小・中・高校生の皆様、保護者の皆様、こんにちは。
ライズ学院の梶原です。
今回は、試験会場、しかも本番の入試会場で役立つ、英語長文問題の読解テクニックをシェアします。
高校、特に大学入試において長文読解の配点は高いもの。
ここを逃しては合格には及ばないのはお分かりの通り。
一生懸命に英単語を暗記して、長文読解の訓練を繰り返してきたのにどうしてもこの単語の意味が分からない！というピンチに役立つメソッドです。
１つは、推測読み。
文脈から判断してその単語の意味を推測するわけだ。
まあ、これは特別なメソッドというわけではなく、合格するような受験生なら全員がやっていることだろう。
逆に、受験勉強は、この推測読みの訓練をしておくと合格率が高まるというものだ。
２つはかなりのチートを利かせる方法。
これが今回の骨子となるワケ。
では、どんなチートかということを公開しよう。
例えば、こんな英文が出題されたとする。
Uneｍployment is not spread evenly through Britain. Some parts of the country , especially in the south
have no experienced of unemployment.
ここで spread の意味が分からなかったとする。
さあ、アナタならどうする？
白紙で出したら恐らく不合格になる。
なんとかしなければ、こんな状況設定だ。
こんな時は思い切ってチートを使う。
「次の文の動詞の意味を当てはめて訳してみる」
最強のチートだ。
でも、ここは地獄に仏の気持ちで使ってしまうのだ。
次の文の動詞は have no experienced だから「経験してこなかった」みたいな感じでいい。
ここで注意なのだが、分からない単語は spread だが、どうやらこれは is not spread で文法的にひとかたまりのようなので、動詞は is not spread ひとかたまりで捉えること。
第１文の is not spread を第２文の have no experienced（経験していない）を押し込んで訳してみると
「失業は、イギリス中に均一に経験していない。ある地域、特に南部においては失業の経験はない」
と訳せる。
これは例題なので簡単かもしれなかったが、spread の意味は「広がる」である。
どうだろうか？
「広がる」が分からなくても「経験する」で訳しても文意は大して崩れないのがお分かりだろうか？
私の言っていることがお分かりにならなければ何度か例文を訳してみて欲しい。
「失業が広がらない」を「失業は経験していない」と訳したところで読解に支障は来さないことがお分かりだろう。
そういう事なんですよ。
「知らないから分からない」というスタンスで勉強していても頭はよくならない。
大きな枠組みで、どことどこがつながりがあるのか、共通しているのかを掴めば、問題のボトルネックを掴んだのと同じ。
土壇場で分からなくなったらこんな風に回避してみるのも一手であることを覚えておこう。
今回のTIP！
「チートは使いこなすべし。お利口さんの勉強法では太刀打ちできないこともあることを覚えておこう」
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