【数学】2024年 武田塾参考書ルート 数学編 2/2 《武田塾》 | 生きるチカラ

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何をやっても上手くいかない。原因はあなたの中にあります。原因があなたの中にあるからこそ変わることができるのです。生きるのが難しい時代です。未来へのヒント・道しるべとなります。

武田塾参考書ルート 数学編 1/2」の続きになります。

 

「文系数学 MARCH・地方国公立レベル」「文系数学 早慶・旧帝レベル」「理系数学 MARCH・地方国公立レベル」「理系 早慶・旧帝レベル」になります。

 

ちょうど「数学」に関するブログを書き始めていた時に、武田塾が最新版の参考書ルートを公表したので先に「英語」と「数学」を紹介しました。

 

今回も文字数が多くなったのでこれくらいにします。

少し「数学」が続く予定です。

 

 

紹介動画:武田塾

■2024年 武田塾参考書ルート 数学編■

 続きまして「文系数学 MARCH・地方国公立レベル」です。

文系数学 MARCH・地方国公立レベル

 「MARCHレベル」も「地方国公立レベル」も 基本的に使う参考書は共通なのでまとめて紹介します。

  ・『文系の数学 重要事項 完全習得編

  ・『文系の数学 実戦力向上編

 

 「赤」「青」の順番で勉強してもらえたらと思います。

 ここまでで「MARCH & 地方国公立レベル」が終了になります。

 

 赤い参考書の『文系の数学 重要事項完全習得編』・・・これはとても良い参考書です。

 このレベル帯でとても解説が詳しくて・・・例題が150題・・・演習も同じくらいの量ですが・・・150題で「数学Ⅰ・A / Ⅱ・B」の重要な問題をまとめてくれている・・・という一冊になっています。

 本当に典型問題という感じです。入試の中でも・・・これは受験生は確実にとらなければいけないよなという典型問題をまとめて押さえてくれていて・・・解説が”必勝ポイント”という形で・・・”こういうタイプの問題”は”こういう考え方”で解いていく・・・こういう考え方だぞ!・・・という「解き方」をまとめてくれているのがすごく解説の良いポイントで・・・是非 その考え方を身につけるというイメージでこの問題を一問一問 習得していってもらえると・・・「数学」の力は伸びやすいと思います。

 『基礎問題精講』がしっかり仕上がっている人であれば、赤の『重要事項完全習得編』はスムーズに入れる感じです。

 『重要事項完全習得編』から入る人もいなくはない・・・時間がないときはそういう手段もありますが・・・基本的には『基礎問題精講』を勉強した後に『重要事項完全習得編』を勉強するイメージです。

 「MARCH」の「数学」が易しめのところ・・・青山学院大学の全学部日程や・・・あとは関関同立の関西大学関西学院大学は比較的「数学」が易しいと言われているので・・・本当に時間がなかったら『重要事項完全習得編』だけで挑む人もいる。

 よく言われるのが「『基礎問題精講』と『重要事項完全習得編』は同レベルじゃない?」・・・「被っているんじゃない?」・・・ 

 『重要事項完全習得編』(『文系の数学・赤』)はどちらかというと・・・『基礎問題精講』の誘導を省いたバージョン・・・と思って欲しい・・・ 

 『基礎問題精講』は誘導が丁寧なんですよ・・・例えば”数列”の漸化式の問題(125番)・・・(1)でこうしましょう・・・(2)でこうしましょう・・・(3)でこうしましょう・・・とあるが・・・実際の入試問題では(1)(2)はありえない。いきなり(3)が(1)として問われるのが「数学」なのですが・・・『基礎問題精講』は誘導が丁寧めに・・・苦手な人向けに作られているので・・・(1)(2)が設けられている。

 『基礎問題精講』は丁寧めに、まず文字を置くという・・・自分で文字を置かないといけないところを・・・アシストしてくれている。

 『重要事項完全習得編』は特に誘導はないので・・・普通の入試問題に準拠して作られているので・・・『基礎問題精講』が解けたからと言って・・・最後の問題だけを比べると・・・同レベルの問題も多いですが・・・『基礎問題精講』ほどアシストがないので・・・「『重要事項完全習得編』を解いてみろ!」という感じで使ってもらえれば良いと思っています。

 余裕があれば”演習問題”もやりたいです・・・時間がない受験生が多いと思うので・・・やるとすれば”例題”をしっかり固めてもらって・・・”例題”約150題を身につけて欲しいと思っています。

 

 次は『文系の数学 実戦力向上編』です。

 もちろん問題のレベルは上がります・・・「赤」と「青」を比べると「青」は難しいですが・・・この辺りの問題をしっかり仕上げると・・・「MARCH・関関同立」「地方国公立」は戦える範囲は広がります。

 「MARCH・関関同立」は同志社大学の一部の難しい問題を除けば・・・十分 合格点を取れるようになります。

 「国公立」も・・・大学のランクで言うと難しいのですが・・・神戸大学・筑波大学・横浜国立大学・千葉大学辺りは・・・少し演習量は不足しますが・・・それ未満の大学・・・みなさんの地元の国公立は・・・十分『実戦力向上編』までやれば戦える。

 先ほど上げた・・・神戸・筑波・千葉・横国はどうしたらいいかというと・・・『文系の数学』の”例題”だけではなく”演習問題”までやるとか・・・『国公立標準問題集 CanPass Ⅰ・A・Ⅱ・B・C(ベクトル)』を追加でやってもらうとか・・・この辺りまでやれば対策はできる。

 ほとんどの国公立の大学は『実戦力向上編』までやれば十分だと思っています。

 この参考書も「赤」と同じシリーズなので・・・引き続き解説が詳しいです。「考え方」重視の解説になっているので・・・「考え方」を学ぶという意味で使ってもらえたらと思います。

 

 『重要事項完全習得編』と『実戦力向上編』で過去の武田塾の生徒を見ていて・・・良い使い方をしていると思うのは・・・この問題のポイントを一言でまとめると”こういうこと”・・・と、まとめている人は伸びる傾向にあります

 いままでの『基礎問題精講』とは・・・使い方を分けて考えなければいけません。

 『文系の数学 重要事項 完全習得編』と『文系の数学 実戦力向上編』・・・この辺りの入試問題集は・・・どうしたら”この「解き方」が思いついたのか”・・・”この問題のポイント”はこういうところだよね・・・というのをまとめておくクセをしっかりつけておくと・・・それが引き出しとなり・・・実際の初見の問題にも使いやすい・・・と思っています。

 この話をするときに・・・「あなたが数学の参考書の著者なら、どうするか?」という話をよくするのですが・・・例えば清水先生が大学に合格したころに戻ります。「数学」もそれなりに勉強していました。高田先生は出版社の人をやります・・・。武田書店です。「清水先生!数学すごいですね!」・・・「実際に成績の伸びたみたいで・・・」・・・「そんな清水先生に参考書をだして欲しいのですが・・・」・・・「入試レベルの参考書をお願いしてもいいですか?」・・・という風にみんなが頼まれたとします・・・ただの参考書なのでページ数が限られています。150問くらいで納めて欲しいです。文系「数学Ⅰ・A / Ⅱ・B」で・・・入試でよく出る「MARCH」や「地方国公立レベル」の入試問題を150問くらいで清水先生に参考書を作って欲しいです・・・だいぶ 絞る感じですね・・・150問でお願いされたら、どのような問題を載せるか考えますよね。どんな風に考えますか・・・。

 実際に入試で戦える力をつけることを考えると・・・ある程度 実戦力がつく問題をチョイスして・・・その問題さえマスターしていれば汎用性がある・・・これは使えるという問題をチョイスする。

 みなさんも150問を考えるとすれば・・・「”二次関””で何問くらいかな?」・・・”二次関数”の問題の中でも「この一問でこの考え方をマスターして欲しいな」・・・「次はこの一問でこの考え方をマスターして欲しいな」という風に考えて150問をセレクトする・・・例えば”二次関数”で有名なものだと・・・最大値・最小値を求める問題・・・解の配置を求める問題・・・ある程度 有名な問題がある。「この考え方はマスターしておいて欲しい」という問題がありますよね・・・それをイメージしながら150個 選ぶ・・・

 つまり何が言いたいかというと・・・参考書には一問一問メッセージがある。そのメッセージにみんなは気付けているのか? その問題をただの問題と思うのではなく・・・裏側には、なぜこの問題を収録しているのか?・・・選んだ人の意図がある。選んだ人の意図を感じながら・・・「この問題のメッセージはこれだ!」みたいな・・・「入試問題でこういうパターンが出てきたら、こう考えて解くんだ!」という・・・メッセージを受け取って・・・「この問題のポイントはここ!」という風にメモをするクセをつけておけば・・・数学力はグッと上がる! 

 ただ、何も考えずに解いてしまうと・・・考えている人と比べて・・・同じ二冊を「MARCHレベル」と「地方国公立レベル」でやっても・・・だいぶ差がついてしまう。

 模試や入試問題で・・・引き出しができていない状態なのです・・・問題が出ても・・・「似たような問題を解いたことがある」・・・「でも どうやって解くのか忘れてしまった」・・・と引き出しがない状態です。一問一問「こういうタイプの問題はこう解く」・・・「こういうプロセスだ!」「こういう考え方だ!」とメモしておけば・・・ちゃんと引き出しができている状態なので・・・入試問題・・・初見の入試問題でも・・・「こういう問題は、ここが引き出しだよね」・・・「参考書のあの解き方を使うんだよね」・・・と解けるんです。それをこの段階では丁寧に勉強して欲しいのです。

 勉強法まで話すと、少し長くなります。

 

 先ほども少し話しましたが「MARCHレベル」で演習量が体内場合は追加で『重要事項完全習得編』の演習問題と『実戦力向上編』の演習問題まで取組むとより良い。

 似たような参考書としては『国公立標準問題集 CaんPass 数学Ⅰ・A / Ⅱ・B / C(ベクトル)』が国公立でよく出る形式の「数学」の問題で・・・なおかつ計算が複雑な問題や・・・『重要事項完全習得編』ほど綺麗ではなく・・・入試問題のような荒々しさを持った・・・生の問題が載っていたりするので・・・これらの二冊を勉強した後に・・・『Canpass』などで・・・演習問題までやっておくと・・・国公立の中でもより上位の国公立・・・MARCHの中でもムズめの「数学」に対応しやすいと思います。

 追加で何か参考書を探している人は『CanPass』をオススメです。

 

 続いて「早慶・旧帝レベル」です。

文系数学 早慶・旧帝レベル

 使う参考書は二冊です。

  ・『GOLDEN ROUTE 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B 応用編

  ・『文系数学の良問プラチカ 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・C

 

 メインは『プラチカ』です。

 メインは『プラチカ』ですが・・・『プラチカ』は問題も難しいですが・・・解説も結構 骨があるので・・・いきなり『プラチカ』に入る前に・・・まず『GOLDEN ROUTE』を挟みましょう・・・ということで・・・『GOLDEN ROUTE』は40題しかない。

 かなりコンパクトな量になっている。40題ですが・・・正解へのゴールデンルートという・・・問題のプロセスみたいな・・・アプローチ方法がまとめてあるので・・・これをマスターして欲しい。

 問題を見て・・・ゴールデンルートがどういうルートなのか・・・の40問・・・

 「早慶・旧帝レベル」になると2~3段階くらいの操作が必要な問題が多いので・・・ある値を求める場合・・・その値を求めるための・・・中継地点として□の値が必要で・・・□の値を求めるために△の値が必要で・・・まず△の値を求めるためにはこうしよう・・・と2段階か3段階くらいの操作が必要で・・・もちろん融合問題もあります。”整数”と○○の分野・・・○○の分野と”確率”・・・など色々と融合されている問題があるので・・・ダイレクトに数値が求まることはないと思っていて欲しいです。

 ゴールデンルートという考え方の部分が必要で・・・『GOLDEN ROUTE』の参考書を通して・・・この問題はまず、この値を求めて・・・次にこの値が出せて・・・そこで最終的に求めたいこの値が求まる・・・という全体の設計図がこのレベルでは大事! 

 ”どう段階を踏むか”が身につくということですね。全体の設計図をまずイメージして・・・一歩目の動作に取りかかれれば・・・たやすいです。

 『GOLDEN ROUTE』を挟んでおくことで『プラチカ』に入る上で結構 変わります。

 全体の設計図を意識するクセがつく参考書なので・・・40題を通して詳しい解説をもとに・・・記述を身につけて欲しいです。

 

 次に『プラチカ』に入ります。

 早慶・旧帝の中でトップレベルで難しい大学・・・東京大学・京都大学・早稲田大学・慶應義塾大学など・・・その辺りの志望者はもちろん全部やって欲しいのですが・・・時間がない人は最初からやるのではなくて・・・優先順位をつけ出題される分野から固めていった方が良いです。”微分・積分”が「数学Ⅱ・B」の範囲でよく出るのであれば・・・”微分・積分”をまずは勉強して欲しい。”確率”がこの大学はよく出ますとなれば”確率”をやって欲しい・・・。自分の中で優先順位をつけて取り組んでもらえるといいなと思います。

 全部やり切らなくても・・・東大・京大・早稲田・慶應・一橋など・・・文系数学の中でもトップクラスの大学はもちろん全部 勉強していた方が良いですが・・・大阪大・名古屋大・東北大などであれば・・・全部 勉強するというよりは自分が得意にしたい分野を選んで勉強する方が伸びると思います。

 残り時間の兼ね合いもありますが・・・

 

 以上が「文系数学」になります。

 時間がないケースでいくと『GOLDEN ROUTE』だけでも良いですか? 

 これは難しくて・・・「・・・だけやって受かりますか?」と聞かれたら・・・上手くいけば受かるし・・・上手くいかなければ受からないし・・・確率論になってしまう。

 「だけで受かる」とは言えない。

 ただ、それが最善なのであれば仕方がないという感じです。残り時間の中で一番 効率的に上手くいかせる方法があるならば・・・「地方国公立レベルまで完璧です!」「『GOLDEN ROUTE』まで勉強しました!」「残った時間で『プラチカ』は全部 終わらないです」「どうしたらいですか?」という質問に対しては、「『プラチカ』を最初から勉強するよりかは、出る分野を選んで勉強する方が合格の可能性は上がるよね」という感じですね・・・

 

 「文系数学 早慶・旧帝レベル」は以上になります。

 あとはどの大学にしても「過去問」演習はとても重要ですし・・・国公立の場合は「共通テスト対策」もとても大事になってきます。

 共通テストは共通テストで・・・別で対策をしないといけないので・・・それはまた続報をお待ち下さい。

 

 以上が武田塾の「文系数学ルート」になります。

 

 このまま「理系数学」の話をしていきたいと思います。「理系数学 MARCH・地方国公立レベル」の話にいきたいと思います。

理系数学 MARCH・地方国公立レベル

 使う参考書はこちら・・・ 

  ・『数学の良問問題集 [数学Ⅰ+A+Ⅱ+B+Ⅲ]

  (追加)

  ・『国公立標準問題集 CanPass 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・C(ベクトル)

  ・『国公立標準問題集 CanPass 数学Ⅲ・C

  ・『実戦 数学重要問題集 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C 理系

 

 『数学の良問問題集』は「数学Ⅰ・A / Ⅱ・B / Ⅲ・C」の重要な問題が300問 載っている参考書です。

 いくつかレベルがあって・・・”必須問題”・”確認問題”・”レベルアップ問題”というような形になっていて・・・”レベルアップ問題”がやや難しめの応用問題になっています。一旦”レベルアップ問題”を飛ばして”必須問題”・”確認問題”を先に解いて、最後に”レベルアップ問題”をまとめて行うのが良いと考えています。

 過去のルートで言うと『文系の数学 重要事項完全習得編』『数学Ⅲ 重要事項完全習得編』『理系数学 入試の核心 標準編』の三冊を使っていましたが・・・この三冊の役割を一冊でまとめて担える参考書が『良問問題集』になるので・・・まとめて『良問問題集 300』を勉強しようとなりました。

 「数学Ⅲ・C」までのあの膨大な量を・・・入試問題は実戦を積まないといけないので・・・『良問問題集』は時間がかかりますね・・・。

 ここの『良問問題集』は、理系の受験生たちは時間をかけてじっくり仕上げて欲しいと思っています。

 一冊を仕上げるのに約3か月はかかる参考書です。

 『基礎問題精講 Ⅲ・C』までを一通り仕上げた人は、この『良問問題集』をじっくりと固めて下さい。

 ある程度の国公立は、”レベルアップ問題”までやってもらえれば狙えます

 MARCHは全般 大丈夫

 国公立でも神戸・横国・筑波・千葉 以上の大学は厳しいですが・・・それ未満の大学は・・・金沢大学・岡山大学・広島大学 辺りの国公立・・・みなさんの地元の大学などは『良問問題集』で十分対応ができると思っています。

 神戸・筑波・横国・千葉も”レベルアップ問題”までしっかりやり・・・あと追加で「過去問」演習を十分な期間 取れるのであれば合格点に乗せられるかなと思っています。

 それくらい『良問問題集』は一冊で比較的 幅広く対策ができて・・・優秀な一冊です。解答・解説もすごく詳しいですし・・・問題のチョイスが良いです。よく出題される理系の典型問題を扱っている。

 MARCH帯はなかなか参考書の選定が難しいが・・・とっつきやすいところから最終的に必要になるところまでをしっかりまとめていて・・・昨年だと『重要事項完全習得編』から『入試の核心』のところで躓いていた受験生がたくさんいたみたいで・・・その辺りもステップアップしやすくなっている参考書だと思います。

 レベル感もとても秀逸な一冊になっているので「理系数学」の新定番になるかなと思っています。

 是非『良問問題集』に取組んで欲しいです。

 

 「MARCHレベル」の追加の参考書としては『国公立標準問題集 CanPass』がオススメになってきます。

 先ほど名前が出た筑波・横国・千葉・神戸辺りの大学であったり・・・この後「旧帝レベル」として紹介しますが北海道大学・九州大学辺りのレベル帯の人・・・あとは明治大学の理系・東京理科大学・同志社大学の理系・・・などで難しい演習をもう少し積みたい人は『CanPass 数Ⅰ・A・Ⅱ・B・C(ベクトル)』『CanPass 数Ⅲ・C』を取組んでもらえたらと思っています。

 

 あと分野で強化したいところがある人は『実戦 数学重要問題集 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C 理系』の・・・”Aレベル”・”Bレベル”・”Cレベル”とありますが・・・”Bレベル”以上の対策をすると、その分野はかなり強化できると思っています。

 

 以上が「MARCH・地方国公立レベル」でした。

 

 続いて「旧帝・早慶レベル」を話していきたいと思います。

理系数学 早慶・旧帝レベル

 「旧帝・早慶レベル」は志望校別で使う参考書が変わります。

 レベル帯によっては戦略別に使う参考書が変わります

 一番上のフルスペック型の東京大学・京都大学・東京工業大学・早慶 志望の話をしていきます。

 

  ・『数学の良問問題集 [数学Ⅰ+A+Ⅱ+B+Ⅲ]

  ・『国公立標準問題集 CanPass 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・C(ベクトル)

  ・『国公立標準問題集 CanPass 数学Ⅲ・C

  ・『ハイレベル 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・C(ベクトル)の完全攻略

  ・『ハイレベル 数学Ⅲ・C(平面上の曲線と複素数平面)の完全攻略

  

 「MARCH・地方国公立レベル」で・・・『良問問題集 』を勉強した後に『CanPass 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・C(ベクトル)』『CanPass  数学Ⅲ・C』を勉強して下さい。その後 使う参考書としては『ハイレベル完全攻略 Ⅰ・A・Ⅱ・B・C(ベクトル)』と『ハイレベル完全攻略 Ⅲ・C』を同時並行か・・・最後に「過去問」演習をやる。

 時間がなければ『CanPass』はカットしても良い。

 『ハイレベル完全攻略』は難しい問題がたくさん載っているのですが・・・応用問題を戦う術を教えてくれるというか・・・考え方を教えてくれるというか・・・秀逸な一冊です。

 歯ごたえ・・・解きごたえがめちゃくちゃあるんですが・・・挫折する人もまーまーいるんですけど・・・この参考書にしっかり戦って・・・食らいついて・・・応用問題の考え方を身につけて欲しい一冊です。

 

 東大・京大・東工大・早慶志望は、基本的に『ハイレベル完全攻略』を・・・できれば全範囲をちゃんと勉強して欲しいと・・・。この辺で応用問題がどの分野で出ても大丈夫な力をつけておくことが必要な力なんじゃないのかなと思っています。

 最難関大と戦う武器をここで身につけるということです。

 『ハイレベル完全攻略』はかなり難しいです。逆に言えばこれをしっかり身につければ・・・意外と本番の問題が簡単に感じるくらいのレベルまで到達できると思うので・・・上位大学を志望する人はしっかりやって欲しいと思います。

 解説の考え方の部分が・・・受験生は特に身につけて欲しいです。そこを読み解くのにかなり時間がかかると思うので・・・1回読んでわからなくても・・・少し時間を空けてやってみたり・・・できる人に質問をしたりだったり・・・そういう形で・・・確実に理解するところまで持っていって欲しい。

 一問一問じっくり身につけて欲しいです。

 同じレベルで言うと『やさしい理系数学』や『上級問題精講』など・・・その辺りの参考書もあるので・・・解説の好みが分かれるところだと思いますが・・・『ハイレベル完全攻略』が一番人気というか・・・理系を極めたい人たちからしたら・・・好きという感じの参考書ですかね。

 本当に好みなので・・・どれを使っても足りないと言うことはないので・・・好みかなと思う。

 というわけで『ハイレベル完全攻略』を最上位の人は使って下さい。

 

 続いて、先ほど東大・京大・東工大・早慶志望の話をしました。

 そこからランクが落ちます。

 大阪大学・名古屋大学・東北大学志望の人にオススメしたい参考書を紹介しますが・・・ここで得点戦略別に使う参考書を分けたいと思います。

 阪大・名大・東北大志望の「高得点狙いの人」か「数学は確実にタイプ」かに分けるのですが・・・ 

 

  ◇ 高得点狙いの人 ◇ 

   ・『国公立標準問題集 CanPass 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・C(ベクトル)

   ・『国公立標準問題集 CanPass 数学Ⅲ・C

   ・『ハイレベル 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・C(ベクトル)の完全攻略

   ・『ハイレベル 数学Ⅲ・C(平面上の曲線と複素数平面)の完全攻略

   ・「過去問」(『阪大の理系数学』など)

 

  ◇ 数学は確実にタイプの人 ◇ 

   ・『数学の良問問題集 [数学Ⅰ+A+Ⅱ+B+Ⅲ]

   ・『国公立標準問題集 CanPass 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・C(ベクトル)

   ・『国公立標準問題集 CanPass 数学Ⅲ・C

   ・「過去問」(『阪大の理系数学』など)

 

 「過去問」を始めるタイミングはいつでも良い。 

 『CanPass』は十分 演習量を積んでいる人はカット可能。

 『ハイレベル完全攻略』は全部一冊を終わらせるのが厳しければ、優先順位をつけて、特にやりたい分野から始める。今回は「理系数学」の話をしているので、「数学Ⅲ・C」の出題割合が高いと思うので・・・「数学Ⅲ・C」の”微分・積分”を優先してやるとか・・・。

 「高得点狙い」とはどういうことかというと・・・阪大・名大・東北大も・・・例えば問題が6問出るとします・・・『良問問題集』の力で解ける問題もある・・・これは受験生なら絶対に落としてはダメな問題です。差をつける一問として・・・『ハイレベル完全攻略』のレベル帯の問題が出題されます。

 阪大で「数学」に特化して稼いで・・・「英語」は苦手だから低めにして・・・逃げ切りたい人は・・・当然『ハイレベル完全攻略』を取って「数学」を武器にして逃げ切らなければならない。だから『ハイレベル完全攻略』までやる必要がある。

 「数学は確実にタイプ」の人は『良問問題集 300』などのレベルで取れる問題は確実に取って・・・あとは「英語」や「化学」などで稼いで逃げ切るんだ・・・結構 戦略でやる参考書が変わる感じです。

 その後、『CanPass Ⅰ・A・Ⅱ・B・C』『CanPass Ⅲ・C』と「過去問」をしっかりやって下さい。

 『CanPass』は『良問300』とレベル帯的には似ている。『良問300』で学んだことを『CanPass』でアウトプットする・・・演習の参考書として位置づけています。

 稼ぐか稼がないかによって・・・しっかりやらなければいけない人とやり過ぎ注意の人に分かれていきます。

 考え方を鍛えたい人には『世界一わかりやすい 阪大の理系数学 合格講座』・・・論証が必要な問題とか発想力を問われる問題など・・・考え方を鍛えてくれる一冊になっているので・・・阪大志望に限らず・・・名古屋大・東北大などで・・・応用問題の考え方や論証問題のアプローチ方法・記述の方法・・・そういうことを身につけたい人は是非 やって欲しいと思います。

 

 続いて最後・・・「旧帝レベル」の中の最後の1枠ですが・・・北海道大学・九州大学志望の人です。

 『ハイレベル完全攻略』は基本的に必要ないと・・・そこまで難しい問題はでない・・・という風に思ってもらっていい。出る年もありますが・・・出たとしてもそこまで受験生のレベルに差はつかないだろうと・・・ 

 やる参考書としては、

  ・『国公立標準問題集 CanPass 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・C(ベクトル)

  ・『国公立標準問題集 CanPass 数学Ⅲ・C

  ・『世界一わかりやすい 九大の数学 理系数学+文系数学の前期日程15か年

 

 この辺りをやってもらえたらと思います。

 北大志望の人でも『九大の数学』で大丈夫です。

 北大・九大に関しては『良問問題集』であったり・・・同じレベル帯の『CanPass Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲ・C』・・・この辺のいわゆる入試の標準的な理系数学の問題が・・・ちゃんと完成度高く仕上げることが大事だと思います。

 この辺りのレベルを丁寧に仕上げるという方針で進めて下さい。 

 

 以上で「理系数学 最難関レベル」を・・・解説してきましたが・・・なかなか最後は・・・一冊を完璧にするのが大変そうな参考書がラインナップされていましたね・・・

 言い忘れていましたが・・・『ハイレベル完全攻略』や理系のアウトプットの参考書は・・・思考力を鍛える時間を大事にして欲しいと思っていて・・・わからなかったとしても諦めない気持ちで・・・参考書 一問一問に挑んで欲しい。とにかく手を動かして”実験”をしてみるとか・・・そういう機会にして欲しいと思います。時間的な焦りなどで・・・わからないので答えを見てしまおうとなりがちだと思うが・・・そこでグッと行かず・・・時間を決めて・・・この時間は考えると・・・この時間でできる範囲で・・・ここまではできたと・・・逆にここからはできなかったんだ・・・みたいなところを自分なりにまとめたりして・・・やっていって欲しいなと思います。

 考え方を鍛える期間が・・・この「最難関レベル」だと思うので・・・粘り強く取組んで仕上げていって欲しいと思います。

 

 以上が「旧帝・早慶レベル」の参考書でした。

 ここまでで「数学」の話は終わりますが・・・苦手な人でもちゃんと基礎固めをして・・・「数学」が得意な人でも・・・最初は一問一問 覚えるところからです。「『基礎問題精講』”二次関数”で、こんな解き方・考え方があるのか!」と、一問一問 解き方を身につけるところからスタートします。

 その武器を揃えた段階で・・・「MARCH・地方国公立レベル」・・・『良問問題集』や『文系の数学』なら『重要事項完全習得編』『実戦力向上編』・・・この辺りのいわゆる典型な入試問題を・・・一問一問『基礎問題精講』で覚えた武器をで解いていく・・・考える問題も出るので・・・そこでしっかり考えていきます。

 最後の最上位は「文系数学」だと『GOLDEN ROUTE』や『文系数学のプラチカ』とか・・・「理系数学」だったら『ハイレベル完全攻略』とか・・・これらはラスボスです・・・この辺りは考えさせられまくります。難しいがここは折れずにグッと戦って・・・「色々な数値を当てはめてみよう」「少し実験をしてみよう」「グラフを色々なパターンで書いてみよう」など・・・そうやって試行錯誤して・・・「この問題の解き方なら解けるかも!」といって・・・解ける問題を一問でも増やしていく・・・考える回数を増やす。

 こういう風にしていけば・・・「数学」が苦手な人でも最終的に・・・「数学」が得点できるようになるので・・・信じて諦めずにやってもらえたらと思います。

 

 ただどの教科よりも時間はかかります

 テンポ良く・・・特に基礎の仕上げ・・・完成度を高く仕上げるところまでやっていかないと、なかなか差がついてしまう。

 「英語」と比べると「数学」は参考書の冊数は減りますが、一冊あたりにかかる時間がかなり膨大なので・・・それでも武田塾は一番 効率の良いルートはこれだと思っています。学校で配られる参考書をけなしたところもありますが・・・世の中の「数学」の勉強法は非効率なことが多いので・・・効率を追求してもやっぱり時間がかかるのが「数学」です。

 

[今回のまとめ]

 ・2024年 数学参考書ルートで実力をつけよう!

 ・基礎をしっかり学び参考書ルートを完璧にしよう!

 ・完成度を高く仕上げて志望校に合格しよう!

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

 

武田塾:【2024年版】志望大学ごとに数学のルートを徹底解説!武田塾参考書ルート(2024/2/19)(40:02)