朝食後の確か10時くらいから山を降り始めます。
登りとは違うルートで7kmの下りです。
後半が急な下り坂や階段が多かったので膝がかなり痛くなりました。
お昼くらいには麓について、そこからジープで麓のお世話になっているアシュラムに戻ります。
ただ、昨日からクリヤヨガの伝授式がこのアシュラムで始まっていて部屋が空いていなかったのですが
アシュラムの持ち主の聖者が明後日に帰って来るので特別にその聖者の部屋で泊まらせて頂くことになりました。
1階の聖者の部屋は女性に使って頂いて、2階の物置部屋を私が使いました。
ただ、普通は絶対に聖者の部屋は使わせないんです。
これだけは絶対で!
まず、持ち主の聖者以外が使うことによって、その部屋のエネルギーが変わります。
変わるというより聖者にしたらエネルギーを壊されると言っていいと思います。
昔、違うアシュラムですが
アシュラムに洗濯機があり、使って良いか?尋ねると使って良いということだったので使うと
2台あった洗濯機の1台は聖者専用機だったらしく叱られたことがあります。
他のアシュラムでも、聖者の部屋どころか絶対に部屋の中を見せずに外出時には、必ず部屋に施錠する聖者もいました。
でも、これが普通で今回も聖者に聞いていたら絶対ダメだったと思うのですがマネージャーの計らいで使わせて頂きました。
最後にここに宿泊できるだけでも良かったのですが
この部屋には、聖者専用の特別な瞑想ルームがあるのです。
この瞑想ルームがとてつもなく良かったです。
最後の最後で祝福を頂いたというくらい良かったです。
小さい一畳ないくらいの部屋にシルディ・サイババの石像があるだけなのですが
このシルディ・サイババ像が愛に溢れているのです。
この前に座るだけでシルディ・サイババの愛に満たされるのです。
やはり、最終的に神や聖者と繋がるには、どんなマントラやヨガのテクニックや呼吸法、アサナよりも『愛』だけがカギだと改めて教えられたと思います。
話しは変わりますがこの日アシュラムでクリヤヨガの伝授される方々がサットサングをされていて私たちも出席します。
このサットサングでは、ラヒリ・マハサヤの系統のクリヤヨガのことや
パタンジャリの『ヨーガスートラ』の解説もあって、その中でパタンジャリが説いている『5つの段階のサマーディ』というのがあり
その5つのサマーディのうち、4つ目の『アスミダ・サマーディ』というのが、心を静止させるサマーディとということで、今の自分のサマーディの段階は、このアスミダ・サマーディということが理解できました。
翌日は、またタクシードライバーのラジューに迎えに来てもらって色々観光しながら帰路につきます。
これでヒマラヤの旅は終わりたいと思います。