、逆に言うと自分で独学して進みやすいところでもあります。
(* 図説を使うことをおすすめ!)
ただ、先取りすれば良いかというと・・・そうじゃない・・・「必ず定期的にチェックを!」というところで・・・まずは全体像を通じて言うと・・・この「チェック」と言うのは・・・何か統一のものを決めた方がいいかなと思います・・・。
それぞれの単元で・・・何を利用して欲しいかと言うと・・・「センター試験の過去問」です。
「化学」に関しては、ぼくは本当にこれにこだわっていて・・・何かというと・・・各単元で色々な問題が出ているんです・・・それは、本当に良いレベルの問題なんです。
できれば、単元別にやるのが理想なんですが・・・すごく理想的なこうとをいうと・・・7月までに終わって欲しい。「理論」と「無機」だけではなくて・・・「有機」もです。
どういう形で自分なら進めるか?・・・もし、今 みなさんが「理論」までは終わっているが・・・「無機」「有機」がとなったら・・・僕はまずですね・・・「理論」の復習も大切ですが、「無機」をやります。
「無機」に関しては・・・先も言ったように、いい意味で復習になります。
そして「無機」の中でも、「無機」内の復習ができるのが”陽イオン分析”なんです。
いっぱい色々なものがあって・・・何が入っていますか?ってのが・・・パズルみたいな形で当てていく・・・ゲームみたいな形です。
それを・・・その知識で必要なのは・・・”典型元素”や”遷移元素”で・・・やったこと・・・
だから”陽イオン分析”をしっかりやれば、色々なここまでの知識の総確認ができる。だからこそ・・・”典型元素”と”遷移元素”をしっかり2か月くらいかけて・・・”陽イオン分析”になったときに・・・「あ~忘れてた!」と・・・まずはバァ~ッと”陽イオン分析”まで行って欲しいと思っています。
”陽イオン分析”をやるときに・・・しっかり復習になりますので・・・
「無機」に関しては独学で進められるかなと思います。
「有機」という時に・・・その前に・・・「無機」が終わった段階で「センター過去問」は使って欲しいなと思っています。
正直 「無機」レベルに関しては、二次試験でも通用する力が付くかなと思っています。
[化学:有機について]
「有機」なんですが・・・これは全然 世界が違います。
「理論」と「無機」は・・・結構 関連しやすい・・・考えやすいですが・・・「有機」は少し慣れるまでにかなり時間がかかります。
慣れるまでに時間がかかるのですが・・・慣れたらかなり面白い!
何が面白いかというと・・・”構造決定”というものがあるのです。
これは何か?と言うと・・・”脂肪族”と”芳香族”という知識ができると・・・その知識を使って色々なモンスターを倒していける・・・みたいな感じです。
その武器集めにすごく時間をかけて・・・「構造決定をやる時間が足りませんでした」という状態で入試本番を迎えるよりは・・・まずは”脂肪族”・”芳香族”の基礎を固めるのに時間がかかりますよ・・・
ただ、”構造決定”は言い意味で復習になります。
だから「有機」に関しては・・・一旦は”高分子化合物”は忘れてもいいと思うのですが・・・”構造決定”まで「有機」は突き進んで欲しいなと思います。
本当に理想的なことを言うと・・・7月までに・・・本当に基礎レベルでいいので・・・「センター過去問」とか『エクセル』とかのレベルで良いので8割レベルまでやって欲しいと思っています。
[化学は応用に時間がかかる]
ただ「化学」は何が起こるか?と言うと・・・何で7月までと言ったのか?というと・・・応用の部分で時間的差がつくところなんですよ・・・
「化学」は基礎は理解しやすい問題が多いですが・・・応用・・・やっぱり”構造決定”一つにしても・・・簡単なセンターレベルの”構造決定”と二次試験に出る”構造決定”は・・・やはりレベルが変わってきます。
それを夏休みのどこかで・・・まとまった「化学」に費やす時間を作って欲しい。一週間だけで良いので「化学」に費やす時間を作って欲しいと思っています。
そこで応用力を付けた上で・・・9月・10月は過去問に挑んでいく・・・そうやって全体像を考えていくと・・・「化学」に関しては先取りしやすい科目だと思っているので・・・『セミナー』レベルでもいいし・・・各単元・・・「センター過去問」・・・もし手元にない場合は・・・買っても良いし・・・学校の先生に頼んでもらっても良いと思います。
なので「物理」に関しては・・・徹底分析・・・なかなかサクサク進むところではないですが・・・サクサク進むというところで言うと「化学」だと思うので・・・全体像を掴んだ上で・・・今の自分に何が足りないのか?・・・逆に言うと・・・どっちの科目が得意になれそうか・・・満遍なくやるのではなく・・・まずは戦略的にバランスを崩しても良いと思うので・・・是非 トライしてみて下さい。
最後まで読いただき、ありがとうございます。
PASSLABO:【受験生必見】物理・化学の全体像を語る(勉強法とスケジュール)(2021/3/31)(14:06)