【数学】2024年 武田塾参考書ルート 数学編 1/2 《武田塾》 | 生きるチカラ

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「数学」も昨年の「2023年版 数学・参考書ルート」と「数学の勉強法」を合わせたような動画になっています。

 

「英語」の参考書ルートと同様に文字数が多くなったので2回に分けます。

後編は「武田塾参考書ルート 数学編 2/2」になります。

 

 

紹介動画:武田塾

■2024年 武田塾参考書ルート 数学編■

 数学は苦手な人が多い科目ですね。

 半分くらいの高校生・・・いや もっと多くの受験生が苦手なんのではないかと・・・

 「参考書で本当に成績が上がるの?」・・・ってみんな思っていると思うのですが・・・成績は上がります! 

 今から紹介する参考書・・・特に「数学」が苦手な人に届いて欲しい参考書がたくさんあるので・・・これらの参考書を極めて・・・ガンガン成績を上げて下さい・・・ 

 

 まずは参考書ルートの基本的な構成から話をしていきます。

 今回の参考書ルートから「基礎徹底レベル」というのを設けました。

 これは学校の定期テストも結構 キツいです・・・大変です・・・という人に向けた・・・定期テスト対策レベルと思ってもらえればいいと思いますが・・・「基礎徹底レベル」を設けました。

 普通に入れる人は「日大レベル」から・・・多くの人は「日大レベル」からで大丈夫かな思っていますが・・・「日大レベル」から取り組んで下さい。

 「日大レベル」の後は「MARCHレベル」と「地方国公立レベル」・・・

 その後は「早慶レベル」と「旧帝レベル」という形で順番に参考書ルートを進んでくれたらと思います。

 

  ◇ 武田塾の参考書ルートの構成 ◇ 

   「基礎徹底レベル」 

      ↓

   「日大レベル」 

      ↓

    <私立の場合>

     「MARCHレベル」   → 「早慶レベル」

    <国公立の場合> 

     「地方国公立レベル」 → 「旧帝レベル」

 

 この動画では前半で文系・・・後半で理系について話していきますが・・・「日大レベル」までは使う参考書のシリーズは同じです・・・文系・理系共に・・・理系の人も前半を特に聞いて下さい。

 「MARCH・地方国公立レベル」以降の文系・理系の使う参考書が変わるので理系の人はそこを飛ばして・・・理系の部分を聞いて下さい。

 

 まず、「基礎徹底レベル」!

基礎徹底レベル

 対象者は、「定期テストが赤点を彷徨っています」みたいな・・・定期テストが平均点に届かない・・・とか・・・という人たちがやって欲しいレベルになります。

 「基本的な問題から心配です」・・・「まずは公式から覚えましょう!」とか「学校の授業についていきのがキツいです」みたいな人に是非 やって欲しいです。

 「日大レベル」で『入門問題精講』シリーズ、『基礎問題精講』シリーズ・・・とてもオススメの参考書なので後で紹介します。

 この『入門問題精講』『基礎問題精講』を見てよくわからない人に・・・特に取り組んで欲しいレベルになります。

 最初に使う参考書は、

  ・『やさしい中学数学

  ・『やさしい高校数学 Ⅰ・A

  ・『高校これでわかる問題集 Ⅰ+A

 

 

 中学範囲もやっておいた方が無難です。

 学校の定期テストで躓く人は、数学が昔から苦手だった人が多い・・・と思うんですよ。今回は中学レベルですが・・・小学校レベルから復習をしないといけない人もいると思うので・・・そういう人は小学校レベルからやって欲しいのですが・・・ 

 『やさしい中学数学』の良いところは・・・中学3年間の「数学」を一冊で復習できるという点ですね。

 3年分だとかなりの量に見えますが、そこまでかからずササッとできる・・・

 目安は3週間くらいあれば・・・十分 3年間の勉強を復習することができるので・・・高校受験のときに「数学」が苦手だったなという人は必ず復習しておいて欲しいなと思います。

 「英語」や「数学」のような積み上げの教科土台がヤバかったら、まずはそこからやっていくことを・・・無理せず苦手な人はやって欲しい。

 

 ここで次に高校の内容に入っていきますが・・・『やさしい高校数学』と『高校これでわかる問題集』を並行して勉強していきます。セットで使います。

 『やさしい高校数学』がとても解説がわかりやすい参考書です。

 『やさしい高校数学』は全数学嫌いに知って欲しい・・・解説がとても丁寧な参考書です。

 「学校の先生が何を言っているのかわからなかった」とか「聞いたけど忘れた」とか「まだ習っていないです」・・・そういうレベルでもこれを読めば・・・最初の新しい単元の理解もできる。

 「数学Ⅰ・A」で”二次関数”という分野があります・・・”二次関数”とは、そもそもこういうのだよっていう説明も載っているし・・・問題一問一問の解説もすごく丁寧で・・・ここからここへの式変形はこういう意図で式変形しているんだよ・・・とか・・・”二次関数”のグラフとかも・・・こんな風にグラフを考えようね・・・とか・・・余すことなく・・・疑問が出ないように・・・丁寧に説明してくれている参考書が『やさしい高校数学』なので・・・これで一問一問 理解して・・・問題を解いていきましょう・・・ 

 武田塾の「数学」の勉強で一番大事なのは・・・間違えた問題をちゃんと、その場で、できるまでやる・・・全問正解するまでやるというのがポイントなので・・・『やさしい高校数学』も一問一問 読んで終わりではなく・・・ひたすらできるまで繰り返して下さい

 

 『やさしい高校数学』で解き方をマスターしました・・・そしたら『これでわかる問題集』にチャレンジして・・・『やさしい高校数学』と『これでわかる問題集』を分野ごとに並行して勉強する

 『やさしい高校数学』で”二次関数”を学んで・・・その後『これでわかる問題集』で”二次関数”の部分を解く・・・というやり方なんですが・・・ 

 

 『これでわかる問題集』の役割は何かと言うと・・・数学が苦手な人はある程度 量をやらないとダメだと思っています。パターン化するまである程度 同じレベル帯で演習したい。

 『やさしい高校数学』もこれから「日大レベル」で登場する『入門問題精講』『基礎問題精講』もある程度 凝縮している。良くも悪くも・・・凝縮してあると苦手な人でも短時間でコンパクトに押さえられる。苦手な人からしたら経験して覚えたい・・・色々なパターンを解きまくって・・・・手で覚えるみたいなところが・・・苦手な人たちにはあると思もうので・・・この経験値を積めるのが『これでわかる問題集』なのです。

 参考書の中身は完全にドリルみたいになっているます。難しい問題は省いてあります。学校の教科書傍用の『4STEP』や『サクシード』は意外と難しい問題が載っている。難しい参考書はやらなくて良い。

 『これでわかる問題集』は基礎の・・・絶対に押さえて欲しい問題を・・・何パターンか実際に演習できるようになっているので・・・『やさしい高校数学』で・・・わかりやすい解説で解き方を身に付けました・・・『これでわかる問題集』で何度も何度も問題を解いて身につける・・・手が覚えた、みたいな・・・そういう形で”二次関数”を征服して・・・そうしたら次に”三角比”を征服して・・・というように分野ごとに進めていってもらえたら・・・苦手な人でも「数学」が身につく・・・という設計になっています。

 

 定期テストでも全く同じ問題ではない可能性があるので・・・ある程度 どんなパターンでも・・・同じ単元のものであれば解ける状態にできると・・・『やさしい高校数学』だけよりは実力がつく・・・ 

 定期テストの範囲とか・・・これからこの動画を見てくれている高1・2生が・・・「今週はこの範囲が定期テストだ」というのが決まっていたら・・・『やさしい高校数学』『これでわかる問題集』を勉強すれば・・・平均点くらいは届くんじゃないかな・・・と思います。

 差を分ける一問などは・・・『青チャート』や『サクシード』など学校配布の問題集に載っていると思いますが・・・平均点を取るために押さえておかなければならない基礎は身につく。これを分野ごとに進めていく

 

 ここまでが「基礎徹底レベル」でした。

 

 次は「日大レベル」を話します。

日大レベル

 「日大レベル」をやる基準としては・・・進研模試などで偏差値が50以上で・・・学校の定期テストは平均点以上は取れていますよ・・・という人は・・・「日大レベル」から いきなり取り組んでもらって大丈夫です。

 「日大レベル」で使う主な参考書としては・・・ 

  ・『数学Ⅰ・A 入門問題精講』 

  ・『数学Ⅱ・B 入門問題精講

  ・『数学Ⅰ・A 基礎問題精講

  ・『数学Ⅱ・B 基礎問題精講』 

  ・『ドラゴン桜式 数学力ドリル Ⅰ・A

  ・『ドラゴン桜式 数学力ドリル Ⅱ・B・C

  ・『坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本

  ・『大学入試数学 落とせない 必須101題 スタンダードレベル

  (理系の人)

  ・『数学Ⅲ・C 入門問題精講

  ・『数学Ⅲ・C 基礎問題精講

 

 分野ごとに『入門精講』と『基礎問精講』と使っていく形になります。

 その後に計算で『ドラゴン桜式 数学力ドリル』を計算練習として使っていく・・・「Ⅰ・A」なら「Ⅰ・A」、「Ⅱ・B」なら「Ⅱ・B」と・・・タイミングを合わせて使っていく形になります。

 新課程の兼ね合いで・・・『坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本』を『入門精講 Ⅱ・B』のあとにやることを・・・”ベクトル”が苦手な人に推奨しています。『入門精講 Ⅱ・B』はベクトルがない。

 『入門精講 Ⅱ・B』+『ベクトル』が終わった段階で『大学入試数学 落とせない 必須101題 スタンダードレベル』をやるようになっている・・・『基礎問精講』レベルの内容のアウトプットの目的で入れています。文系の人はここで一旦終了

 理系の人は『数学Ⅲ・C 入門問題精講』『数学Ⅲ・C 基礎問題精講』・・・という形で進んでいきます。

 

  ◇ 文系数学の場合 ◇ 

    『数学Ⅰ・A 入門問題精講』+ 『数学Ⅰ・A 基礎問題精講』

     + 『ドラゴン桜式 数学力ドリル Ⅰ・A』

    を並行して勉強する 

    『数学Ⅱ・B 入門問題精講』+ 『数学Ⅱ・B 基礎問題精講』

     + 『ドラゴン桜式 数学力ドリル Ⅱ・B・C』

     (+『坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本』)

    を並行して勉強する 

 

  ◇ 理系数学の場合 ◇ 

    文系数学 + 『数学 Ⅲ・C 入門問題精講』(『坂田』は必要ない) 

           +『数学Ⅲ・C 基礎問題精講』

           + 『ドラゴン桜式 数学力ドリル Ⅲ』

 

 『入門問題精講』からどんな参考書か話していきます。

 ”教科書の例題レベル”を取り扱った参考書。

 各テーマの最初に、テーマの概念から教えてくれて・・・問題・解説を繰り返して進んでいく構成。

 数学の本質が身につく参考書。

 数学が苦手な人が絶対に押さえていなければならないこと・・・わかっていなければならないことを解説してくれているので・・・丸暗記になりづらい。学校の授業でこの問題のパターンとこの問題のパターンと・・・パターン・パターン・パターンになって・・・「結局 何をやっているんだっけ?」が抜けがちな人は・・・まずはここから入ってもらうと整理がされやすい。

 「数学」を今後 上のレベルまで・・・力を伸ばしていこうと思ったときに・・・表面的な理解では先で躓く

 『入門問題精講』は文字が多いので・・・見ると「うわぁ!」となりやすいと思います・・・「数学」が苦手な人からすると・・・しかし、一つ一つ読み解いていくと・・・とてもわかりやすく説明されているので・・・「読む」ということから逃げなければ・・・理解できる内容になっている。

 ちゃんとこの分野・単元はこういうことがポイント・・・重要なところを解説しているので・・・それをわかった状態で問題を解くことが重要! 

 よく例に挙げるのが・・・「数学Ⅰ・A」の”場合の数”のところで・・・順列(nPr)の考え方と・・・組合せ(nCr)という考え方がありますが・・・「数学」が苦手な人は・・・「これはどっちだっけ?」とこんがらがって・・・・逆で考えてしまったりして・・・結果 計算を間違えてしまう。『基礎問題精講』ではよくある話。

 『入門問題精講』では・・・こういうときは順列Pで考え・・・こういうときは組合せCで考える・・・そもそも”場合の数”はこういう考え方だよ・・そもそも”確率”はこういう考え方だよ・・・という風に考え方から説明されているので・・・「なるほど!」「”場合の数”は「こういう考え方なのか!」「順列はこういう風に考えるのか!」「組合せはこういう風に考えるのか!」「じゃあ 実際に問題を解いてみよう!」「これはこういう場面だから絶対に順列だよね」「これはこういう場面だから絶対に組合せだよね」・・・とわかった状態で一問一問 解いていくのが『入門問題精講』です。

 次にやる『基礎問題精講』は・・・その考え方の説明は省略されている。学校の授業にある程度 ついて行けている・・・定期テストであれば ある程度 点数が取れている人向けの参考書なので・・・そういう考え方が省略されているので・・・『入門問題精講』の役割は大事

 『入門問題精講』は、その考え方を学ぶ意味で取組んでもらうと・・・効果を発揮すると思っています。

 単元理解をしっかりした上で・・・”基礎 of 基礎”の問題を『入門問題精講』で扱った後に・・・ある程度 本格的な問題に『基礎問題精講』で入り・・・定着を狙う

 

 次に『基礎問題精講』ですが・・・ 

 『基礎問題精講』を知らない人は・・・絶対に知って欲しい参考書です。

 武田塾チャンネルの枠では『基礎問題精講』をたくさん紹介していますが・・・『基礎問題精講』の話を年間千回していますが・・・学校で使用する問題集は『青チャート』『Focus Gold』、『4STEP』『サクシード』『3TRIAL』『4プロセス』など色々な教科書傍用問題集が配られていると思うが・・・武田塾ではそれらの問題集を勉強することを・・・絶対にやめた方が良いという話を・・・武田塾の面談では毎回しています・・・「数学」が苦手な人は・・・。偏差値が70以上の人は何を使っても良い!

 だけど偏差値が70未満の人は危険です。黙って『入門問題精講』『基礎問題精講』・・・行ける人は『基礎問題精講』からでも良いが・・・『問題精講』シリーズをとにかく使って欲しい・・・と思っています。

 なぜかと言うと・・・学校で配られる問題集(『青チャート』『Focus Gold』)は量が多すぎる。分厚い・辞書みたいな量を・・・一体 何人の人が仕上げられるのか・・・挫折率が高い

 高田先生は塾で働いているので色々な失敗してきた人をたくさん見ている。みんなは受験が初めてなので「大丈夫でしょ!」「いけるでしょ!」と思うかも知れないが・・・あの量は仕上げられないですよ・・・ 

 武田塾は復習に力を入れている。1周しただけでは力は付かない。何周も繰り返して・・・同じ問題を・・・できなかった問題を・・・できるまで復習を繰り返してやっていくから・・・「数学」は成績が伸びる。

 あれだけ分厚い参考書(『青チャート』『Focus Gold』)を何周もできる受験生がどこにいる!どんだけ時間があるんだ!基本的に終わらないと思うので・・・薄い一冊『基礎問題精講』をちゃんと仕上げた方が成績は伸びるぞ・・・という話をしています。

 『4STEP』『サクシード』などはさらに最悪。解答・解説がほとんどない。解答・解説が詳しくない問題集で勉強すると疑問点が沸きすぎて、「数学」の勉強が詰まります。そういう意味でもオススメではない。

 『入門問題精講』の「しっかりと単元の本質を捉えようね」とは逆の勉強になってしまう・・・表面だけ・・・パターン・パターン・パターン・・・みたいになりやすいので・・・使い方もその辺を理解した上で・・・ある程度 実力が付いた上での計算問題集として使う・・・みたいな役割の問題集かなと思います。

 『基礎問題精講』はそういう意味で・・・まず良いところを言うと量がコンパクトです。『チャート』や『Focus Gold』の1/3くらい・・・さらに解説も詳しい・・・ということろが『基礎問題精講』のオススメポイントです。

 同じように『基礎問題精講』は・・・役割としてはインプットの参考書なので・・・一問一問 ちゃんと「解き方」を覚えていく・・・理解しながら覚えていく・・・という使い方をして欲しいと思います。

 初見で考えすぎる人がいますが・・・考えなくて大丈夫です・・・絶対に「解き方」は思いつかないので・・・。2~3分考えてわからなければ・・・すぐに解答・解説を見てもOKです。解答・解説を読んで理解してください・・・「解き方」を理解して下さい。解答・解説を閉じて・・・もう一度 解いて・・・解答・解説を再現できるように問題を解いて下さい。再現できたら・・・その問題はクリアです。

 

  ◇ 『基礎問題精講』の進め方 ◇ 

    2~3分考えてわからなければ解答・解説を見る 

       ↓ 

    解答・解説を読んで理解する 

       ↓ 

    解答・解説を閉じて解答・解説を再現する 

       ↓ 

    再現できたらクリア 

    * やるのは例題のみ 演習問題は飛ばして良い

 

 必ず正解できるだけではなく・・・どうやってその「解き方」を思いついたのか・・・「解き方」の説明までできるようになって欲しいのです。与えられた「問題文の情報」から・・・その「問題文の情報」をヒントに・・・”問題文にこう書いてある”から・・・”この考え方”が使えるとか・・・”この解き方”が使える・・・だから”答えがこれ”になると・・・”解答の一行目”とかを・・・なぜその”やり方”が思いついたのか?・・・”解答の方針”が言えるようにする・・・説明できるようにする・・・ということにこだわって・・・『問題精講』シリーズを進めて欲しいです。

 これをパターンで覚えてしまえば・・・模試では使えない。『基礎問題精講』の問題が解けるだけでは意味がないので・・・実際に模試とか過去問とか入試問題とか・・・初見の問題で使えるようになりたいわけで・・・『基礎問題精講』で技を盗んでいく

 「こういう問題文」「こういうヒント」が与えられたとき・・・「こういう条件」のときは「この解き方」が使えるんだ・・・「違う条件」「違う場面」のときには「この解き方」が使えるんだ・・・という風に「使う場面・状況」と「解き方」をセットで覚えないと・・・新しい問題だと使えないので・・・ちゃんと『基礎問題精講』では・・・入試問題・・・初見の問題のときに・・・何をヒントにして「この解き方」を使うのか・・・というところを絶対に押さえて欲しいと思います。

 「なぜか」を理解した上で・・・濃い一問を・・・絞った数でやる・・・というところで・・・初見の問題でも効果が出やすいのが『基礎問題精講』です。

 繰り返しになりますが・・・間違えた問題は・・・全問正解するまでやる・・・武田塾の他の動画でも繰り返し話していますが・・・4日進んで2日復習のペースを・・・1週間で3回繰り返す・・・特にこの動画(「参考書一冊を最速で完璧にする勉強方法を徹底解説」)で詳しく話しているので・・・復習法とかが定まっていない人は是非 見て下さい。

 

 先ほど話したように「解き方」を説明できるようになる

 この3点を守ってもらえたら「数学」の基礎はかなり力がつきます

 

 同時にやって欲しい参考書として『ドラゴン桜式 数学力ドリル』がオススメたという話をしました。

 『ドラゴン桜式 数学力ドリル』は新登場です。

 計算練習用として使って欲しい参考書になります。

 『基礎問題精講』はコンパクトな量で・・・短期間で仕上がるので・・・かなりオススメですが・・・計算量や演習量が不足してしまうという欠点があります。

 当たり前のようにできて欲しい”公式の計算”などは・・・この『ドラゴン桜式 数学力ドリル』で・・・一杯 解きまくって身につけて欲しいです。

 他の参考書だと・・・『合格る計算』シリーズとか・・・『最速計算』シリーズなど良い参考書もありますが・・・『合格る計算』は計算が複雑すぎて・・・「実際の入試ではこんな複雑な計算は出ない!」だろ・・・といレベルのものが入っていたり・・・計算テクニックに寄っていたりするので・・・純粋に・・・たくさん公式を使う練習をしたいというのであれば『ドラゴン桜式 数学力ドリル』がベストな量になっていて・・・良いだろうということになり採用しました。

 どの単元の計算が遅い人が多いですかね?・・・sinθ・ cosθ・ tanθ で計算につまづく人が多いと思いますし・・・「数学Ⅱ・B」で言うと・・・Σ(シグマ)の計算とか・・・指数・対数(log)の計算とか・・・複雑に感じる人が多いと思うので・・・たくさん解くことでそれを当たり前にできるようにする・・・。問題が難しくなると「この sinθ・ cosθ どうやって変換するんだっけ?」「log はどうするのだっけ?」「Σ はどう計算するのだっけ?」・・・そこで止まっている時間はない。

 難関大を目指す人は・・・その辺の計算が当たり前のように・・・”秒でできる”ようにならないといけないので・・・”秒でできる”ようになるためのトレーニングを『ドラゴン桜式 数学力ドリル』で身につけて欲しい。

 計算力をしっかりと準備しておかないと戦えないです。

 『ドラゴン桜式 数学力ドリル』はコンパクトな量にまとまっているので・・・そこが一番の推しポイントなのですが・・・もっと演習量を確保したい人は・・・学校で配られている傍用問題集・・・『サクシード』や『4STEP』などを使ってもらってもいいですし・・・計算力をさらに磨きをかけたい人は、『合格る計算』シリーズか『最速計算』シリーズを使ってもらうのも良い。苦手な人に合わせて『ドラゴン桜式 数学力ドリル』を採用している。

 

 『入門問題精講 Ⅰ・A』『基礎問題精講 Ⅰ・A』『入門問題精講 Ⅱ・B』『基礎問題精講 Ⅱ・B』と進めてきました。

 『基礎問題精講 Ⅱ・B』の範囲の中に”ベクトル”の範囲のみないので・・・”ベクトル”は「数学C」の内容になるので・・・『基礎問題精講 Ⅱ・B』が『基礎問題精講 Ⅱ・B + ベクトル』という構成に新課程からなっているので・・・『基礎問題精講 Ⅱ・B』の前に”ベクトル”が心配な人は『坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本』を加えて下さい。『基礎問題精講』からある程度 入試レベルまで”ベクトル”の根本を教えてくれる参考書になっているので・・・”ベクトル”の理解をしっかりと深めたい人は『坂田アキラのベクトルが面白いほどわかる本』をやってください。無くても『基礎問題精講』の”ベクトル”で十分いける人は・・・いきなり『基礎問題精講』の”ベクトル”でも良いと思います。

 

 あと、もう一冊は『大学入試数学 落とせない 必須101題 スタンダードレベル』を使っていきます。

 こちらも新登場です。

 この参考書は書いてある通り101題で・・・「数学Ⅰ・A / Ⅱ・B」の重要な問題・・・日東駒専レベルの問題を合わせて・・・101題にまとめた参考書になっています。

 『必須101題』は『基礎問題精講』と一緒に勉強するのがベストだと思っていて・・・『基礎問題精講』は先ほども言ったように・・・ちゃんと身につけるのが難しい参考書です。他の参考書と比べるととても良い参考書ですが・・・「数学」の勉強の仕方自体が難しいです。アウトプットを・・・数字や文章が変わっても・・・上手くアウトプットしないといけないわけです。”その問題”は解けるようになりやすいが・・・他の問題に・・・ちゃんと応用できるだけの力がついているのか・・・確かめるための参考書として『大学入試数学 落とせない 必須101題 スタンダードレベル』を勉強して欲しい。

 『基礎問題精講』レベルの問題の”形が変わった版”がちゃんと解けますか?という参考書です。

 『必須101題』の・・・初見正答率が7割を超えていたら・・・まあまあ『基礎問題精講』の内容が身についていたという判定になります。もし7割を下回って・・・3~4割くらいしかできなかったら・・・『基礎問題精講』の使い方が間違えている可能性が高いです。『基礎問題精講』を丸暗記して・・・全然 理解できていない・・・「”二次関数”のことは全然わからないけど、とりあえず覚えました」・・・「一言一句 覚えました」みたいな・・・そういう感じでは『必須101題』で初見の問題を「解いてみて」と言われると困るわけです。

 実力チェック的な一冊として使って欲しいです。『基礎問題精講』をインプットとするならば・・・『必須101題』はアウトプットの参考書です。ちゃんと実力がついているのか確認して・・・「日大レベル」を終えましょうという一冊になっています。

 大事なのは『必須101題』で正答率が低かった時・・・「もう 終わりだー!」って・・・「数学は諦めなさい」・・・そんな話はしません。

 『必須101題』で仮に正答率が4割だったとします。解けなければならないもの・・・落としているもの・・・まず分野を確かめます。どの分野が落としている割合が高いですか?・・・分野によって偏りがありますか? 

 もし分野によって偏りがある場合は『入門問題精講』『基礎問題精講』のその分野を復習した方が良いです。復習して明らかに理解不足なところがあれば・・・そこを理解し直した状態でリベンジして欲しいです。可能であれば・・・落としている分野の例題をもう一度 解き直して・・・できたら演習問題まで解いて欲しいです。例題の下にある演習問題まで解けるようになっていたら・・・ある程度 穴は埋まるんじゃないかなと思います。

 『必須101題』で苦手な分野を見つけて・・・その分野を『入門問題精講』『基礎問題精講』で復習して・・・『基礎問題精講』の演習問題までやれば苦手な穴は埋まるだろう・・・ 

 それでも心配な場合は・・・学校で配られている『青チャート』や『Focus Gold』などの類題を潰していって・・・穴が埋まるまでじっくりやって欲しいです。

 

 以上が「日大レベル」でした。

 

 理系の人向けにも話しておくと・・・「数学Ⅰ・A / Ⅱ・B」がまず・・・ちゃんと正しいやり方で・・・初見の問題もアウトプットできる力がついていないと・・・「数学Ⅲ・C」はもっと難易度が上がります。

 「数学Ⅰ・A / Ⅱ・B」の段階で・・・まず『必須101題』を解いて欲しい。実力試し的な立ち位置になります。

 クリアした状態で「数学Ⅲ・C」の勉強に入らないと・・・「数学Ⅲ・C」に入ってから・・・「数学Ⅲ・C」が終わった段階で「勉強のやり方を間違えているよ!」みたいな・・・「それ 数学を丸暗記だね」みたいな・・・「理解しながら全然 解いていないね」みたいな・・・「イチから全部やり直し!」になってしまう。

 「数学Ⅰ・A / Ⅱ・B」が終わった段階で『必須101題』をやってもらえたらと思っています。

 

 今回「日大レベル」全体を通しての進め方なのですが・・・『入門問題精講 Ⅰ・A 』『基礎問題精講 Ⅰ・A』、『入門問題精講 Ⅱ・B』『基礎問題精講 Ⅱ・B』、『入門問題精講 Ⅲ・C』『基礎問題精講 Ⅲ・C』・・・で『基礎問題精講 Ⅱ・B』が終わったら『必須101題』を入れようね・・・とか・・・『入門問題精講 Ⅱ・B』が終わったら『ベクトル坂田』を入れようね・・・とか・・・話しましたが・・・さらに細かく進めていくやり方も高1・高2生はありだと思っています。

 「基礎徹底レベル」だと分野ごと・単元ごとに話をしていきました。ある程度 できる人向けの進め方で・・・高1・高2生とかは・・・単元ごとに『入門問題精講』『基礎問題精講』を勉強した方が良い。

  例)”数と式” 『入門』 → 『基礎問』

    ”二次関数”『入門』 → 『基礎問』

    * 基本的には”例題”のみ、”演習問題”はやらなくて良い 

      ただ”例題”だけで不安な場合は”演習問題”を解くことを推奨 

 単元ごとに細かく進めることで、定着度を確認しながら進めることができる。高1・高2生はそのやり方をオススメしたいなと思います。

 ある程度 学校の進度を踏まえながら・・・今 取組むべき単元を横断して勉強するイメージ・・・ 

 ただ『入門問題精講』と『基礎問題精講』の章が食い違っていたりするので・・・上手く対応してもらえたらと思います。

 

 以上が「日大レベル」でした。

 実力試しのために日東駒専の「過去問」を解いてみて・・・ちゃんと力がついているか確認しながら次のレベルに進んでもらえたらと思います。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

 

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