「英語」と「数学」の先取り学習については、理解が進んでいるのではと思っています。
大学受験を中・高の6年間と捉えて考えることが、とても重要なポイントとなります。
「英語」と「国語」は、ぼくも経験した地方の公立中学校・公立高校の学校の授業では大学受験に太刀打ちできません。
また、「数学」も1年間で教科書を1週・・・3年間で教科書3冊を1周する勉強スピードでは、大学入試レベルまで達しません。
定期テストで7割・8割取って安心しているようでは、抜け・漏れ・穴だらけで前に進んで行ってしまいます。
「中学数学」を「数学ⅠA」に接続するのは難しいです。
学校の定期テストで7割・8割しか取れない状態では、まず「数学ⅡB」に接続するのは無理です。
そんな状態では「数学ⅢC」など理解できるレベルではありません。
「数学ⅠA」「数学ⅡB」「数学ⅢC」を大学入試レベルに引き上げるのは大変です。
「数学」一教科だけでも大変なのに、国公立・理系を目標とするなら「物理」と「化学」も高いレベルに引き上げる必要があります。
「2024年 武田塾参考書ルート 物理編」「2024年 武田塾参考書ルート 化学編」を見て、参考書の量をどう感じたでしょうか?
「理科」を始める頃には、「英語」はある程度の完成を、「数学」もある程度 目処をつけておく必要があります。
そうでないと「物理」「化学」を勉強する時間など確保できません。
「物理」と「化学」を勉強する時間を確保するために、早期の「英語」「数学」の完成を目指します。
大学受験は中・高の6年間で考えます。
公立中学・公立高校のルートを歩む生徒にとっては「時間」がありません。
「数学」も「理科」も中学時代とは勉強内容が変わってきます。
非常に抽象的になってきます。
当然、勉強法も変えなければなりませんが、ここになかなか気付きません。
目の前の勉強と大学受験勉強がリンクしなくなってきます。
目の前の勉強にアップアップしているようでは、大学受験などおぼつきません。
今回の紹介動画では「物理」と「化学」を独学で勉強する際、中学時代の勉強から大学受験勉強にギアチェンジできないリスクについて解説しています。
「物理」に関しては、
まず、「物理用語」の理解です。
「物理」で使う用語、例えば”仕事”です。一般的な”仕事”とは違う意味を持ちます。
その他にも「物理」で使う用語を正確に理解し、使いこなす必要があります。
二つ目が「数学」的な素養です。
どうしても「物理」には「数学」的素養が必要になります。
どちらかというと「物理」的素養を抽出して「数学」にした面もありますが・・・
三つ目が、「化学」と共通分野がありますが、それぞれの捉え方が違うということです。
「「理科」とは何か?」で紹介したように、「物理」「化学」「生物」「地学」は全く独立しているのではなくて、それぞれが重なり合っています。
大学で専門的に「理科」を勉強すれば、「生物」は「化学」になるそうです。「物理」は「数学」になるそうです。そして「数学」は「哲学」になるそうです。
各教科 捉え方が違っても、関連するところもあります。
「化学」の落とし穴は「暗記」と「理解」のバランスです。
「暗記」重視でも「理解」重視ではありません。
「暗記」が大切な部分と「理解」が大切な部分があります。
何事においても専門用語が存在します。
「化学」には「化学」の専門用語が、「物理」には「物理」の専門用語があります。
その専門用語を当たり前のように使って授業は進んで行きます。
専門用語が理解できないと、それだけで授業について行けなくなります。
「物理」と「化学」の勉強に入る前に、是非「2024年 武田塾参考書ルート 物理編」「2024年 武田塾参考書ルート 化学編」を視聴して下さい。
単に参考書が順番に並んでいるわけではありません。
なぜその参考書を勉強するのか・・・どのようにその参考書を勉強するのかをあらかじめ理解しておいて下さい。
全体像をイメージしながら受験勉強を進めていく必要があります。
「物理」や「化学」も「抽象 → 具体」と「具体 → 抽象」です。
ここを理解できていないと勉強が上手くいかないと思います。
「物理」も「化学」も・・・全ての教科が・・・「日大レベル」の壁が最初の難関です。
「物理」と「化学」だけでも大変なのに、その前に「英語」と「数学」をある程度 終えておく必要があります。
「国語(現代文・古文・漢文)」と「社会」もあります。
教科書レベルが終わればいいわけではありません。
志望大学の入試レベルまで引き上げる必要があります。
国公立大を目指すなら、二次対策と共通テスト対策が必要となります。
「過去問」演習に入り、そこから復習しなければなりません。
大学入試に制限時間があるように、受験勉強にも制限時間があります。
受験勉強を始めても上手くいくとは限りません。
誰かに指導してもらうのも一つの方法です。
限られた時間の中で、できるだけ立ち止まったり・後戻りしなくていいように指導してもらうのです。
独学でやるなら、まずは受験勉強の全体像をイメージし、少しでも早く始めことです。
自分だけのカリキュラムとスケジュールが必要となります。
高3になった段階で「英語」「数学」「物理」「化学」の受験勉強をしている姿を想像して下さい。
おそらく入試当日が来ても受験勉強は終わっていないことでしょう。
「英語」と「数学」の勉強にばかり目が行きがちですが、「物理」と「化学」も大変です。
「物理」「化学」ができないと、それだけで理系を諦めることになります。
「数学」ができないと、国公立大を諦めることになります。
各教科・科目の勉強法を知らないだけで、多くのものを諦めることになります。
知っているのか・知らないのかの違いです。
紹介動画:CASTDICE
■独学で物理・化学を勉強するときの落とし穴■
コ:今 高校1年生・2年生の人で・・・学校のペース待ってられないよ・・・
と気付いた人・・・多いと思うんですよ・・・特にCASTDICE のチャンネルの視聴者の方・・・
高2からやらないとヤバい・・・色々と言われているじゃん・・・どうしよう・・・
かといって予備校に行ったからといって・・・ペース速く進めるわけでもなかったりで・・・
とにかくCASTDICE などの参考書ルートを見て・・・始めなきゃ・・・
と思う人が多いじゃないですか・・・それはめっちゃ素晴らしいと思います。
応援したいと思いますが・・・応援するにおいて・・・ここちょっと気を付けてと・・・
一人でやっていくときに・・・特に「物理」とか・・・気を付けるポイントがあると思うので・・・
ナカハシさんと話していきたいと思います。
[物理の落とし穴]
ナ:まず「物理」から話していこうと思います。
「物理」の方が落とし穴が多いので・・・
コ:多い・・・
ナ:「物理」は最初にみなさんが・・・落とし穴にハマることが多いものは・・・
”力”と”速さ”と”エネルギー”の区別がつかなくなる、というのがすごく多いですね・・・
コ:そうですね。
ナ:正確に言うと”加速度”とか”速さ”とか”距離”とかも同じような考え方になるわけなんだけど・・・
比較的”加速度”と”速さ”と”距離”で表されている間は・・・
みなさんご理解いただけることが多いんですよ・・・
コ:そうですね。
ナ:ただ、これが”加速度”を生み出すのは、基本的に”力”が生み出すんですね・・・
で、”速さ”は”速さ”のままでいい・・・ただ、”距離”によって・・・その・・・
持っているものが”エネルギー”が・・・とかって話になっていたりとか・・・
”仕事”の話になったりすると・・・これがわけがわからなくなってしまうかな・・・
っていうのが最初はすごく多いと思います。
コ:僕も高校1年生の頃に、「物理」がわからなくなったのは”仕事”です。
ナ:そうですね・・・
コ:”仕事”ってなんやねん・・・
ナ:Fxってなんだよ・・・って・・・投資かよ・・・って話で・・・
コ:笑い話じゃないからね・・・ほんとに・・・
ナ:”力” × ”距離” = ”仕事” で”仕事”が求まりますよ・・・
と言っても意味がわからない・・・目に見えないからね・・・
コ:そうなんですよ。
ナ:大概 意味がわからない・・・という感じになってしまいます・・・
で・・・とにかく・・・「成り立つものどうしで式を考えてね」と言われるんですが・・・
みなさん・・・最初はね・・・”加速度”と”速度”を足したりとか・・・ということは本当によくある・・・
と思います。
じゃあ 落とし穴をどう解決していくかというと・・・
できるだけ・・・まずは、人に説明されるというのは・・・一つの手段だと思います。
あともう一つは・・・本当に独学でやるしかない人というのは・・・受け入れるしかない。
これが・・・なんでなんだろう・・・と理解はして欲しいんだけど・・・
理解するためには・・・ある程度 操れるようにならないと理解できない・・・
という側面もあるわけなので・・・なので・・・例えば、理解する・・・何となくでもいいので・・・
納得する手段として・・・よく用いられるのは「単位計算」というのをよくやったりして・・・
「こことここは、こういう風に同じ単位になっているから・・・足していいんだ・・・」とか・・・
そういうのを・・・とりあえず・・・「そういうものだ」と納得するということが・・・
結構 大事なんじゃないかな・・・と思います。
「理解する」というのは・・・ハードルがすごく高いんですよ・・・本当に・・・
で・・・「理解しながら進めてけよ」・・・と言うんですけど・・・
そんな最初から言われたことを全部 理解できたら・・・みんな東大に受けるわけですよ・・・
コ:まあまあまあ・・・
ナ:だから、例えば・・・英単語なんかも・・・
「単語は最初は頑張って覚えろ」と言うしかないじゃないですか・・・
そういうものってあるわけだから・・・そういうものを最初はただ・・・
何となく納得しながらやっていく・・・というのが必要だと思います。
コ:だから、教材を・・・具体的には・・・対策を・・・教材は使うじゃないですか・・・
CASTDICE の場合は『宇宙一』とか・・・推奨しています・・・
あーいうのをまずは読むというのが大前提で・・・
一番 大間違いは、いきなり問題を解いてしまう・・・というのは良くない・・・
まず、インプットをきちんとして・・・理解して・・・それでも理解しにくい科目なので・・・
プラスアルファで・・・例えば、ちゃんと指導を受けるとか・・・講義を受けに行くとか・・・
あとは・・・まー・・・必ずしも・・・どの教材がいいか言いにくいけど・・・
やっぱ映像でね・・・何かを見るとか・・・そういうことでちょっと補いつつ・・・
前に進んでいくしかない部分があるのかなと思います。
で・・・理解はして欲しいんですけど・・・全部を100%理解しようとすると・・・
今度は進まなくなるので・・・そことの兼ね合いも難しいですね。
ナ:難しいです。
ナ:あとは「物理」で失敗しやすいのは・・・
”波動”とかは結構 失敗しやすいのかなと思うのですけど・・・
”波動”というのは・・・いわゆる幾何学というか・・・まー図形問題ですよね・・・
近しい部分があったりするんですけど・・・そーいうのはトレーニングを・・・算数とか数学とか・・・
積んできていないと・・・そもそもなかなか自分ではわからないということも多いんですよね・・・
その上で・・・基本的に「物理」というもの自体が目に見えないものを考えさせられる・・・・
というところがあるので・・・光が波になっているとか言われても・・・
「はぁ?」という感じだし・・・最初は・・・その中で”経路差”や”光路差”がどうのと言われても・・・
「図形的に”経路差”はこうだから・・・」と言われても・・・わかる人の説明を見れば・・・かわるが・・・
分からない人の説明を見ても・・・意味がわからないわけなんですよ・・・
なので・・・どうしても・・・「数学」的な実力とかが一部 必要になってしまう部分がある・・・
だから・・・3か所・4か所 つまづいていて・・・
どこでわからないという状態を・・・少なくとも解消し・・・難しくて・・・
図形が書かれているものがわからないのであれば・・・
そもそも「数学」でそこができるようになっていないと厳しい・・・
というところは・・・落とし穴というのかわからないですが・・・
引っかかりやすいポイントになってしまうというか・・・
どこに落ちているのか自分でもわからない・・・ということが発生しがち・・・
というところが問題かなと思います・・・
コ:そうですね。それの対策としては・・・とにかく「数学」も先取りしておくことしかないですよね。
ナ:そうですね・・・まぁ 学校によっては”微積”を「物理」で習ったりとか・・・
”三角比”・”三角関数”を「物理」で習ったりとか・・・
ということが学校によってはありますから・・・
僕も正直 ”三角比”を最初に習ったのは「物理」だったような気がします・・・
コ:僕は・・・「物理」がよくわからなくなった理由は・・・さっきの”仕事”もあるし・・・
あと高1の1学期に”微分・積分”をいきなりやらされて・・・
「これは数学でやるけど、数学より先にやるから説明するね」と言われて・・・
色々やらされまして・・・「何でこんなのやらなければいけないんだ」みたいな・・・
でも、「物理というのは”微積”が全てだ」みたいなことを言われて・・・
みんなやっていましたよ・・・開成はね・・・その必要があるわけではないのですが・・・
ナ:そういうところがポイントになりやすいな・・・と思います。
ナ:3つ目が・・・「化学」と共通分野があるということなんですよね・・・
よく”気体”や”熱”の話はされることが多いと思いますが・・・
同じ pV = nRT (理想気体の状態方程式)という・・・同じような式を使ったりするのですが・・・
これは・・・実は捉え方が少し違っていたりするところがあるので・・・
何か”力”の式なのか・・・”濃度”の式なのか・・・というものが上手くやれない生徒が・・・
結構 多かったような気がします・・・
p というのが気圧が高いと・・・力が強いというのは・・・直感的にわかりやすいと思いますが・・・
濃度が高い・・・という風に言われたときに・・・よくわからないという話をされしまう人が多い・・・
ですよね・・・当たり前と言えば当たり前なんですが・・・気圧が高いと言うことは、空気が濃い・・・
空気が濃いとか薄いとか・・・みんな言ったりするじゃないですか・・・
そういうのがなかなか上手く理解できない生徒が多かった・・・
同じものを扱っているからといって、同じ考え方でよいとはならないということを・・・
この2つの間では気を付けておいて欲しいことかなと思います。
「物理」は基礎的な話をしているので・・・
「化学」において「物理」が応用として働いてくることが多くあるんですよね・・・
だから、何となく「化学」で「覚えろ・・・覚えろ・・・」と言われていたところで・・・
覚えたまま先に進んでしまうけど・・・
実際には「物理」を使って理解しなければいけないならないことが数カ所あって・・・
難関大学を受験したい人の場合・・・そういった問題が・・・
「物理」に基づいた理解をしていないと・・・
記述問題が「化学」で解けないということも発生してくるので・・・
さっき言ったことと少し変わるのだけど・・・違うというところも意識しないといけないけど・・・
(「物理」と)同じところがあることも強く意識しないといけない。
そういう風に上手くやっていかないと・・・
難関大学の合格は難しいというところもポイントになるかなと思います。
[化学の落とし穴]
ナ:あとは「化学」で・・・ポイントとして話しておきたいことは・・・
「化学」は”知識”と”考え方”のバランスが悪くなってしまうというのが・・・
一つの落とし穴としてある。
極端に暗記すれば何とかなると思ってしまうとか・・・暗記は極端にいらないと思ってしまう・・・
特に「数学」「物理」がちゃんと上手くやれている人に限って・・・暗記は全然いらない・・・
と思ってしまう・・・「化学」は学問としては「英語」とかに近いところがあって・・・
とにかく覚えるところは、しっかり覚えていかないといけなくて・・・
その上でしっかり運用するということが大事になるので・・・覚えていないといけない・・・
まず、事実としてあります。
ただ、「英語」が単語だけ覚えていればいいわけではないように・・・
どこかで”記憶だけ”というもの卒業していかなければいけない・・・
特に「化学」に関しては・・・移行期間が難しいポイントになってしまう部分があるので・・・
本来、こういう部分は自分で判断するというよりは・・・相談してもらった方がいいと思います。
コ:そうですね・・・実際、自分で勉強していく中で・・・その辺りの落とし穴に気を付けて・・・
欲しいなと思いつつ・・・どうですかね・・・やっぱり・・・個人的には「物理」や「化学」を・・・
自分一人でやっていくというのは・・・なかなか難しさもあるので・・・
できれば教わった方が・・・個人的には良いなと・・・何度も動画でも言っていますが・・・
ただ、とにかく始めてみようと思う気持ちはとても素晴らしいことだし・・・
CASTDICE の動画や他のチャンネルかも知れないが・・・見てくれて・・・
意識を固めてくれたことは素晴らしいので・・・まずは自分でやってみてもいいと思います。
のべつ幕無し、何でも塾に来いと宣伝ばかりするのも何なんで・・・
もちろん・・・最初から効率的にやりたいというのであれば・・・是非 問い合わせして頂ければ・・・
良いと思いますが・・・とにかく自分でやってみようと思うなら自分でやってみて・・・
まずは、つまづくまで・・・自分でやるなり、学校の先生に聞いてみるなりして・・・
取組んでみるのも良いかなと思います。
コ:今日、言っていないけど・・・一番の落とし穴は・・・単純に「理科」を軽んじていること・・・
ですね。
ナ:そうですね・・・確かに・・・
コ:「社会」のテンションで・・・「○か月でいけるだろ!」みたいな・・・
大体 失敗する・・・特に現役生・・・
そこに気を付けて、早い段階から「理科」を初めて欲しいと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
CASTDICE:独学で物理・化学を勉強するときの落とし穴(2024/2/28)(10:24)